秋田花まるっグリーン・ツーリズム推進協議会ブログ

若者会議in三種 第一回


若者会議とは、「地域の若者が集まり、地域の現状について 意見を出し、
目指す地域の理想像について話し合うワークショップ(4回)を行い、
話し合ったテーマに沿って実践行動(1回)をするというもの」です。
今回、三種町を会場に行われた若者会議の第一回に参加してきました。

■房住山について学ぶ
 
第一回の5月30日は地域の現状を知る一回目。
上岩川地区を訪れた一行は山開きでにぎわう房住山で、
地元の方に房住山についてのお話を伺いました。
房住山は、三種町琴丘から能代市二ツ井にまたがる標高409.2mの山で、
そのむかしは修験者が住み着いた「坊住山」とも呼ばれて、
修験の山、信仰の対象とされてきた山だそうです。
この日は時間の都合でお話しを伺うだけでしたが、次回はぜひ登山をしてみたいなと思いました。
また違う目線で地元について考えることができるのではないでしょうか。

■空家の見学

房住山をバスで下りた後は、上岩川の集落内を散策。
NPO一里塚の清水理事長の案内で集落内の空家を見学し、その現状を説明していただきました。
三種町琴丘上岩川地区は、いわゆる「限界集落」とされる地区で、
近年高齢化などで土地を離れる人が増加。空家が目立っています。
その中で、1年前から住民不在となった築120年から130年の立派な茅葺民家を訪ねました。

 
偶然にも持ち主である女性にお会いすることができました。
維持が大変なことなどから住むのをやめてしまったそうですが
それでも晴れた日などは風を通して痛まないように管理しているそうです。
つい最近まで人が住んでいたことに加え今も丁寧に管理されていることで
この茅葺民家は本当にキレイな状態で建っていました。
しかし、みなさんも十分にご承知の通り、家は住民が居ないとたちまちに痛んでしまいます。
行政や地域住民が管理し活用しながら残していくのには十分価値のある建物だと思います。
廃れてしまうにはもったいないです。

■じゅんさいの摘み取りを体験


その後、バスで三種町山本地区に移動し、
一里塚メンバーの笹村さんのじゅんさい沼でじゅんさいの摘み取りを体験。

 
そして、同じく一里塚「たまりバーズ」の3人のお母さんが作ってくれたじゅんさい鍋を昼食で御馳走になりました。
「たまりバーズ」は、NPO一里塚を通じて三種町にUターンしてきたご夫婦の奥さまの集まりで
仲間同士で情報交換や交流を通じて助け合っているのだそうです。

 
JAやまもと青年部の男性は、
「三種に住んで30年近くたつが、上岩川もじゅんさい沼も初めてだった。
自分はこれまで何をしていたんだろうと思う(笑)。」

また県立大学1年の女子学生は
「いいところ、悪いところを知り、どうしたらいいのかを今後考えていきたい。」と感想を述べました。
主催した秋田県北NPO支援センターの藤森さんは「ここに参加した人から発信して、
地域の他の若者を巻き込んだ動きを起こすきっかけにしてほしいと思います。」
と話し、
合わせて次回以降の参加を促していました。わたしも若者会議は初めての参加でしたが、
もっと地元の若者がたくさん参加してくれるといいのになと思いました。
次回以降、多くの若者が三種の将来について話し合う場面をみたいと思います。
                                   県北担当 やっつ

2010年6月3日23:18 | 県北情報 | Trackbacks (0)

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