秋田花まるっグリーン・ツーリズム推進協議会ブログ

遊びの達人 かすがさんと行く その1~夏休み編~

学生時代のなが~い夏休みが懐かしい、県北担当のやっつです。
さて、それでもやっぱり夏を満喫したい!ということで、
新コーナー「遊びの達人 かすがさんと行く」がスタートです!
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なんでも買えて、どこにでも行けるこの時代。
でも、ふと自分の足元を見れば、遊び道具になる木も葉も土も水もたくさんある。
幼い頃、空を見て一日中ぼーっと過ごしたり、トンボが怖くてなかなか掴めなかった
あの時(今もムリ)を思い出して、「遊び」を再発見するのがテーマです。


ご指南いただくのは、
県山本地域振興局 森づくり課の
春日進さん
北秋田市阿仁のご出身の春日さんは、
小さい頃から山で遊ぶ毎日の中で、
たくさんの「遊び方」を身に付けた
いわば「遊びの達人」。
「人類が滅んでも生きていける。」と
周囲から絶賛される春日さんの
遊びの知恵と技を学びます。
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■松橋さんの森最初に連れて行ってもらったのは、八峰町八森の山の中。
うっそうと茂った森の中にログハウスが4棟建っています。


これをたったひとりで創り上げたのが、松橋信夫さん
森が好きで木が好きで、
木をみるとこれは何になるかな?と
ワクワクするという松橋さん。
ログハウスから展望台、靴べらまで
いろんな「木遊び」を楽しんでいます。


5haはあるという広大な森。ここにおよそ80種類の木が植わっています。
(松橋さんが作った展望台からの眺め)


松橋さんが木を植えだしたのは、
今から20程前のこと。
もともとの松橋家の持ち山に合わせ、
周囲を少し買い足しました。
竹やぶだった場所を切り開き、
コハゼやヤマボウシなど
多種多様の木を植え、
中でもイチョウの木は
800本を超えるといいます。


木が好きで始めた自分だけの森づくり。
しかし、いつしかこの森は
「人のための」森になりました。
「この森は孫のためだろうな。
今年小学2年になるんだ。
それから、
自分ではなかなか山や森に行けない
身体の不自由な人のため。
まだまだ木は小さいけど、
遠くに行かなくても身近なところで
森を感じてもらいたいんだよな。」
今年、松橋さんは森の片隅に2人目の孫の誕生の記念として、アンズの木を植えました。
■八森の夏といえば…


この日天気がよければ外でバーベキューを!と考えていた、達人 かすがさん。
あいにくの雨でしたが、松橋さんのログハウスの中に大きな囲炉裏があるのを発見!
ここ使っていいよ、の優しい言葉に甘えて、ここでお昼ご飯となりました。


食料は、地元八森の「斉藤食品」という
鮮魚も扱うお惣菜屋さんで調達。
サザエがひとつ100円ほど!
安いでしょ。
隣には食堂もあり、
とっても新鮮で美味しい定食を
頂くことができます。


さすが達人。
炭の火起こしもお手のもの。
早い早い!
強力なバーナーではなく
カンナくずや木くずを使って、
これほど早く火がつくとは。
同行していただいた、
白神森林組合の佐々木さんが
思わず「かすがさん、すげ?。」と
感嘆の声を漏らすありさまです。
あっという間に火が付きました。


そして…夏の八森。
食べるものといったら、これしかない!
岩カキにサザエにホ・タ・テ~
ごちそうさまです(^^)
(← 岩ガキをむいてくれた
優しい佐々木正光さん。)
■夏の神社で…
今回、昆虫採集、葉っぱで飛行機作りなどの遊びも提案していただいたのですが、
ますます雨は強くなるばかりで…泣く泣く断念。
でもでもでも、雨の中だって遊びはたくさんあります!


向かったのは、能代市の白岩神社。
それはそれは、この先に本当に神社なんかあるんですか?状態の山奥。
(だって、クマさんに会っちゃったんだもん。)
サバイバルな雰囲気の中到着してわたしが見た光景とは…
!!!!
大の大人が地面に這いつくばって
息をフ~フ~している?!
蟻地獄の主を探しているのです。
「ほら、ぼごぼごある。ぼごぼご。」と
達人。
そして
「こんたにあるなが~。」と佐々木さん。
わたしもビックリです。
かすがさんは本当に物知り。そしてアクティブ。山菜採りから素潜りまでされるそうです。
こういう遊びはどうやって覚えたんですか?と尋ねると、こう答えてくれました。


「昔は、高学年の子が低学年の子に
こういうのを教えたんだよ。
いわゆるガキ大将ってやつだよな。
みんなを引き連れて
神社行ったり山行ったり。
そうやって覚えて、
自分が高学年になったら
下の子と一緒に遊ぶべ。
そうするとイジメなんかもないわけよ。
全部に限度が分かるようになるから、
やりすぎるってことがなくなるわけ。今は違うもんな。」
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この日一日達人に「遊び」を学んで感じたことは、面白がることの大切さでした。
雨になっても、クマが出てきても、そこにある小さなことに興味津津になって見つめる。
そうすると、今まで見えていなかった面白さを発見できるし、
お金をかけなくても、自分次第でどこでだって遊べるし楽しめる!そんな気がします。
次回は、初秋の遊びを堪能したいと思います。
達人、次回もご指南のほどよろしくお願いします!
                                        県北担当 やっつ




記念写真☆

2010年8月12日17:01 | 県北情報 | Trackbacks (0)

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