秋田花まるっグリーン・ツーリズム推進協議会ブログ

6haの大自然輝く舞台~由利本荘市矢島町~

   鳥海高原「桃野」菜の花まつり
 

県立大のプロジェクトチームやNPO法人「あきた菜の花ネットワーク」の実行委員会の主催による「鳥海高原「桃野」菜の花まつり」が、5月22・23の両日開催されました(当ブログ内でも告知しておりました)
 

鳥海高原では初の試みとなる菜の花イベント。初日の5月22日は、6haもの広大な山地に植えられた菜の花を一目見ようと、たくさんの見物客が詰めかけました。

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「南由利原高原サイクリングターミナルやまゆり」「花立牧場公園」から菜の花畑までは、無料のシャトルバスが定期的に運行。
 

バス内では初対面にもかかわらず、皆さん遠足気分で仲良くおしゃべり。
 会話に花が咲き、仲良くなった人同士で、鳥海山をバックに「いちめんの菜の花」を撮ったり・・・
 

知り合ったご夫婦(お名前を聞くのを忘れてしまいました…)が道端のサシボを見つけ、「昔は塩つけてよく食べたもんだよ」と、大きくなった茎の皮を剥いてくださいました。
 ほんのり酸っぱい。
 

桃野会場では菜の花の無料摘み取りの他、菜の花からの搾油体験、バイオ燃料トラクターの試乗、ポニー乗車体験など、人と自然の共生について考えられるイベントが盛り沢山でした。
 

「環境学習会」のブースでは、秋田県地球温暖化防止活動推進センター遊学舎内で、当協議会の隣りでお世話になっています)による、「太陽光でお湯を沸かすソーラークッカー」の実演がありました。
 「これはどうやって熱が発生するの?」というお客さんの質問に、宮崎真紀さんが丁寧に解説をなさっていました。
 燃料採取が難しい国などでの利活用が見込めそうです。
 

「菜の花循環体験」では、「玉搾り」という昔ながらの方法で、菜種からきれいな菜種油を絞り出す体験が行われていました。
 

 これが菜種。
 つぶつぶしています。
 これを手動搾油器に入れ、レバーを何度が引くと圧縮されます。
 よどぎみも体験してみましたが、力を入れなくとも簡単にさらさらとした油が搾り出されてきました。
 

 廃食用油から、BDF(バイオディーゼル燃料)も作れるそうです。
 菜種の威力、すごいです。
 

 この燃料100%で走る(美郷町商工会の)観光用トラクターの試運転も行われました。
 

 押し花しおり制作の様子。
 県立大の学生が、子ども達に作り方を丁寧に指導していました。
 

 ポニーの引き馬体験では、大仙市の「ちっちゃいもの倶楽部」の3歳仔馬が美味しそうに草を食んでいました。
 

 由利高原では、「ポニーランド花立」「ゆり高原ホースパーク」で乗馬や外乗が楽しめます!

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 「南由利原高原サイクリングターミナルやまゆり」の駐車場には出店テントが出ており、地域特産物の販売や各種団体の紹介コーナーも設けられておりました。
 NPO法人「あきた菜の花ネットワーク」の実行委員会の方々に「にしめの菜の花まつり」でも出店されていましたね、と言うと「今回の菜の花まつりもそうですが、菜の花を通して耕作放棄地の再生や地域興しにつなげようと活動をしています」とのメッセージをいただきました。
 

 秋田産のなたねを、ハーブワールドの搾油工場で搾った菜・ピュア。
 

 県立大の「生物資源科学部生物環境学科」雄和振興公社との共同開発となる「菜の花ソフト」は、菜の花のグリーンが、見た目にも鮮やか!
 はつらつとした声で道行く人に声をかけていた地域計画学研究室の後藤真由美さん(写真左)は、「彩りだけでなく、菜の花の爽やかな味がします。甘すぎないので、美味しいですよ。OGの方(写真右:髙橋加菜子さん)も協力してくださるし、今後もイベントなどで出していけたらいいなと思います」と、商品の説明をしてくれました。
 

NPO法人矢島フォーラムの理事長、太田良行さん(写真左)曰く「地産地消に取り組んでいるドレッシングです。」「オランの会(にかほバイオマス利用推進会)」の会長、井上正英さん(写真右)と共に。
 

県立大本荘キャンパス仙波日出夫さん(地域連携・研究推進センターコーディネーター)もおっしゃっていましたが、鳥海山と菜の花の美しい光景を堪能しつつ、菜の花の活用方法や農業・観光・環境の融合による地域振興について考えられる、良いイベントだと思いました。来年も期待したいと思います。
 

菜の花は、来週末頃まで見ごろだそうですよ。ドライブがてら行って見てください!
県央担当よどぎみでした。
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高原のタンポポは、おっきいな!
 

菜の花って、肥料にもなるんだー。
 

今や本荘のB級グルメの代表格、「本荘ハムフライ」。飛ぶような売れ行きで、お昼過ぎには既に売り切れ。

2010年5月24日16:00 | 県央情報 | Trackbacks (0)

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