秋田花まるっグリーン・ツーリズム推進協議会ブログ

一粒一粒に感謝を ~東成瀬小学校~



10月14日、雨で延期になっていた東成瀬村立東成瀬小学校(5年生 34名)の稲刈り体験に行って参りました。おてんと様のいたずらなのか延期になっていた分、子供たちの表情も待ってましたの晴天。まさに秋晴れの中、いざ田んぼへ!
5年生のみんなはすでに5月に田植えを経験。小学校と目と鼻の先にある田んぼの前を毎日歩き、季節が変わると同様に様変わりしていく稲の生長を見守ったことでしょう。農協の皆さんや地域の皆さんに稲の管理をお手伝いいただきながら、収穫の日を迎えました。食育の一つに数えられるだろう稲刈りを通し、子供たちが感じることは一体どんなことなのでしょう?
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カマと手の位置や取り扱いの注意を受け、田んぼに飛び込みます。この日は暖かく、稲刈りにはもってこいの天気でしたが、前日の大雨のせいで土はぬかるみ、足を取られます。

せっかく長靴を用意してきても泥んこになりながらの作業でした。手こずる大人を尻目に児童のみんなは大喜び。
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全員で田んぼの一部を手刈りした後はコンバイン登場。この試乗体験はクラスの代表者だけの特権となってしまいました。みんな試乗する友達を羨ましい顔で見ていましたよ。
◆「コンバインに乗ったのは初めてでおもしろかった」
◆「乗ってみると(座席の位置が)高くて、音も大きいしちょっと恐かった」
コンバインは、まだ身長もそれほど高くない小学生のみんなには、より大きく映ったようです。


手刈りで収穫した稲をコンバインで脱穀。機械作業は地域の方にお願いし、みんなはたくさんの稲を運ぶお手伝い。
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作業終了後、ご指導くださった方々と児童のみんなでこの日を振り返りました。
◆「初めて稲刈りをしたけど教えてくれた地域の方の真似をしたらうまくで きた」
◆「5月に植えた苗が生長して感動した」
◆「稲刈りは大変だったけど、たくさん収穫できてよかった」
そして先生がおっしゃった言葉もこの日の締めくくりとして心に残りました。
◎「稲は落とさないように!仕事は丁寧に!
  小学生だからまだ許してもらえるけど大人が同じ作業をしたら
  クビになるど!!」

楽しく収穫体験することにも意義はある。しかし、せっかく実の付いた稲をぞんざいに扱ってはいけないということですね。お米一粒一粒に感謝の意を忘れずに。そんな気持ちでご飯を食べると、今までとは味が違ってくるかもしれません。

       この日、頑張った証だね(^^)→
※取材にご協力いただいた東成瀬小学校の皆さま、東成瀬村の皆さまに心より御礼申し上げます。ありがとうございました。
              県南担当・けこさん

2009年11月5日23:05 | 県南情報 | Trackbacks (0)

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