秋田花まるっグリーン・ツーリズム推進協議会ブログ

ものづくり展in旧五里合中学校

 雲ひとつない澄み渡る青空が広がる8月19日、旧五里合中学校(平成20年に廃校)を会場に、「ものづくり」に携わる地域の若者が企画したアートイベントが開催されました。
 

これは男鹿市五里合地区において「元気なムラづくり」をすすめている茄子地人協会(※鎌田展禎代表)が主催・企画したものです。 
 茄子地人協会は、秋田で暮らす20代?30代の若者15名で構成された団体で、農家をはじめ画家や料理人、音楽家や記者など、それぞれの生業を地域の活性化と結びつけようと活動をしています。
 (ちなみに「茄子地人協会(なすちじんきょうかい)」という名の由来は、宮沢賢治が青年らに農業・農民芸術を説くため開設した「羅須地人協会(らすちじんきょうかい)」にあやかって付けられています。)

■ものづくり展in旧五里合中学校

 
 

 

 

(写真左)校舎の入り口では、フリーマーケットが開催。鮪川産野菜の直売をしていたのは、県立大大学院の谷口光希さん。お母さんが五里合出身なので、応援に来たそうです。
(写真右)色合いが美味しそうなミョウガ。「瀧の頭(湧水)の清らかな水で作られたので、美味しいですよ!」
 
(写真左)「かつての子ども達の足音が聞こえてきそうな渡り廊下だなぁ…」と灌漑にふけっていると、本物の子供たちが足音をたてて通り過ぎていきました(笑)。
(写真右)懐かしの放送室では、ランプが点灯。イベント案内の放送をしていたのは、相馬大作さん。油絵の風景画を描いているそうです。



 

趣のある木造の階段を上がると、そこには「ものづくり」が好きな方々の作品が展示されていました。






 皆さん、展示の仕方にも凝っていますね。

★調理室(喫茶スペース)
 
 「こおひい工房珈音」の香り豊かなコーヒーと、自家製酵母を使用して作ったパンが人気の「WAKU」のスコーンをお昼にいただきました。給食のトレーがまた、ノスタルジックな気分を盛り上げてくれます。

◆理科室(真澄の部屋)

 江戸時代の紀行家・菅江真澄に関する資料などが展示されており、来場者は興味深そうに見入っていました。
 Q&Aコーナーでは「菅江真澄ってどんな人だったと思う?」ということを自由に想像してもらうよう、模造紙や筆記用具なども準備されていました。

●体育館(座談会)


 「みんなで五里合づくり」のディスカッションでは、五里合出身者と地域にゆかりのある人々が集った座談会が行われました。
 

鮪川の成田氏「昨年、長野大の大野教授の講演を聞く機会があり、改めて限界集落の抱える問題について考えるようになった。畠山会長とともに今後、鮪川自治会でも何らかの事業をするための委員会を立ち上げなければならない。それには、今後地域を支えていく若い人たちの意見を取り入れて計画しようと思案中」
琴川の竹田氏「すげ笠づくりはかつて老人会で行っていたが、今は本当に“老人”だけになってしまい、文化が廃れそうになった。それを5年ほど前に(珈音の)佐藤さんらが引き継ごうと立ち上がってくれた。ひき続き、地域の伝統文化としてつないでいきたい。」
 

リリー佐藤さん「アートとの融合は、地域外の人でも参加しやすい形だと思う。地域外の人達をとりこんで、その人たちと共に地域の生業を広めていってもらいたい」
 異業種の人々が交流する中で、地域住民が資源の活かし方・在り方を再考察していくきっかけとなればいいですね。
GAOの加藤さん「母校が懐かしいと言って、今回のイベントに合わせて地元に来てくれた同級生もいて、嬉しかった。地域に仲間(若者)が集まって来てくれるようなアイデアを出していきたい」
元気ムラの小野氏「どんなに人が少なくても、自分の集落がいちばんと思うのが自然。自分らの誇れる地域が元気になる活動をしていきたい」
「必ずしも派手なイベントでなくても、定期的に集落の母さん達の井戸端会議を聞けるような、そんな機会が提供できれば」という鮪川の畠山氏の言葉には、共感するところがありました。
 

珈音の佐藤さんは「この五里合中学校の校舎は近く取り壊されることが検討されているが、今後の活動の方向性を考えると、一部分だけでも残してイベント等に利用できないか」と発言されていました。
 急遽駆けつけた男鹿市長の挨拶にあったように「皆が協力しあえばいずれ、今回のイベントがまさに出発「点」となり点から線、線から面へとつないでいける活動となる」のではないでしょうか。
このイベントに関して詳しくは…
こおひい工房珈音(0185-34-2470)


 “元気なムラづくり”に取り組んでいる人々の活動が、色んな作品とともに見て・体験して・交流する中で「未来」を考えていた頃、まさに“学生生活”を思い出させてくれるとても有意義なイベントだったと思います。
 

でも・・・校舎の2階の窓から見た風景がいちばんの芸術作品と思った、県央地区特派員よどぎみでした。グリーン・ツーリズム推進協議会HP 
美の国秋田 桃源郷をゆく
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よどぎみの興味が惹かれたものたち
 
(写真左)直売所にあった手作りのメニュー。印刷したチラシよりも目立つし、好き。
(写真右)技術室入り口にありました。いわずもがな、これなしには芸術はあり得ません。
 
(写真左)地元の弁当屋さん、「グルメストア福島」のお弁当。サンドイッチとも全て売り切れ、よどぎみの口に入ることはなかったのだけれど…。
(写真右)愛すべきババヘラ。みなさんが暑いと思って、主催の鎌田さんが急きょ前日に呼んだそう。助かった!と思った人は多いハズ。
 音楽室の、埃まみれのピアノ。

2010年8月21日23:12 | 県央情報 | Trackbacks (0)

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