秋田花まるっグリーン・ツーリズム推進協議会ブログ

水土里の郷・平鹿 わくわく探訪 ~秋田県土地改良事業団体連合会より~

協議会 賛助会員の「秋田県土地改良事業団体連合会」様より、開催したイベントの様子をご紹介いただきました。小学生が現場に立って「農」を学ぶ姿や、親子で楽しくそば打ちに挑戦する様子など、ご覧ください。

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7月6日(土)、横手市で「あきた 食料・環境・ふるさとを考える地球人会議」主催の「水土里(みどり)の郷・平鹿 わくわく探訪」が開催されました。このイベントは、農業水利施設の機能や農業用水のはたらき、農業・農村や水土里ネット(土地改良区)の果たす役割について理解を深めてもらうことを目的として毎年開催しています。通算17回目を迎えた今年度は、秋田市と横手市の児童・保護者合せて45名の参加がありました。

 

前日から県内には大雨警報が出され、雲行きが怪しい雰囲気。当日の朝の秋田市集合は、土砂降りの雨がようやく収まり始めたときでした。大雨に見舞われたものの、欠席者は1人もおらず、増田のまんが美術館で全員集合して開講式を行う事が出来ました。

 

一行は、はじめに横手市増田町の「皆瀬頭首工」と「成瀬頭首工」を訪れ、水土里ネット雄物川筋の職員の方から説明を受けました。

 

 

 

「皆瀬頭首工」では、ここで取水された水が8500ヘクタールの田んぼを潤し、またその広さが東京ドームおよそ1800個分、ディズニーリゾート850個分にもなると聞いて、参加者は驚きの表情を見せていました。

 

続いて「釣りキチ三平の里 体験学習館」を訪れ、「そば打ち」体験に挑戦。

 

体験学習館に来る途中、田んぼに混じって沢山の白い花が見えたのが材料になる「そばの花」だったと分かり、興奮する児童達。皆さん、粉にまみれて悪戦苦闘しながらも、どうにかそばを形作っていました。班内での協力も見られ、予定より早い時間にそばを打ち終わり、講師の方々に驚かれていました。

 

打った「そば」はお土産として持ち帰り、昼食は地元の方が作ってくれた“そば”と“おにぎり”を食べ、普段食べているものが私たちの口に入るようになるまでには沢山の苦労や手間が掛かることを身を持って実感し、食に対してのありがたみを改めて感じているようでした。

 

午後からは横手市十文字町の「坂下分水工」を見学し、参加者からは、自分たちの身近にもこのような農業水利施設があることを初めて知ったという声があがりました。分水工が、それぞれの田んぼに平等に水を分けるための施設であることも知り、田んぼに水が届くまでは、数多くの用水路が必要なことも理解したようでした。

 

今回の探訪の舞台である増田地域について少しでも知ってもらおうと、古い商家の典型的な形態を有している「蔵の駅」に寄り道をした後、「増田まんが美術館」まで歩いて移動して閉講式が行われ、仲良くなった参加者同士別れを惜しむ声も聞かれました。



去年も参加してくれた秋田市内の小学5年生の男子児童は、「去年も楽しかったけど、今年は用水路の仕組みや役割を学んだし、帰りのバスではアニメで詳しく水路のことや危ないことが分かった。そば打ち体験ではそばがうまく打てたのでとても嬉しかった。来年も是非参加したいです」と、来年への意気込みを語ってくれました。

今回、初めて「グリーンツーリズム」と連動した企画を行ったのですが、参加者から「楽しかった」「またやりたい」との反響が大きく、来年度の「わくわく探訪」にも取り上げたいと思います。参加の皆さんには、来年の活動にも継続的に参加して頂ければと願っています。

協議会事務局

2013年7月16日11:00 | 県南情報 | Trackbacks (0)

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