秋田花まるっグリーン・ツーリズム推進協議会ブログ

秋田発・子ども双方向交流プロジェクト!仙北市×宮城県牡鹿郡女川町の交流

女川町の子どもたち

8月8日~10日にかけて、仙北市農山村体験推進協議会が、県事業「秋田発・子ども双方向交流
プロジェクト
」を活用して、宮城県牡鹿郡女川町の子どもたち18名の受入を実施しました。

仙北市には、東日本大震災による避難者の受入を実施した宿泊施設等があります。
以来、仙北市と女川町は、双方向の交流を重ねてきました。
今回の交流は、子どもたちが主役。沿岸部で育った子どもたちは、農山村地域である
仙北市の夏を存分に楽しんだのでしょうか。最終日・3日目の様子をご紹介します。

豊年太鼓 豊年太鼓

1日目は田沢湖を中心に、2日目は各農家民宿で味噌たんぽづくりや夏野菜の収穫などの体験を
行った子どもたち。最終日は、たざわこ芸術村・わらび座(協議会会員)で豊年太鼓の練習に励みました。
豊年太鼓は、雨乞い太鼓。農家が夏の暑い日に秋の豊作を願い、雨乞いをする様子が太鼓に
込められています。この夏、お世話になった農家のお母さんたちに感謝の気持ちを伝えるには
ぴったりの豊年太鼓。

女川町の子どもたち
ひとりずつのパートや3人で一緒に太鼓を叩く練習を何度も繰り返しました。
「(ゲームの)太鼓の達人でたたいたことがあるよ!」という小学生のみんなは、その甲斐あって?
たった1時間のうちにぐんと上達!わらび座の皆さんも驚くほどの出来栄えで、農家の皆さんに発表しました。

見守る農家民宿のお母さんたち

短時間で皆の気持ちをひとつにし、たくましく太鼓を打てるようになった様子を、農家民宿のお母さんや
女川町の子どもたちと仲良くなった民宿のお孫さんたちが聴き入るように見守ります。
決めのポーズと同時に大きな拍手が送られました。

さざなみ太鼓 獅子振り
続けて、子どもたちを代表して「さざ波太鼓」の披露、また引率者の皆さんによる「竹浦の獅子振り
囃子」の披露も。みんな聞き惚れていました(^^)

そして、女川の子どもたちからお礼の挨拶。
「仙北に来て、優しい人たちにたくさん会えました」、「友だちと仲良くできました」
「女川ではできない体験をいろいろ考えてくれてありがとうございました」
海のそばで暮らす生活から里の生活を体験し、みんなで充実の3日間を過ごせた様子でした。

農家民宿 里の灯と子どもたち 農家民宿くりの木と子どもたち
最後は、子どもたちが泊まった民宿で、朝に作ってきたお弁当をみんなで。
左)農家民宿里の灯のお孫さんと女川の子どもたち。すっかり仲良くなりました。
右)農家民宿くりの木のお孫さんと女川の子どもたち。まるで本当の姉妹のよう。

農家民宿のどかと子どもたち 民宿 甚吉と子どもたち
左)農家民宿のどかと子どもたち。双子の姉妹に、恥ずかしがり屋の愛犬「ハチ」も心を許したとか(^^)
右)民宿 甚吉と子どもたち。ごはんを食べ終わってもお母さんから離れようとしませんでした。

農家民宿 かまどと子どもたち カンバッチのプレゼント
左)農家民宿かまどと子どもたち。冗談好きなお父さんは、子どもたちの心をがっちりつかみました(笑)
右)田沢高原ホテルより、みんなの顔写真入り缶バッチがプレゼントされました。

お別れ お別れ
いよいよお別れのとき。女川に住む家族にたくさんのお土産を買った子どもたちを乗せ、バスが
走り出します。民宿のお孫さんたちと仲良くなり、「また絶対に会いに来る!」と約束する姿や
なかなか手を放そうとしない子どもたちの姿も。
東日本大震災以来、継続されている仙北市と女川町の交流。
“必ずまた会える…” お別れは淋しいけれど、みんながそう確信しているようでした。

この交流の様子は、仙北市農山村体験デザイン室のブログでも紹介されています。
ぜひ、ご覧ください。

受入農家・団体(すべて協議会会員)
農家民宿里の灯 ・農家民宿くりの木 ・農家民宿のどか
民宿 甚吉 ・農家民宿かまど
たざわこ芸術村・わらび座

協議会事務局

2012年8月28日16:00 | 県南情報 | Trackbacks (0)

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