旬を感じるツアー
秋の宮温泉郷・かだる雪まつりと
雪中源泉探訪トレッキングツアー

2013年2月16日・17日
ツアー主催:雄勝自然を美しくする会

雪国秋田の中でも、豪雪地帯のひとつに数えられる湯沢市秋の宮。
ここで、冬まつり「秋の宮温泉郷かだる雪まつり」の開催に合わせ、旬を感じるツアーが実施されました。

地域に溶け込み、一緒に参加した人々とイベントの成功を喜ぶ一体感を感じた一日目。そして、ツアー主催の雄勝自然を美しくする会の皆さんと過ごしたひと時で、そこで暮らす人々や秋の宮の魅力に惹きこまれた二日目の様子をご紹介します。

     
1日目
「秋の宮温泉郷かだる雪まつり」に参加。約3,000個のミニかまくらに火を灯すお手伝いをし、冬の打ち上げ花火を見学。イベント後は、秋の宮温泉でゆったりとした時間を過ごしました。
 
秋田市内を出発したバスは、午後3時に秋の宮に到着。宿泊先である秋の宮山荘裏手にある旧秋の宮スキー場には、すでにミニかまくらが出来上がっていました。毎年、杏林大学と秋田県立雄勝高等学校の皆さんがイベントスタッフとして協力しているそうです。
 
防寒をしっかりして、ミニかまくらに点灯を試みますが、強風のためなかなか火は点きません。
 

次第に、火が消えないように這いつくばる格好で作業。しかし、作業はなかなか捗らず、ただ時間だけが過ぎてゆく中、私たちは夕ご飯で撤収せざるを得ませんでした。

 
山を見上げるとたくさんのイベントスタッフの皆さん。その頑張りに感動!   私たちツアー参加者は、この場で改めて自己紹介をし、親睦を深めながら夕食の時間を過ごしました。
 
食後、「ろうそくに火は点いたかな…」と全員で心配しながら外に出てみると…
先ほどとは全く違う光景が目に飛び込んできました。
気づけば風も雪も止み、穏やかな夜空になっていました。
 

暗闇に浮かぶオレンジの灯に、思わず歓声が上がります。
会場は、つきたての餅の振る舞いやお菓子まき(写真右)で賑わいました。
 
そして、イベントの最後を飾るのは、冬の夜空に咲いた大輪の花。
ドーンという大きな音がすると、見学者全員が真冬の夜空を仰ぎました。

私たちは、花火が終わると「きれいでしたね!」と興奮気味な会話をし、
「花火も見れたし、あとは温泉に入ってゆっくりしましょう」と、明くる日の
楽しみを共有して宿に向かいました。
「また明日、おやすみなさい」
 
2日目

2日目は、旧湯ノ岳小学校・「コミュニティカフェやまもり」に向かいました。この日は、用意された二つのメニューから皆さんそれぞれが希望のコースを選択。冬のトレッキングか、バウムクーヘン作りに挑戦です。

 

(写真)お世話になった、本ツアー主催団体「雄勝自然を美しくする会」の皆さん。

 
 
それぞれのコースが同時進行で行われます。どちらも緊張とわくわくの始まりです。
 
バウムクーヘン作り
 

きっと、ほとんどの方が手作りバウムクーヘンは未経験ではないでしょうか。私たち参加者も漏れなく初めてのことで、「え!?外でやるの?」、「え!?外でやるのに暑いからコートは脱いだ方がいい!?」と、始まる前からハテナだらけ。

 

しかし、設置されたテントに入ると火が付いた炭が用意され、確かにぽかぽか。

スタッフの方の説明を受け、アルミホイルが巻かれた棒に、メレンゲたっぷり&米粉入りのふわふわな生地を薄く延ばし、棒をころころ転がしながら生地を均一に整えます。それを何度も何度も繰り返すと、木の年輪(バウム)のような層状のお菓子の出来上がり!

 
約1時間半ほど炭火の前に腰かけ、一層ずつ丁寧に焼き上げました。そのあとは、昼食でデザートのバウムクーヘンに添えるアイスを作ります。サッカーボールのような球体、実はアイスクリームメーカーなんです!冬場は雪を利用して、材料が入った容器を蹴っていればアイスが出来てしまう優れもの。雪中サッカーを楽しむ感じで、「はい、出来上がり」。
 
バウムクーヘンチームは、一足先にお昼ご飯をいただきました。コミュニティカフェやまもりは、廃校になった小学校の校舎建物の一室に店を構えたので、給食用の食器がたくさん余っていたそう。そこで、やまもりで提供するメニューは、「今日の給食」として提供することになったそうです。この日は、炊き込みご飯に納豆汁、スイーツ各種から選べました。
  
 
バウムクーヘンにアイスを添えてペロリ。手作りの素朴で優しい味は、体験と合わせて思い出になりました。   この日は、やまもり企画の「寒天覧会」も開催中。地元のお母さんたちが自慢の寒天を持ち寄りました。
 
源泉探訪・雪中トレッキングツアー
 
さて、その頃トレッキングチームは、バウムクーヘンチームとは真逆の体験に出発。準備体操を終えた一行は、雪中源泉探訪へGO!まずは圧雪を歩いて足を慣らすところから。
 
普段は藪のため歩けないコースですが、この季節は縦横無尽に歩けるそうです。
秋田杉の林間コースをずんずん進みます。
 
(写真左)真っ新な雪の上にバタンと倒れて空を見上げます。気持ちがいい!
(写真右)源泉に到着。秋の宮温泉は各旅館毎に源泉が違うんだとか。温泉卵はあっという間に出来上がり!

 

熱燗&コーヒーで休憩。
マットを敷いて、お尻岩盤浴も体験中。
皆さん、まだ余裕の笑顔(?)

 

しばしの休憩を経て、下山します。

皆さん、慎重に…

 
歩を進めると、突然目の前に崖から見下ろすような風景が・・・。
雄大な雪景色をバックに記念撮影しました☆
 
(写真左)途中、この森の樹液から取れたメープルシロップをひとなめ。何とも言えないピュアな自然の味で、この素材は使えるよ!と口々に。
(写真右)ゴール間近。スノーシューでの散策にもすっかり慣れた様子のお二人。
 
天気の心配もありましたが、皆さん元気に戻りました。お腹ぺこぺこでお昼ご飯を目の前にしているはずが、顔にはやや疲れの表情も…。しかし、共通のやり遂げた達成感とチームワークを短時間で築いた、同士のような雰囲気を感じました。
 
 

今回のツアーには、東京や北海道からすでに秋の宮ファンという女性たちが参加したほか、ツアーの企画に興味をもってくれた秋田市内の同僚のお二人や親子、関東圏からも参加してくれました。

 

「(嫁いだ)娘は、近くに住んでいるんですけど普段は話す時間がなくて。今回は二人で参加したので、温泉に入ってゆったりしたいです」、

 「グリーン・ツーリズムにはまって10数年、地元の人との交流ができるのを楽しみに、いろんな企画をいつも探して飛び回っています」、

「バウムクーヘン作りに食い意地が張っておもしろそう!と思いました。会社の後輩を誘ってきました」、

 

いろんなきっかけで集まった参加者の皆さんでしたが、お互いにそれぞれの時間をゆったりと大切に過ごすこともでき、且つ地域の人々と共にみんなで過ごす時間も楽しく貴重なものとなった二日間。お別れのときには、「やまもり」のお母さんたちと抱き合ったり、かたい握手を交わす姿も見られた今回のツアー。観るだけではなく、実体験を通した思い出は、この先も深く長く心に残り続けることを感じさせてくれた二日間でした。

 
写真提供:雄勝自然を美しくする会(Facebookページ)
      秋田県 観光文化スポーツ部 観光戦略課
      秋田県 雄勝地域振興局 農林部 農業振興普及課

本ツアーの様子は、県職員ブログ「秋田で元気に!」にも掲載されています。
秋田農山村旬を感じるツアー 秋の宮編その1その2その3

 


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