あきた農山村・旬を感じるツアー
農家民宿とつながる週末

2012年1月14日~15日実施(本記事は15日の様子)
企画主催:
仙北市農山村体験推進協議会

農家民宿で1泊2日を過ごし、モニター旅行者自身の目線で感じた楽しさや喜びをTwitterでリアルタイムに発信するモニターツアー(旬を感じるツアー)が、平成24年2月まで仙北市内で実施されました。
仙北市農山村体験推進協議会が主催する
“農家民宿を楽しむ週末 農家民宿とつながる週末”と題したツアーでは、旅行者だけではなく、それを見ているツイッタ―ユーザーも一緒に感動を共有できる点が大きな特徴です。(モニターツアーについて詳しくはコチラ

 

その中で、平成24年1月14日~15日にかけて行われた、”農家民宿とつながる週末"においては、同時に3組のモニターがそれぞれ3軒の農家民宿に分かれて宿泊し、お互いに農家民宿で過ごす時間の魅力や体験の感動をつぶやき合いました。 また、15日にはUstreamによるインターネット中継をしながら、参加者と民宿の方々が集まり、交流会(意見交換)を行いました。そちらの様子をご紹介します。

コーディネーター:仙北市農山村体験デザイン室

 
意見交換会
 ”農家民宿とつながる週末”に参加された皆さん
 民宿 惣之助
   農家民宿 泰山堂

 

オーナー・千葉惣永さんのお宅には、東京出身の女性、仙北市出身・在住の女性が参加。ピザ作りを楽しんだり、干し餅を編む作業に挑戦。ボリュームたっぷりの郷土料理を堪能したそうです。   オーナー・藤井けい子さんのお宅には、東京出身のご主人とそのご家族が参加。ツアー当日が参加したお子様の誕生日と聞いていたオーナーは、手作りケーキで迎え、雪遊びを存分に楽しませてくれたそうです。
     
 農家民宿 輝湖    
 

オーナー・高橋忠さん、輝子さんご夫婦が営む輝湖では、十年来のお友達同士が再会を果たしたそう。輝子さんから習うストラップ作りで、形としても残る思い出を作ったほか、たっぷりと女子会の時間を楽しんだそうです。    農家民宿で過ごした、3組の皆さんによる意見交換会の様子は、Ustreamによるインターネット中継で配信されました。

 

感 想
  参加者から オーナーから 農山村体験デザイン室から

 

 

 



・大きな石窯でピザ作りをしたのは、私たちが第1号。手作りの生地にたくさんの具材をトッピングして楽しめた。

・干し餅を編む作業は、初めて。東京では見たことがない、秋田ならではの食べ物。

・夕食は、との様あゆや、ミズのこぶ、山の芋鍋などボリュームたっぷりでとっても美味しかった。宿の自慢のご飯が美味しい。朝食も栄養のある健康的な朝ご飯だった。

・お父さんは自然や化石に詳しく、田沢湖の昔話や400万年前の化石の話など興味深かった。

若いお姉さん方が来てくれて、我が家にも花が咲いたような感じでした。手作りの干し餅が出来上がったら、二人に送りたい。 ・仙北市では、市内のグリーンツーリズム・教育旅行の受入関係者向けにツイッタ―講習会を重ねている。(惣之助の)千葉さんもその受講生。農家民宿に泊まっている時間はもちろん、その前後にもハガキや手紙、ツイッタ―等を通して交流を繋げていってほしい。

・農家民宿の多くは、一晩一組のお客様を受け入れるという特長の中で、特に小さなお子様がいるご家族には、周りのお客さんに気兼ねなく、ゆっくり過ごせるところ。農家民宿といえば「農業体験をしなければいけないのか」という疑問をもつ人もいるが、農家民宿をPRするひとつの手段であり、農家の方とのふれあい、交流が最も大事。ただ、これまではこの部分を上手に伝えてこれなかったので、今回のモニターツアーでは、モニターの方から伝えてもらう期待もあった。貴重な意見として、今後に活かしていきたい。


・今回のツアーでは、ツイッタ―はあくまで魅力や情報を伝える手段。農家の皆さんは新しいことに取り組んだ訳ではなく、今までに積み重ねてきたもので迎えてもらった。実際に体験した方々が言う、「農家の方々との触れ合い、会話が楽しい」という部分をどうう伝えていくか、伝える手段を今後も考えていきたい。

 

 

 



・きれいなお部屋にびっくり。囲炉裏があって温かい気持ちに。

・子どもたちが誕生日と言うことを知っていて、手作りケーキで迎えてくれた、美味しかった。

・民宿のお父さんが重機を使って、雪山を作ってくれた。ソリ遊びや雪にダイブして子ども達は大喜びだった。

・子どもが小さいので、体験で何かを作るというよりはゆっくり過ごせるのがいい。久々にぐっすり眠れた。

・農家民宿に泊まるのは初めてだった。ホテルに泊まるように、農家民宿に進んで泊まれるようになればいい。「農家民宿」は、少し敷居が高い感じがする。

冬に、小さなお子様を連れた家族の宿泊は少ない。小さな子どもたちに「おばあちゃん」と呼ばれるように、私にとっては孫のようで、とてもかわいかった。テレビがないせいか、家族みんなで和やかに過ごすことができたのではないか。

 

 

 

 


・田沢湖畔にある農家民宿、立地場所やログハウス調の建物、素敵な部屋、囲炉裏、素晴らしいものがたくさんの宿。

・お父さんとお母さんの教え方が上手なので、山ブドウの皮で作った携帯ストラップは上手にできた。記念になる。

・夕食は、たくさんのお料理。その内容も秋田をPRできる。お父さんとお母さんの人柄+お料理だけでも秋田県を十分PRできるのではないか。

・仙北市内に住んでいるので、農業体験など、実際にどのようなことをしているのか興味があった。アットホームな2日間を過ごし、他の宿ではどんなふうに過ごせるのか気になる。

ンターネットやツイッタ―等には手が向かない夫婦だが、今回のようなお客さんは刺激になるし、勉強になった。どんな人が来てくれても嬉しいし、楽しい。特に冬は、家に閉じこもってモノ作りをしている時間が長いので、ゆっくり遊びに来て欲しい。

・(泰山堂の参加者の「農家民宿は、少し敷居が高い」というご意見を聞いて)農家民宿に泊まるという考えがまだないことに驚き、まだまだPRが足りないと思った。もっと私たちも頑張らなければ。

 

このほか、モニターの皆さんから様々なご意見がありました。
・「ごちそうさま」、「いただきます」などの日常の挨拶が、一人暮らしの大学生や社会人には新鮮に聞こえる。また、これらの人には頼れる人、相談できる人が身近にいないケースが多い。農家民宿で過ごすことで、そういった新鮮な気持ちを味わい、頼れるもう一つの家族を見つけることができるのではないか。

・朝、起きたときに車に雪が積もっていたが、知らない間に民宿のオーナーの方がその雪を掃ってすぐ乗れるようにしていてくれた。まるで、首都圏の高価なホテルのようなおもてなしにびっくりした。それは、宿が決めたルールではなく、純粋にお客さんに喜んでほしいからという理由でやってくれているのがすごい。

・女友達からの口コミが最も信用できる!これからも良いと感じたことを発信できたらいいな。

 
 おまけ
 

意見交換会終了後、お友達同士で参加した、二組のモニターグループが意気投合!その勢いで、仙北市角館町の農家レストランすが家でランチを共にし、私もご一緒させていただきました♪女子会がパワーアップして、初対面にも関わらずたくさんのお話で盛り上がりましたよ。

「農家民宿では、農作業だけではなく料理体験などいろいろできる。それを活かして、農家民宿で婚活イベントとかおもしろいんじゃない?」など、面白い意見が飛び交いました(^^)

 

この意見交換会に参加した皆さんは、その後も農家民宿のオーナー家族と他のイベントで交流を持ったり、ツアー参加以来、グリーン・ツーリズムに興味をもち、仙北市や大仙市で行っているイベントに積極的に足を運んでくださる方も!きっかけさえあれば、出会いや交流の場を広げ、そして自分の活動や興味の幅を広げられるグリーン・ツーリズム。

 

そして、この意見交換会で私が感じたこと…
「グリーン・ツーリズムの魅力を発信したい!」、そう言ってくれるモニターの皆さんにも拍手を!(^^)このような方たちに、秋田のグリーン・ツーリズムは支えられていることを実感しました。

 

県南担当 けこさん