農村での交流拡大ブラッシュアップ事業<横手市>

3回目 実践・検証
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2017年2月27日(月)-28日(火)

 

 本事業1回目の研修では、グリーン・ツーリズム(GT)の専門家に現地・横手市まで足を運んでもらい、実際の体験や受入の様子を農家さんから聞くことにより、現状把握を行いました。続いて2回目は意見交換会を行い、リスクマネジメントを学んだほか、課題のひとつである冬の体験メニューについて案を出し合いました。そして、その案を踏まえて最終回となる3回目は、再び現地で2日間にわたる実践を行いました。1・2回目に継続して㈱農協観光 営業企画部 地域交流推進課 専任マネージャーの前場大樹さんに専門家としてお越しいただいたほか、ライターや写真家などゲストにもご参加いただき、冬の横手を楽しみ、多様な意見をいただく場を設けました。

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1日目 2月27日(月)

①<昼食>地産地消弁当

②<苑内見学>木戸五郎兵衛村
 (①②雄物川地区)
③<体験1>冬のりんご畑体験(雄物川地区)

④<夕食・宿泊>農家民宿三又長右エ門(山内地区)

 

2日目 2月28日(火)

①<体験2・昼食>田舎の料理作り体験(大森地区)
②<体験3>冬の動物とのふれあい、馬ソリー
③<意見交換会>
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1日目 ①<昼食>地産地消弁当 ②<苑内見学>木戸五郎兵衛村 (雄物川地区)
     @雄物川民家苑木戸五郎兵衛村 
   
参加者と受入側の農家の皆さんが、横手市雄物川町にある民家苑木戸五郎兵衛村に集まりました。  

景観に合う、風情ある冬囲い。すばらしい技術です。会場となった旧黒石家。

 
中もワラ草履やワラ細工がズラリと並べられていました。   昼食を担当してくれた農家の女性グループ・菜女(さいじょ)の遠藤留美子さんがメニューを説明してくれました。
 
菜女のメンバーが食材を持ち寄り、足りない分は直売所から購入している、地産地消がモットーのお弁当。こちらにあきたこまちのごはんが付きました。   色鮮やかな「ほうれん草ケーキ」を食後のおやつで提供してくれたのは、佐藤イチ子さんです。この時期のほうれん草は色味が濃く出るそうです。
 
こちらが佐藤イチ子さん。木戸五郎兵衛村の説明をしてくれました。   また、雄物川町の歴史などについてもお話してくれました。案内人が一人いるだけで、その土地への知識や興味が深まります。
 
食後、移動時間まで施設内を見学しました。寒くて足が冷たい…!しかし、これも冬の古民家の暮らし体験になります。   農具や蓑(みの/雨具)などが数多く展示されて見ごたえがありました。
 
苑内には、移築・復元されたかやぶき民家4棟があります。情緒たっぷりのこの場所は、横手の冬の行事・かまくらの会場にもなっています。   同じく苑内にある木戸五郎兵衛稲荷神社。五穀豊穣を祈るこの神社の名前にちなんで木戸五郎兵衛村と名付けられたそうです。
③<体験1>冬のりんご畑体験(雄物川地区)
 
りんご農家の藤原京子さんとご主人(雄物川町)を訪ねました。   冬の体験として、全員でかんじきを履いてりんご畑を歩きました。
 
勾配のある畑をかんじきウォーク!天気に恵まれ、清々しい空気を味わいました。   山の上で、ご主人がりんごのお話など説明をしてくれました。
 
さえぎるもののない、すばらしい見晴らし。農家の日常にある贅沢な景色です。   小熊の被害を受けた木。たらの芽やこしあぶらの木も見せてもらいました。
 
うさぎの足跡発見!山にはタヌキ、イタチ、テン、そしてカモシカ、熊もいるそう。   こちらが樹齢100年の木(品種ふじ)。味は他の木と変わらないそうですが、「この木のりんごが食べたい!」とゲストの方。
 
葉芽(左)と花芽(右)。花が咲くか咲かないかの違いを見極めて作業するそう。   ご主人が皆さんを案内している間、京子さんは焼き芋を焼くなど、おやつを準備。
 
コンテナを椅子代わりにガレージでおやつタイム。わいわい楽しい時間となりました。  

りんごを生で食べた後は、りんごジュース、煮りんご、りんご寒天(写真右)、りんごの漬け物(写真左)、りんごチップス…アレンジいっぱい! 

④<夕食・宿泊>農家民宿三又長右エ門(山内地区)
雄物川町から山内地区へ移動。途中、温泉でゆっくり過ごした後、農家民宿 三又長右エ門に向かいました。山内産の食材をふんだんに使った料理や秋田の郷土料理がずらりと並んだ夕食を囲んで、長い夜を過ごしました。
山の幸のアレンジ料理とハタハタ寿司 味付けごはん 保存していたぜんまいの煮物
春の訪れを感じるひろっこ オーナーの高橋篤子さん自慢のいぶりがっこ。 おいしい料理に会話が弾みました。
     

2日目 ①<体験2・昼食>田舎の料理作り体験(大森地区)

 

2日目。大森町に会場を移して午前中は横手の味に親しみます。まずは、納豆汁作りで納豆を滑らかになるまですり潰しました。   大量のネギを持参して下ごしらえしているのは、大森町グリーン・ツーリズム推進協議会の平元由美子会長。
 

地元産の大豆から豆腐づくりもしました。大豆と同量の水をミキサーにかけます(呉汁)。   「手順や温度管理を間違えなければ、豆腐作りは難しくない」とお母さんたち。
 

自分たちで手作りした木綿豆腐が完成!
食べるのが楽しみ♪
  できた豆腐の一部は、納豆汁に入りました。

 

午後から伺う「仁真園」の卵も材料に。パックのシールは「人生いろいろ 卵もいろいろ」。大きさは揃わなくても新鮮そのもの。

  保存していたぜんまいをぜいたくに使った「ぜんまい卵とじ」。太さも長さもある立派なぜんまいです。
 
あんこ、砂糖、餅粉を一杯ずつ使うことから三杯餅と呼ばれるおやつ。桜餅の作り方も教えてくれた、大森GTの遠藤光智子さん。   豆腐の量に対して、その倍以上のおからが大量にできます。おからも無駄にせずにもう一品作ってもらいました。
参加者みんなでお昼ごはんをいただきました。 炊きたてごはんに納豆汁、ぜんまい卵とじにおから炒り。 手作り豆腐も冷奴で。大豆の味がしっかり付いていました。
お母さんたちが漬けたいぶりがっことなすの花寿司。 三杯餅は、どこかほっとする懐かしい味。 ほんのり紅白に染まった桜餅。
②<体験3>冬の動物とのふれあい、馬ソリー(大森地区)
 
おいしい食事の後は、大森GTメンバーで仁真園オーナーの佐々木紀三郎さんに体験をお願いしました。   仁真園では、乗馬体験やりんごのえさやり体験をさせてもらいました。
 
のどかな農村を馬と歩く!お散歩体験も。   不思議と笑顔になってしまう、楽しい馬ソリー体験。
③<意見交換会>

すべての行程を終え、意見交換会を行いました。ご意見や感想を一部ご紹介します。

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専門家・ゲストの皆さんの感想

○横手の雪景色がきれいだった。青空と田んぼが広がっていて、そこに家が点在している景色が美しい。三又の夕陽と朝陽の景色がすばらしい。朝は寒くて、雪の結晶が見れた。寒い分、豊かさを感じた。厳しい寒さの中での暮らしは大変だと思うが、豊かさ、美しさがある。

 

○りんご畑で、100年の木を見せてもらった際にその木にできるりんごも若い木にできるりんごも味は同じと聞いた。でも、100年の木にできるりんごは価値が高いので、それはもっと押し出した方がいい。

 

○受入してくれる人がよかった。私は全国を取材でまわる仕事をしているが、横手の町よりも住んでいる人に会いに行きたい感覚を覚えた。

 

受入農家の皆さんの感想

○今日の調理体験は、何をどれくらい準備すればいいか分からないままスタートしてしまったが、やればなんとかできる、なんでもできる農家のお母さんたちが揃っていることを感じ、自信がついた。

 

○私は米としいたけをやっている。今日に向けて、数日前から緊張感をもって準備をしてきた。これからの活動に向けて気持ちを高められたかなと思う。

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このあと、今後の進め方として、受入時期や人数、料金を決めていく必要性などについて話し合われました。これまで子どもの教育旅行の受入が中心だった農家の皆さんは、大人のお客様の反応や感想を聞いたことで、自分たちの活動に自信を持ち、前向きな気持ちを持ち始めているのが印象的でした。今回の取組を大きな第一歩として、横手市のグリーン・ツーリズムをもっと多くの方に楽しんでもらえるような機会を引き続きみんなで作っていきましょう! 

 

主催:秋田県

企画運営:NPO法人秋田花まるっグリーン・ツーリズム推進協議会

 


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