紅葉の大湯滝めぐりと桜の植樹

~大湯小学校5年生 森林体験活動~

2010年10月22日(金)鹿角市立大湯小学校5年生が森林体験活動として、

地元大湯の森を学習しながら散策しました。

いくつも点在する滝を見学したり、水遊びをしたり、実際に木の伐採現場を見学したり-。

キラキラ降りそそぐ木漏れ日を体中で感じながら森と一体となった一日です。


 小根津戸(こねつと)の雄滝

最初に訪れたのは「小根津戸の雄滝」です。小根津戸の滝には雄滝と雌滝があります。

今回協力者として同行したルート103委員会(大湯の滝めぐりを推進している会)

会長の湯瀬政弘さんによると「雄滝よりも水量が少なくておとなしいかんじ。」だそうです。

森林体験活動は総合学習の一環。みんな滝の名前を覚えたり、

同行してくれた森林管理署の方たちのお話をしっかりメモしていました。

 

思わず口にしたくなるほどキレイな沢の水や自分の顔ほども大きい朴の葉

生まれ住んだ地域の森にもあたらしい発見がたくさんあります。

保育林伐採見学

小根津戸の雄滝を見学したあと、途中地点で保育林間伐の様子を見学しました。

大きなチェーンソーの音が静かな森の中に響きます。

生育のいい木がより大きく成長できるように小さな木などを伐採する間伐作業。

今回指導者として同行した森林管理署の方が伐採の手順やコツなどを教えてくれました。 

中には児童たちのするどい質問にたじたじになる場面もありました。

止(とまり)滝

小根津戸の雄滝の次は止滝です。紅葉はもう少しといったところだったでしょうか。

止滝には神社があります(左奥)。

滝を上から見る絶好のポイント。

現在夜のライトアップも行われていますよ。

11月中旬まで。

中滝森林セラピーロード

止滝は鹿角市の進める森林セラピーの「中滝セラピーロード」の入り口にあります。

ここから、森林セラピーロードを歩いて中滝へ向かいました。

本当に“抜けるような青空”となったこの日。

徐々に色づいてきた木々の葉がさわさわと優しい風に揺れていました。

クマなどの山の動物たちに人間がいることを知らせるために板をコンコンコン♪

セラピーロードの途中、止滝と中滝の中間に湧水があります。「おとめの泉」です。

水温は8度。喉をうるおすにはちょうどいい休憩ポイントです。

協力者 ルート103委員会の湯瀬さんがひしゃくですくってくれます。

それでも待ちきれなくて手ですくって飲む女の子や・・・こんな(↑)男の子まで(笑)

中滝セラピーロードは、ウッドチップが敷かれていて歩道がふかふか。

その上に落ち葉が重なってさらに歩きやすくなっていました。

中(なか)滝

ふかふかのセラピーロードをゆっくりと、止滝からおよそ10分。中滝に到着しました。

この日大湯小学校のみんなが夢中になった「笹舟つくり」。
 
お互いに作り方を教え合って川に流しました。  沈まずにどこまでも流れて行ってほしいね。

毎年5年生が行う森林体験活動。去年はインフルエンザで半日の日程だったので残念だったと

同行した大湯小学校の成田教頭先生が教えてくれました。

常日頃森林と関わる大人に話を聞く絶好の機会。子どもたちも学ぶことがたくさんあります。

 

“学習”とはいうものの、子どもたちは底抜けに元気いっぱい!

ふいにカメラを向けても決して物怖じなどしない、この堂々たるピースサイン☆

止滝からはじまった中滝森林セラピーロードを通って、中滝からおよそ5分。

目的地の「中滝ふるさと学舎」へ到着です。親水空間を渡って校舎へ向かいます。

ここでもみんなで笹舟流し。  「いけ~、おれの笹舟号!」

炭窯見学

今回協力者として同行したルート103委員会の湯瀬政弘さんは、

中滝ふるさと学舎の理事長でもあります。今年から山の木を利用した炭焼きに挑戦していて、

その手作りの炭窯や炭作りについて説明を聞きました。

「前回は失敗しました。簡単だと思っていたんだけど、屋根が陥没してしまったんです。

来月(11月)に初めての炭出しをします。」と湯瀬さん。

ベニヤマザクラの植樹

午前の最後は中滝ふるさと学舎の校庭にベニヤマザクラを植樹します。

長年校庭に咲き続けている桜並木に病気がついてしまったため、

その並木の下に新しく子どもの桜の木を植えるのです。

 

 

 

米代東部森林管理署長の小野順一郎さんは、

 「大湯小学校とのこうした交流はもう随分前から続いています。

国有林の近くにある学校ではいろんなところでこういう交流が行われているんですよ。

 

 
林業が廃れてくるとその地域経済もダメになってしまうことにつながるでしょ。

そういうところで暮らす子供たちに身近な木に触れる機会を持ってもらうことは

とても大事なことだと思います。」と話してくださいました。

お待ちかねの食事の時間。天気がいいので校庭で食べることになりました。

食事を終えてひと遊び。

口いっぱいにリンゴをほおばって、

笑いをこらえながらの一枚。

このあと近くの青様(あおさば)山登山にむかった大湯小学校5年生のみんな。

たくさんの滝を抱く豊かな森の中で木が育ち、それを炭にかえてきた昔のくらしと今の生活。

自分たちの暮らす地域の中で木とともに生きるたくさんの人の存在を知り話を聞くことで、

ふるさとへの愛情が今よりちょっとでも大きく育ってくれたら嬉しいです。

今回植えたベニヤマザクラの木が大きくなって満開の花を咲かせるころ、

その育った気持ちをもってみんなでまた会いにきてね。

 

県北担当やっつ


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