大森町グリーン・ツーリズム推進協議会 主催

棚田オーナー企画
夏の体験
~かかし作り、野菜の種植え、川遊び~

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2012年9月1日(土)

 

真夏のような強い陽が差す9月1日、横手市大森町の塚須沢集落で棚田オーナーの夏の体験が行われました。今回は、3年目にして初めての試みとなる「かかし作り」をメインに、県内外からオーナーたちが集合しました!
 
田園風景を残す秋田県といえども、私たち県民が「かかし」を見る機会は滅多にありません。
想像を掻き立て、自由な発想でかかし作りがスタートしました。指導者はいません。みんな、お互いに見よう見まねで作りました!
おとなりグループのお姉ちゃんと仲良くなったり、お母さんやお兄ちゃん、友だちと一生懸命になる姿が見られましたよ。
今回はちびっこオーナーたちがたくさん参加してくれました。持ち寄った古着を活かして、鳥も怖がる?アイデアいっぱいのかかしたち。

帽子やメガネをあしらう、オシャレな「かかし」も登場!!大人グループも頑張りました(^^)

そして、完 成 ! !
オーナーの皆さんが協力して作った8体のかかしが、塚須沢の田に並びました。
みなさん、嬉しそうに自慢のかかしと写真撮影です(^^)
 
 
かかしの完成のあとは、待ちに待ったお昼ご飯。大森産のお米、野菜がいっぱいです。そして、夏の定番・冷や汁のおかげで夏バテ知らず!そのあとは、同協議会の後藤会長による漬物講習会が開かれました。
その頃、子どもたちは…。すっかり仲良くなって、遊びを自分たちで考えたり、自由気ままな時間を過ごしていました(^^)
 
 
午後も、もうひと頑張り!午前中、棚田を管理する佐藤昇悟さんのガレージで作ったかかしを、棚田に場所を移します。

稲刈りのときまで鳥や風雨に負けないよう、しっかり杭を立てかかしを括り付けました。

 

「かかしさん、どうか、私たちのお米を守ってくださいね」

 

 

すくすく稲が育ちつつある棚田をバックに、記念写真みんないい笑顔です。

   
 
そして、大人も童心にかえって夢中になる川遊び。
親子で川水遊びする様子もあちこちで見られました。
何か見つけられたかな?
捕まえたお魚たちは、川に返してあげました。
元気な子どもたちを見守りながら、オーナーの皆さんは土手でひと休み。
最後は、大根の種まきをしました。お米と同様に大きく育つか楽しみです。
 

「この企画にだんだん慣れてきました」
 こう話す参加者(オーナー)にその意味を尋ねると、「ツアーや企画物は、たいてい時間どおりに進むじゃないですか。でも、ここではそんなことがない。ゆっくりと時間を過ごせる気がします」というお返事が返ってきたそうです。

 農山村の中で、ゆっくりと流れる塚須沢時間。その時間を地域の人や参加者みんなで共有するー。そんな言葉をいただいたそうです。

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次回は9月29日(土)。いよいよ稲刈り体験です!

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こちらもご覧ください!「大森町の棚田ブログ」

  

写真提供:大森町グリーン・ツーリズム推進協議会 平元美沙緒さん
平鹿地域振興局 農林部 農村整備課 ふる里づくり班

 
お ま け
かかし作りから約2週間、稲刈りまで約2週間前となる9月14日。塚須沢に棚田の様子を見に行ってきました。この数日前、この地域では大雨が降ったそうですが、かかしは1体と倒れることなく棚田をしっかり見守っていましたよ。
棚田を見守るかかしたち。実は、地域の人たちに「かかし」も見守られているんですね。