手前味噌料理&お酒造り体験!

湯沢まるごと醸し体験ツアー*第2弾

2011年2月11日(金)~12日(土)

2010年6月に第1弾が行われた、湯沢まるごと味噌体験ツアー。そのときに仕込んだ手作り味噌の樽開けをはじめとした、まるごとツアー第2弾・湯沢まるごと醸し体験ツアーが開催されました。湯沢市の奥深い発酵文化を学び、豊かに恵まれた自然に触れることができるこのツアー。今回は、手作り味噌と大豆を使った料理作り(1日目)に参加してきました!

主催:(有)秋田コスモトラベル 企画:NPO法人まちおこし結っこ
協賛:山内儀助商店

 

 

待望の第2弾ツアーには、県内から遠くは大阪府まで、募集人数を上回る22名のお客様が駆けつけました。写真は旅行企画を行った、NPO法人まちおこし結っこの鎌田洋平さん。   今回のツアーは、こちらの方々を抜きにしては語れません。郷土料理作りをご指導下さった、湯沢市食生活改善推進協議会・雄勝支部(以下、食改)の皆さん。「院内は何もないところだけど、人情だけは豊かな場所です」とご挨拶。
     
*手作り味噌の樽開け
 

8か月前の暑かった6月。ツアー参加者で仕込んだ味噌がいよいよお目見えです。
仕込みをご指導下さった地元のお母さん、柿崎弘子さん(写真右下・中央)も駆けつけ、ほんのり甘い味噌に歓声が上がりました。もちろん、美味しく出来上がりましたよ!
     

ちびっこ達が中心になって、出来た味噌を容器に移しました。この味噌は今回のツアーで振る舞われた各料理に使ったほか、参加者にお土産として配られました。
 



     
*手作り豆腐に挑戦

 

前回のツアーで植えた大豆を手にする鎌田さん。猛暑により、収穫された量はごくわずか。大切な大豆で豆腐作りに挑戦しました。   食改のお母さんたちが丁寧に作り方を教えてくれました。一晩水に浸しておいた大豆をミキサーにかけます。

ゆっくり鍋をかきまぜます。 豆乳とおからに分けます。 温度を測って慎重に、慎重に。

 

お友達同士で参加された皆さん、ご夫婦で参加された皆さん。そして、このツアーで出会った初対面の皆さんが、それぞれ協力して豆腐作りを楽しみました。畑から採れた大豆が形を変え、食卓に運ばれるまでの一連の作業…。楽しい、という気持ちの他に、しみじみと感じる深いものがありました。

     
*ちょっと一休み

 

1日目の体験会場となったのは、湯沢市・院内地区センター。旧院内小学校で、セピア色の写真がその歴史を物語るように飾られていました。農具などもたくさんこの場に保管されています。

 

地元の方がお話下さいましたが、
「これらの農具や古民具一つずつに説明を加え、展示すれば、保管場所としてしか機能していない現在より見応えもあるし、足を運ぶ人が増えるかもしれない。」とのこと。
本当にその通りですね! 約100年の歴史ある校舎にミニ資料館が併設されていたら…と考えたら面白そう。

 

(写真左下)大正12年5月新調と書かれた消防車は一際目立っていました。
(写真右下)当時の写真の他、どなたかの通信簿も!

 

「ここ(旧院内小学校)を卒業した訳じゃないけど、なんだか懐かしくなるなぁ」と参加者の方々。
     
*きりたんぽ作り
この日の夕食のメインとなる料理作りに挑戦。秋田の郷土料理といえば、きりたんぽ。
ほっかほかのご飯をすり鉢で軽くつぶしていきます。県内から参加した方から、「ビニール袋に入れてつぶすのも簡単よ。」などお互いにアドバイスし合う場面もありました。

 

つぶしたご飯を棒につけ、塩水で握ります。教えてもらっているのは、大阪から来た中学生の女の子たち。秋田に親戚がいるそうで、2人だけで参加してくれました。   ホットプレートで焼き目を付けているのは、秋田市からお越しのお友達3人組。秋田にいながら地元への興味が強くてこのツアーへの参加を決めたそうです。
     

 

男性陣を中心に、こちらは外でみそたんぽ作り。樽開けしたばかりの味噌にクルミや調味料を混ぜて作ったクルミ味噌が絶品。焼きながらみんなつまみ食いしちゃいました。   大雪の県南。バケツやスコップがあれば、子ども達は大はしゃぎです。お父さんやお母さんに「着替えないからね!」なんて言われながらも、遊びたい気持ちは抑えられなかったね(^^)
     
*夕食

 

夕食準備が着々と進んでいます。スタッフのお母さんたちに任せきりにせず、参加者の皆さんが、自ら積極的に手伝ってくれたお陰で交流が更に深まるのも、こういったツアーの良さですよね。食改・雄勝支部長の高岡桃子さんが教えるきりたんぽ。知ってる人も、知らない人も「うんうん」「へぇ~」と頷いていました。

     
食改のお母さんたちが作ってくれた秋田ならでは、湯沢ならではの郷土料理の品々。きりたんぽ(写真中央)はもちろん美味しい。せっかく湯沢に来たんだから、とスタッフの方々が用意してくれた稲庭うどん(写真右)も嬉しい心遣い。
     

 

夕食・交流会はどの席もワイワイ、ガヤガヤ盛り上がりました。おいしい手作り料理があると話も余計に弾むのかもしれませんね。大阪からやってきた女の子に肩もみをしてもらう、地元スタッフとして参加の吉田さん(写真右)。「話しかけて育てた野菜の味は違う。自分が作ったものだと、それだけ有り難味もわくしね。今度はそういった農作物の成長を追うようなプログラムもツアーに入れていこうよ。」と熱く話していただきました。
 

これで1日目は終了。2日目、皆さんは引き続きお酒造りを楽しんだようです。

その様子は、NPO法人まちおこし結っこのブログ、県職員ブログでも紹介されておりますので、ぜひご覧ください。

*NPO法人まちおこし結っこ*
湯沢まるごと醸し体験ツアー 1日目!~手前味噌料理編~

湯沢まるごと醸し体験ツアー 2日目!~お酒造り体験編~

*県職員ブログ*

秋田県南かもし隊!パート2

 

ご家族で、ご夫婦で、お友達同士で…。ツアーに参加された、たくさんの方々。
でも、このツアーは、小さなコミュニティで楽しんだ訳ではなく、スタッフのリードによって、
初対面の者同士であっても、そこにいたみんなが一緒に過ごした時間を笑顔で
楽しむことができるものでした。

 

 

さて、この湯沢まるごと体験ツアー、第3弾はいかに!?
回数を重ねるごとに、楽しさと参加者(ファン)が増していることは間違いありません。
期待しています(^^)

 

県南担当 けこさん