横手市大森町グリーン・ツーリズム推進協議会 主催

棚田オーナー募集イベント
第1弾! 春感体験
第2弾! 視覚体験

(春感体験)2011年6月4日、(視覚体験)7月2日

横手市大森町塚須沢集落の棚田にて、大森町グリーン・ツーリズム推進協議会 (以下、大森GT)が募集した 棚田オーナーによるイベントが行われました。
これは、地域住民と共に大森町の棚田の保全をしていくサポーターを募集したもので、大森町では昨年度実施に続く2年目を迎えた活動です。昨年から継続して参加して下さる方や新しいオーナーも交じり、温かい交流活動を今年もスタートさせました。

 
春 感 体 験  
田植え(手植え)

ご自身の田んぼをオーナーに提供する、塚須沢集落会長の佐藤昇悟さん(写真左下)。オーナーの皆さんにご挨拶。そして、私たちはこの山間地域で米を育てるご苦労を聞くことが出来ました。早速、昇悟さんが田に入り手本を見せ、私たちも真似て4、5本に分けた苗を植えていきます。

 
  
 
 
  

 

田んぼの中では専用の長靴でなければ、なかなか思うように歩けません。裸足で田んぼに入るオーナーも続出!その土の感触に、あちこちから「気持ちいい!」という歓声が聞こえてきました。「今年のオーナーは2年目の人もいるし、筋がいいぞ!」昇悟さんの大きな声が田んぼに響き渡ると、自然と笑顔の輪が広がります。
「塚須沢の田んぼに、人が来てるど」そう言って見学に来た田植えの大ベテランであるおばあちゃんたちにも見守られながら、2枚の田んぼに苗を植え付けました。棚田という場所で育まれた参加者と地元住民との出会いや交流、そして私たちは、普段は出来ない自然体験を思う存分満喫。
さぁ、緑の香りを思い切り吸い込んで歩いた先には、お昼ごはんが待ってるぞ!
 
◇お昼ごはん&ひとやすみ

 

一汗かいた後は、昇悟さん宅の広いガレージでお昼ごはん♪オーナーの皆さんと集落の皆さんが大きく車座になれば、楽しい会話が弾みます。しかも、大森GTのお母さんたちが作ってくれたお昼ごはんが、格別においしい!おにぎりを頬張ると、私たちが植えた天水米(天然の沢水で作ったお米)の出来に期待が一層膨らみました。

 

 
昨年実施した棚田オーナーの様子をDVDで振り返りました。去年もたくさんの出会いがありましたね。   集落を散歩する時間も楽しい時間。やっぱり塚須沢の水はキレイです。子ども達には川遊びが最高でしょうね!
     
  
秋田県が現在取り組んでいる「ニッポンの笑顔」秋田から!プロジェクト
塚須沢でも、全員でそれぞれとっておきの笑顔を描きました。今回最年少オーナーの山中多聞くん(写真中央)はスラスラと上手に、大人の皆さんはなかなかペンが進まないご様子(^^)

スマイル!

 
◇山菜採り
一休みを終えた私たちは、今度は棚田より更に山の奥へと進みました。
濃い緑の世界が視界いっぱいに広がります。

 

この日一日を参加者の皆さんと共に過ごした大森GTの平元さん。山の達人と言うべく、慣れた手つきでどんどん収穫していきます。   こちらは昇悟さんと多聞くん。「田植えをやってみたい」と、意欲的に参加してくれた多聞くんは、この大自然の中を駆け回りました。
     

 

収穫のあとは、加工所に移動してフキの皮むきを体験しました。大森GTの後藤会長(左)と平元さん(右)がせっせ、せっせと手を動かします。   「このフキの皮は丸くして乾かすと硬くなるんだ。昔は野球ボールの代わりにして遊んだもんだ」と昇悟さん。時代を経て変わるもの(遊び)、変わらないもの(食材)…

 
 

 

「棚田オーナーは、一般の方と交流できて、そしていろんな業種の方とお話し出来るのが楽しいです。私たちが農業を教えるだけじゃないの。いろんなことを皆さんから教えてもらうんだよ。今回は去年に比べて、オーナーの皆さんとゆっくり話す事が出来て良かったね。次回はもっとたくさんの方が参加できるみたい。オーナーの皆さんに会えるのが楽しみです。」と話すのは大森GTの後藤洋子会長。

 

 

そして、「私たちはここで毎日暮らしているから、山の沢水やホタルなど当たり前すぎてその価値に気付かない。大森町の良いものをたくさん教えて欲しい。」と皆さんが口を揃えます。


棚田を通した出会いと交流は、回を重ねるごとに親しみあるものに、そしてお互いに得るものが大きいイベントに成長しつつあります。次は初の試みである視覚体験。どんなイベントになったことでしょう…。つづく↓↓

 

 

おまけ

こちらの女性は、塚須沢集落出身で仙台市内の大学に通う長谷山智子さん(4年生)。彼女は、グリーン・ツーリズムを卒論テーマとし、自分の故郷である大森町の取り組みに興味があって参加してくれました。

一日を共に過ごし、「塚須沢って、もしかしてすごく良い所かも…」と長谷山さん。こうして自分の故郷の良さに気付き、認められる若者がどんどん増えるといいですね。

 

 
視 覚 体 験
7月2日、棚田オーナーイベント第2弾である視覚体験(ランタン作りとホタル観賞)が行われました。塚須沢集落の皆さん、大森GTの皆さん、そしてオーナーの皆さんらが集い、佐藤昇悟さん宅のいつものガレージの中で作業はスタート。じりじりと照りつける強い日差しは、まるで「今夜はホタルがいっぱい見れるよ」とお天道様がこのイベントの成功を約束してくれたかのようでした。  
 
 ランタン作り
  
  
  
ランタン作りはペットボトルやろうそく、ネジなど少ない材料で簡単に作ることが出来ます。(詳しい作り方はコチラ) カッターで切り落とすペットボトルの絶妙な高さなど、作っているうちにコツは身に付きますよ(^^)。私たちは248個のランタンを完成させました!好きな絵も描くと更にオリジナルランタンに仕上がり、火を灯す楽しみが増しますよ。
 
 ちょっと休憩・・・
   
ランタン作りも一息つき、日差しも幾分柔らかくなると子どもたちは元気いっぱいに外で遊びだしました。   「何がいるの?」と聞くと、見せてくれたのは、ビンの中にいる大量のカエル!
  カエルを捕まえるのに夢中になったのは、伊藤ひなた君と従姉妹の船木彩智ちゃん。そんな2人を見て、
「ゲームでしか遊ばない訳じゃないんだよな。こういう環境にくれば、大人が教えなくても子どもたちは遊ぶ方法を自分で考えられるんだ。」
そう話す集落の方の言葉が印象的でした。
 
 ランタンの設置

 
さぁ、出来たランタンを棚田に並べていきます。前回の春感体験で手植えした田んぼのほか、塚須沢集落の道路沿いを飾っていきました。
大きく歩幅を取って「1、2、3歩」。 ランタンの設置場所を決めて、どんどん作業を進めるのは親子5人で参加してくれた、棚田オーナーの山中さんご一家。
設置完了して、改めてその棚田を見ると、透明なペットボトルがそれだけでキレイに見えました。夜の点火が待ち遠しい!

 

 
 おにぎりタイムと棚田の様子
 
合間を見て、私たちが手植えした田にも見学に連れて行ってもらいました。すくすく生長している苗をみて一安心。   点火を前に、全員で軽い夕食をいただきました。美味しいおにぎりをいただきながら、想いはランタンへ…。
 
 ランタンへ点火~幻想的な世界へ。
 
辺りが薄暗くなってきたら、全員の協力で一気にランタンに点火しました。
大人も子どもも、わくわく (^^) ドキドキ (^^)
そして、並べ終え、一息ついて景色を望むとそこには幻想的な世界が広がっていました。
気付けば、塚須沢集落の皆さん、そして秋田市や由利本荘市など遠方からもたくさんの方が夜の部の見学にいらっしゃっていました。ろうそくの火のみで作った「つかすさわ」の灯、そしてランタンのオレンジの灯が創り出す幻想的な世界に魅了され、私たちはしばらくそこから動くことが出来ませんでした。
 

 

春感体験から参加してくれた長谷山さんが大森町のお友達を連れてきてくれました。集落の皆さんと一緒にピース☆(左から岡部まい子さん、佐藤貞康さん、長谷山智子さん、佐藤昇悟さん)   

今回は、子どもたちの参加が多かったため、スタッフがサプライズで花火を用意してくれました。みんな大喜びです。

     
 ホタル観賞

 

上の2枚は、ホタルが描いた光の軌跡です。撮影に手こずる私に代わって、地元・大森町から参加の太田さんご夫妻がご協力くださいました。本当にありがとうございました!ここで見た大きな光を放つホタル。その数は想像をはるかに上回り、地元の方々も驚くほどの美しさ。その美しさを知っているのは、この日参加してくれた人だけの思い出に…。
 

「他の地域の農村で自然を活かした交流活動をしているのを聞いていたので秋田でもやればいいのに、と思っていました。でも、自分の出身である大森町ですでにやっていたんですね」
と話してくれたのは、仙台から大森町に戻って来られた太田さんご夫妻。奥様がご主人を誘ってご参加くださいました。


また、塚須沢出身で、仙台市内の大学生である長谷山さんもお友達を連れての参加。ランタンに火を灯し、ホタルの乱舞を目の当たりにすると「ホタルすごいから早く見に来て!」とさらにお友達やお知り合いに声をかけていました。

 

「本当に感動しました、ありがとうございました」とスタッフや集落の方に声をかけていく見学者の方。「この日一日だけで終わるイベントにしていたらもったいない!」というご意見も。

 

 

地元の若者が「なにもない」と思っていた故郷を見直し、そこにある豊かな自然に気付き、そこで生きている地元の人々から刺激を受ける機会に今回のイベントも繋がったのではないでしょうか。
なにもない塚須沢。でも、豊かな自然がある。人と人を繋ぐ棚田がある。そして、そこで生きる熱い人たちがいる。何も代えがたい素晴らしいものが塚須沢にはあり、代わらず継承されていくものであって欲しい。そう思います。

 

この日の帰り際、佐藤昇悟さんに「今日のイベントはどうでしたか?」とだけ聞くと、

「最高!」
そのたった一言に嬉しくなり、笑顔で「また来月!」と約束をしてきました。


暑い夏になるでしょう。次回、夏感体験は8月です。

 

県南担当 けこさん

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