大潟村の夏を満喫!

~大潟村グリーン・ツーリズム連絡協議会~

2011年7月30、31日の2日間、大潟村で「いきいき体験 大潟の夏!」

大潟村グリーン・ツーリズム連絡協議会 主催)が行われました。

県内外の小学生(4~6年生)が、親元を離れて友達と一緒に農家に民泊する企画です。
ドキドキ、わくわくの2日間。
子どもたちは夏休みの貴重な時間をどう過ごしたのでしょうか。

 
1日目
ザリガニ釣り
 

今年は、主に秋田市内から10人ほどの子どもたちが参加しました。
大潟村を訪れた子どもたちが、まず体験したのはザリガニ釣り。

大潟村干拓博物館裏にある草地には、ザリガニが生息していて、絶好の釣り場です。

村の職員が前日にちょっぴり増やしたということもあって、釣りはまさに入れ食い状態?!

これには、現地まで送ってきたお父さんたちのほうが夢中になっていました。

 
広大な田んぼで自然観察

実は、ザリガニ釣りはいわばオリエンテーション。

お昼ごはんを前に、子どもたちは家族と離れ、民泊する3軒の農家に分かれました。

わたしは、男の子4人のグループに同行。子どもたちが楽しみにしていた時間が始まります!

 

 

4人を受け入れたのは、大潟村グリーン・ツーリズム連絡協議会会長の小林大蔵さん。

軽い昼食を済ませ、さっそく、小林さんのひろ~いひろ~い圃場に出発です。

「プランなんかないよ。黙ってれば自分たちで遊びを見つけるもんだ」と話す小林さんが、

唯一準備していたのが木のぼり。しかし、みんな腰が引けてしまったようで、早々に退散。
「最近の子はやらないのかな。ウケると思ったんだけどな~」と思わず小林さんも苦笑いです。

 

やっつ「小林さんの田んぼどれですか?」小林「この辺全部」

やはり大潟村の農家はスケールが違いますね(^^;

子どもたちもまっすぐに続く農道を全速力で走りぬけます!

 

大潟村ならではの大きな水路

稲の花って白いんだ。

あっちに行こうぜ!

何探してるの?

四つ葉のクローバーでした

水路の上を恐る恐る…

納屋の中を探険!

虫に刺されちゃった

早く登っておいでよ!

おれ、年輪数える。

トラクターでっけぇ~。

小林さんの愛車を借りて

なんとか晴れていた空もついに雨が。
子どもたちは予定を少し早目に切り上げて、小林さんのお宅へ向かいました。

しかし、残念ながら、わたしの1日目の同行はここまで。
子どもたちはそれはそれは楽しい夜を過ごしたようです…☆

 

2日目
じゃがいも堀り カブトムシ探し

2日目は日差しが痛いくらいの晴天になりました!
各農家に分かれて一晩を過ごした子どもたちは、前日のように村の干拓博物館へ集合。

汗だくになりながら、朝からじゃがいも堀りやカブトムシ探しを楽しみました。

 

バーベキュー

お昼ごはんは、お肉も野菜(大潟村産)もたっぷりのバーベキュー☆ 

 

大潟村の野菜がたくさん!

民泊した農家からの差し入れ

女の子は2軒に分かれて民泊

スイカ!

カエルの鳴き声がしたんだけど…

スイカ!!!

     
村の歴史を学ぶ

バーベキューを終え、家族が迎えに来るまでの時間、
子どもたちは大潟村の歴史を学べる郷土カルタや紙芝居を楽しみました。

干拓の歴史、入植者の苦労、今では名所となった菜の花と桜並木の始まりなど、

大潟村について少しは覚えてくれたでしょうか。

   
お別れ会

楽しかった2日間もあっという間にお別れの時間です。小林さんは、子どもたちに向かって

 「楽しい時間をどうもありがとう。また大潟村に来てください」と語りかけ、
また、親たちには「大事なお子さんを一晩お預かりしました。ありがとうございました」と
お礼の言葉を述べました。
そして「大潟村も3月の震災後は観光客も減って閉塞感があります。

でも、地元の人が地元で楽しくしていけば、その楽しさは世界中に広がっていくと思います」

今の想いを伝えました。

   

子どもたちも「農家に泊まったのは初めてで緊張したけど、楽しかった」とか

「2回目の参加。今年も新しい友達ができた、来年も来たい」などと感想を話していました。

大きな荷物とジャガイモを抱えて、迎えにきたそれぞれの家の車に乗り込む時、
「ねぇ、来年も来るでしょ?」「もちろん!」という会話が聞こえました。

短い時間でしたが、子どもたちにとって忘れがたいひと夏の思い出となったようです。

 

ちょっと出張 県北担当やっつ