冬のあきた白神

 漁師料理を楽しむ旅

2010.02

2010年2月、八峰町八森で「冬のあきた白神 漁師料理を楽しむ」が行われました。
さむ~い漁師町を散策したり、海の幸でおなかいっぱいになったり。

冬の八峰町を満喫した2日間です。

 
漁師町散策ならぬ地吹雪ツアー

主催のあきた白神体験センター(八峰町八森)は、
「白神山地や
日本海での自然体験、郷土食づくりの体験、創作活動の体験など、
さまざまなプログラムを提案する宿泊施設」です。 

午後1時30分にセンターに到着すると、スタッフのみなさんが出迎えてくれました。

そして、今企画のご担当であるセンターの田中洋輔さん(左)の口から一言。 

「きょうは、みなさんの日頃の行いがよほどいいのか、こんな天気(悪天)です。
なので、
予定の漁師街の散策は、地吹雪ツアーに変更します。」 

 
こうして、漁師町散策は地吹雪ツアーへと、いとも簡単に変更になったのでした。
 
岩舘漁港に降り立つと、寒いながらも、真冬の海に浮かぶ船の姿もなかなかカッコいいな、

なんて思ってみたりして。しかし、さすが冬の日本海。容赦ない寒風が、わたしたちの

全身をいとも簡単に氷点下に包み込んでしまうんです。足も顔も、全部全部痛い!

 

「寒い!」と叫んでいると、「五所川原の地吹雪に比べたらまだまだ。」と背後から低い声。

長年鉄道の補修管理の仕事をしていらっしゃる男性の貫録の一言でした。

でもでも、それでも、やっぱり寒いものは寒い!!「あはは、さんびー!」とか

「うぉ~、あはははは!」とか寒さに狂ったような笑い声があちこちから聞こえてきます。

頬とか鼻とか感覚がなくなって、避難する場所も覆うものもなければ、そうなっちゃいます。

 

 

 

 

 

 

 

そんな中、漁師町らしい風景がありました。小屋の天井いっぱいに吊るされたタラ。

 棒タラだそうです。見かけただけでも3軒ほどの家できれいに上手に干していました。

 港町の冬の味覚。これもまた漁師料理のひとつですね。

途中行き合った地元の人に「そんな格好じゃ寒いでしょ」と言われてしまったわたしたち。
あ~、死ぬかと思った。

 
漁師町料理を堪能
センターに隣接するハタハタ館の温泉ですっかり生き返った後は、

ツアーのテーマでもある「漁師料理」を堪能です。

 

場所は「夕映えの館」。八峰町が所有し、地元岩舘の住民に管理をお願いしている施設。

今回のようなイベント利用のほか、宿泊、研修施設としても利用できます。

地元のお母さんたち3人が腕をふるってくれました。

皆さんはJR主催の五能線の旅でこれまでも旅行客を相手に料理をふるまってきた方々で、

今回、センターからもご協力をお願いしたのだそうです。

 

まな板の上にはこんなに大きなタラ!漁師のおうちに嫁いで30年近いという女性も

「こんな大きなタラをさばくのは初めて」というほど大きなタラです。

男性のなかなかの手つきに、周囲からは賞賛の声。

「早く食べたいですからね。」と、とても初めてとは思えないテキパキした包丁さばきで、

見事に巨大タラを片づけました。(左)

新鮮なイカもこの後おいしいお刺身となって宴の席に登場しました。(右)

 
本来、漁師さんたちは白菜を入れないそうですが、今回は特別に白菜ありとなしの

2種類のタラ鍋が用意されました。

 
さく(みょうさく:山菜の一種)の煮物  ギバサ(海藻の一種)
   
イカの刺身 ごぼうとしらたきのタラコ和え
   
ダダミ(鱈の白子)の醤油煮  八峰町の地酒「白滝」
   
初対面同士もお酒の席で交友を深めます。
 

仕事やプライベートの話に盛り上がったり、踊ったり。楽しいひと時です。

 
JR五能線に乗る

翌日は、五能線で秋田県側「あきた白神駅」から青森県側「十二湖駅」まで、

30分ほどの小旅行です。

 

あきた白神駅は、県内で唯一「観光駅長」さん(美人)がいることで有名な駅。

この日は残念ながらこの日はお会いできませんでしたが、
お近くにお越しの際は、ぜひ
会いに行ってみてください。

 

ディーゼルエンジンの音が心地よい車内に乗り込むと、みなさん荒れる日本海や

海辺に佇む海鳥など、車窓から見える景色をしきりに写真に納めていました。

 
ボックスシートで向かい合いながら車窓を眺める時間は懐かしくもありとても暖かく、

ローカル線ならではの素朴さを十分に感じることができました。

 
はちもり観光市

2日間にわたる「漁師料理を楽しむ」の締めくくりは、

土日限定で開かれる八森漁港の「はちもり観光市」を見学です。

 
市場の中は大勢のお客さんと元気な魚屋さんで大いに賑わっていました。

今の旬はやっぱりタラのようで、たくさん並んでいました。

そして、名物のつみれ鍋。つみれはホッケを使い大なべでいっきに作り上げるのだそうです。

ハタハタの季節には一日に何百食も売れる、市場の人気メニュー。

 
港から直送なので、スーパーよりもとってもお安く新鮮。
 
つみれ汁とおにぎりに、冒頭で紹介したホタテを追加してお昼ごはん。

市場の一角にはこうして炭火が用意されていて、その場で買ったホタテを焼いて

食べることができるんです。みなさんもぜひお試しください。

 
 

今回の「漁師料理」を主体にしたツアーはあきた白神体験センターでも初めての試み。

県内各地から参加したみなさんの表情から、大満足の2日間だったことが分かります。

海、山、里と白神山地の恵みを一度に味わえる八峰町に、ぜひ一度お越しください。

 

県北担当 やっつ


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