由利本荘の魅力発掘!

~鳥海りんどう収穫体験と由利高原鉄道~

「由利本荘地域の魅力発掘」を目的とし、グリーン・ツーリズムを実践している農家民宿および鳥海高原観光施設部の連携事業「鳥海食のプロジェクト」を組み入れたモニターツアーが行われました(由利本荘市主催)。

 全国的な産地となり、ブランド化しつつある「鳥海りんどう」を活用した農業体験のもようや、由利高原鉄道の取り組みなどをレポートします。

  ★鳥海りんどうの収穫体験と、「ホテルまさか」での岩魚山菜料理

 

由利高原鉄道の「釣りキチ三平号」に乗車し、矢島駅へ向かう。

「釣りキチ三平号」の車内は特別仕様!漫画のひとコマを描いたイラストが飾られている。

 

終点の矢島駅まで、鳥海山麓線を走ること約40分、ゆっくり向かう。

矢島駅のホームでは 、“あきたおばこ”がお出迎え。「ようこそ、えぐ来たな~」

 

鳥海の直売所「菜らんど」へ。(隣りの「ももや」では、名物「百宅そば」が食べられる。)

オープン時まもなくの陳列棚には、朝採り新鮮な野菜がズラリ! 並べ方もきれい。

 

今のうち、野菜を選んで会計~お取り置きしてもらう計画。「りんどうの収穫体験の後、取りに来ま~す!」

 

鳥海名物「松皮餅」。アクを抜きナタで柔らかくしたアカマツの薄皮が入っている。江戸時代から続く郷土食だ。 

長野県でもりんどう栽培が盛んだが、もともとは鳥海の苗がむこうに流れたもの。それが、ふたたび鳥海に戻ってきている。2.5haから始まった畑も、今や11.2ha。りんどうで鳥海を誇る産業を目指したい」と言うのは、26戸の農業集団「JA秋田しんせいりんどう部会」会長・三船勝利さん。

朝晩の寒暖差・夏冬の寒暖差・春の強い西風「鳥海おろし」などの厳しい気象条件も、宿根草のりんどうにとっては最適な環境。四季の気候に負けず逞しく育った鳥海りんどうは、色鮮やかでボリュームがあり華やか。鳥海地域の生育環境が意外に理想的なのは、人間にも共通しているように思う。

 

摘み取りのコツは、まっすぐ背が高く8段になっている蕾のもの。

既に花が開いた生育旺盛なりんどうは出荷に間に合わないため、花を千切り葉を残す。これは翌年の株養成となる。

参加者のお二人。「開いた花でも数日は持つから、玄関に飾ります」とは、佐林ツギさん。

「せっかくの季節ものは、仏様に供えるよ」とは、農家民宿「開墾の里」での「笹巻きづくり体験」の時に出逢った黒木貞子さん 

 

6月から11月までと収穫時期の長いりんどうは、「ブルー・ピンク・ホワイト・パステル」など、色とりどりの種類が長く楽しめる。

鳥海の田んぼも順調に生育中。緑のじゅうたんが風にそよいで、秋の収穫を約束してくれているようだ。

野菜を引き取りに「菜らんど」へ戻る。ここにもりんどうが販売されている。

昼食会場の「ホテルまさか」でいっぷく。 「あづがったね、しゃっけ茶うめぇ!」

 

お待ちかねの昼食は、鳥海の恵みが味わえる地産地消弁当。わくわく…。

岩魚の塩焼き、ミズ・ちょろぎ・きゅうりの漬物、卯の花、ゼンマイの煮物など。 

★土田家住宅見学と由利高原鉄道

 

時間的に少し余裕があったため、国指定重要文化財「土田家住宅」を見学。遡ること24代、17世紀頃の建築だといわれている。

 

天井等はカツラやホウ、柱はクリ、横材がブナ、板壁、などの雑木で作られている。杉などは一切使用されていないのが特徴。

 

中世の「主殿造り」に外観が似ていることから、「中門造り」と呼ばれる。近世初頭の上層農家の形態がうかがえる、資料的な建物。

 

セミの抜け殻を発見。ひと夏の命でも脈々とつながれて、彼らも代々この地に住みついてきたのだろう。

 

樹齢250年以上といわれている矢島町の保存樹、「コウヤマキ」の木。見上げる程の巨木は、土田家の歴史を見守ってきた。

 

由利高原鉄道鳥海山ろく線の列車アテンダントが、沿線の絶景ポイントをアナウンスしてくれる。約40分の列車の旅が楽しい。

 

「ドンパン節」を、矢島仕様(替歌)にした「おばこドンパン」を、楽しげに歌う参加者たち。

参加者もスタッフとも打ち解け、まるで旧知の友のよう。またどこかで再会することを願う。

 

 

【おばこ号…おみやげ便「おばこ箱」】

 

矢島に行ったら是非購入してみてほしいのが、「鳥海山ろく線おばこ号」のおみやげ便、「おばこ箱」。地元、由利本荘市の特産品や手作り品がギッシリ詰まっています。 

応援大使のおばこと、はだちの会(障害を持つ子とその親の会)で作りました。 

「おばこ号」が地域の足として、また旅情を誘う助けとして末永く活躍できるよう、願いが込められています。

 

今回の内容は…桜茶(列車内でおばこが振る舞ってくれたものと同じです)、いぶりがっこ(燻した大根漬け)、酒蔵見学もした「天寿酒造」のおせんべい(酒造りの工程で削った米粉を使用)、あゆ最中(可愛い鮎の形をしています)、金平糖(七夕列車の時にもありました)、矢島中学校誕生記念の鉛筆(笑!レア物です!)

 

 ※「おばこ箱」の内容は、季節によって変わります。お土産用はもちろん自分用にもいかが!

車の旅も気ままでいいけれど、たまには目的を持たず、揺られるままに鉄道の旅をしてみてはいかがでしょう。

 車窓から見える、のどかな景色にゆったり、

車アテンダントの温かいもてなしや、地元の人々の歓迎にほっこり、

 そのうち、以前からこの場所を知っていたような気がすることでしょう。

 そして、気がついたら、ここから帰りたくない気持ちになっているはず・・・。

 鉄道の旅には、人々が忘れかけていた優しさと懐かしさ、心のふれあいがあります。

 

県央地区特派員 よどぎみ


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