地域の農家と語ろう!交流しよう!
ふるさと体験in大館

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2015年10月17日(土)~18日(日) 〈大館市〉

「地元の子ども達にも、地元で農家体験を」。大館市内の5・6年生16名が市内の曲田地区において農家体験を経験しました。交流を通じて、地元の良さを受け入れした農家と一緒に体験した2日間です。

     
【10月17日(土) 1日目】
「陽気な母さんの店」に集合してオリエンテーション
 
 
 

秋田県内でも人気の直売所「陽気な母さんの店」に集合です。参加する子ども達の緊張を少しでも和らげようと、大館市役所の職員の皆さんもにこやかにお出迎え(県外客の皆さんにも好評を頂いているスタイルです。)。今回、受け入れを担当して下さるのは、石垣一子さん(いち林)、畠山市子さん(松之助)、畠山フサ子さん(大杉の家)。

果樹園で農業体験 
 

この日、大館は快晴!気持ちのいい青空のもと、徒歩で果樹園を目指します。  

今回は、石垣一子さん宅の果樹園でお世話になります。まずは、りんごのお話に耳を傾けます。

 
作業の前に「味」も確認です。「こういうおいしいりんごにする、最後の作業をお願いするよ~」   そして、作業の前に準備体操!「秋田弁ラジオ体操」で体をほぐします。さすが大館の子ども達。バッチリです。
 

今日の作業はりんごの葉摘み。日当たりよくしてあげます。

  1つ1つ丁寧に、丁寧に。
郷土料理「きりたんぽ鍋」づくり体験
農家のお母さんと一緒に温泉へ行って、農作業の汗を流したら、今日の夕食になる「きりたんぽ鍋」を作ります。

 
みんなで協力して作業していきます。やきたてのたんぽに特製みそをぬって「みそたんぽ」の出来上がり!その場で、食べて満足、満足!大館のたんぽは、地域のみなさんに愛されています。
 

副菜のサラダも、みんなの分を盛り付けします。

  なにやら大きな袋を振っていますが、「塩キャベツ」を作っています。キャベツ、塩コンブ、オリーブオイルで美味しく出来ました。
   
受入先のお父さん達も、子ども達の作ったきりたんぽ鍋を一緒に食べました。
 
夕食後は、各受入農家へ移動して、人生の大先輩のお母さん達と語らいました。   果樹園へ向かう途中で、落ちていた笹の葉や木の葉、小さな実などを組み合わせて作ってくれたオブジェ。センスあふれる作品に、農家のお母さん、大喜び。

 ・・・緊張ぎみだった、子ども達。でも1つずつ作業をしていきながら、仲間と受入農家との距離をぐっと縮めていきます。


 

 

【10月18日(日) 2日目】

りんごの収穫作業

 

朝食もみんなで協力して準備しました。

 

収穫の前に、クイズを一つ。「さあ、この果樹園にあるりんごの品種、言ってみよう!」

 
 
真っ赤なりんごを目の前にした児童の皆さん、熱心に作業してくれました。
 
休憩時間に頂いた、もぎたてのりんご。蜜がたっぷりです。   作業を頑張ったお礼に、りんごを袋いっぱい頂きました!
 地産食材による豚汁&おにぎりづくり体験
~迎えに来る家族の分も作ろう♪~ 
 

 
おにぎりづくりに挑戦です。こちらも、新米で。昨日のたんぽづくりとは違い、苦戦する皆さん・・・。手にづける水の量や塩加減が難しかったようです。でも、なんとか、お母さん達のアドバイスで完成しました。 
 
豚汁も最後の仕上げです。   漬物の盛り付けにもこだわりを見せる男子たち。
 
 

美味しく完成!

お迎えの家族と、みんなで頂きました。ご家族の皆さん、お味はいかがだったでしょうか?


最後に、「キャリアパスポート」(大館市教育委員会発行)に、受入農家さんがサインします。「また、来ます!」とあいさつを交わして、濃密な2日間を終えました。

 
 

<参加した児童の皆さんの感想>

「農家の人は、とても知識があることが分かった。」

「りんごを取る時には、りんごの下を空に向けて取るとすぐとれることが分かった。」

「農家には時間が大切と分かった。」

「普段、家では自分で料理をする事はないですが、初めてでも作れるように親切に教えてくれて、ありがとうございました。」

 

<迎えに来てくれた家族の皆様の感想>

「少し心配だったが、迎えに行った時の顔を見て安心した。普段できないリンゴの収穫や宿泊先でのいろんなお手伝いは、良い経験になったようだ。」

「この機会に、大館の良さや農業のことなど、家族でも話し合って、また何かの機会に参加していきたい。」

 

今回の企画を通じて、参加した皆さんも、送り出したご家族も、地元・大館を再発見できたのではないでしょうか。また、受入農家も、かねてから地元の子供たちと体験交流を行いたいと願っていたところでした。”大館、いいところだなあ”をいう気持ちをたくさん発見した2日間でした。