~田舎ぐらし大学みたね 主催~
里山のじゅんさい沼で摘み取り体験②
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2014年7月13日(日) 〈三種町・山本地区〉

田舎ぐらし大学みたねによる、2回目のじゅんさい摘み取り体験が行われました。
秋田市内などから親子4組が参加し、三種町ならではの貴重な体験を楽しみました。

特に、賑やかでパワフルな子どもたちにとっては、一足早い夏の思い出になったの
ではないでしょうか(^^)この日の様子をご紹介します。

じゅんさいとは…

里山のじゅんさい沼で摘み取り体験①(2014.6.29)の様子は、こちら

 
オリエンテーション
 
集合場所は、道の駅琴丘にある休憩施設。
オリエンテーションを行いました。
  「田舎ぐらし大学みたね」の皆さんからご挨拶。左から笹村優樹会長、柴田千津子さん、志戸田義友さん。
     
じゅんさいの摘み取り体験
 
早速、車で志戸田さんが営む志戸田農園へ。丁寧な指導とコツを伝授されました。
山間にあるじゅんさい沼は、心身ともにリフレッシュできる環境です。
  
 
大きなカエル!自然環境の良い沼にはいろんな生き物がいっぱい。   今回参加の子どもたちは小学3~6年生。
最初は「ひとりで乗るの?」と不安げでしたが…
 
「3分あれば慣れる」の志戸田さんの言葉通り、細長い棒1本をうまく使いこなしてこの笑顔♪
木造で一畳ほどの大きさの小舟をうまく操作しながら、じゅんさいを摘み取ります。
 
水面下に自生するじゅんさい。スイレン科の多年草で、高級食材として珍重されてきました。
その生産量日本一を三種町が誇ります。
写真のように、葉だけではなく茎を残して摘み取るのがポイントと志戸田さん。

 
お父さん、お母さんたちも摘み取りに夢中・集中。
「爪切らなきゃよかったー!」という叫びも聞こえてきました(笑)
 
緊張の志戸田チェック。「合格!」 をもらえてホッとする皆さん。
2時間の体験を終えて計量しました。チャンピオンはこちらのお母さんで1.55kg!他の参加者の倍程の量。摘み取ったじゅんさいは、すべてお土産としていただきました。
     
料理体験&お昼ごはん
 
お腹ぺこぺこの参加者を待っていてくれたのは、柴田千津子さんや志戸田さんの奥様たちが用意してくれたお昼ごはん。じゅんさいがとてもキレイ!
 
山菜のミズも用意されていて、みんなでミズの皮むきをやってみました。   お父さんたちも手慣れた様子です♪
 
柴田さんが料理の先生となって、ミズも入った「じゅんさい鍋」を作りました。   笹村さんも、子どもたちが挑戦する料理のお手伝い。
美味しいじゅんさい鍋の完成!
生産地だからこそできるとても贅沢な鍋ですが、豪快にいただきます!

 
タニシの味噌煮。「懐かしい」と箸が止まらない方もいました。   三種町特産の八竜メロンがデザート。
     
それぞれの時間・・・
 
お昼ごはんが済むやいなや、子どもたちは敷地内の赤土の山が気になり出しました。   始めのうちは大人たちにやめるように言われていましたが、園主・志戸田さんの「いいよ」を合図に思い切り遊び始めた子どもたち。
 

 
 

午後はあいにくの雨模様。
散策の予定をしていましたが、楽しむ子どもたちを見て、そのまま思い思いの時間を過ごすことにしました。

 

再びミズの皮むきをしながら、他愛無い会話を楽しむ皆さん。子どもたちがどんどん泥んこになる様子を笑いながら見守ります。

 

「山のてっぺんを目指す」という目標を掲げ、この日が初対面となる子どもたちが力を合わせて知恵を絞ります。悪戦苦闘を繰り返したあと、目標達成の際には喜びを分かち合っていました(^^)

 

「今では、公園の砂場でも安心して遊べなくなってしまったので、こんなふうに泥んこになって遊ぶことが本当に楽しいんだと思う」と参加者のお母さん。雨と汗と泥んこに濡れた子どもたちは、本当に活き活きとした表情でした。

 

 
思い切り水浴びして泥を洗い流したみんな。   着替えて、もう一度じゅんさい鍋を食べて温まりました。きゅうりをかぶり付く姿も様になっています。

  

無事に一日を終えて、笑顔を見せる田舎ぐらし大学みたねの皆さん。
 
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「じゅんさいの摘み取りを子どもにやらせたくて、でも舟に乗せるのが不安だったので
先週私たちだけで体験に来たんです。そしたら、面白いし大丈夫だなって思ったので
今回子どもと参加しました」と話すお母さんたち。


「子どもたちが舟に乗るのって本当にいい経験になるんだ。子どもはやる気があっても
大人が心配しすぎて子どもにやらせられない。でも、舟に乗ってしまえばひとりで乗れた
ことに子どもは自信がもてるようになる」と志戸田さん。

 

今回は予定を変更しての一日ではありましたが、子どもたちが存分に楽しめた一日に
なったのではないでしょうか。「学校が違う知らない人とこんなに遊べた日で、なんだか
いい体験したなぁ」とぽつりと感想をもらし、その場を笑顔にしたお子さんもいました(^^)
遊び疲れた子どもたちでしたが、この日の思い出は、きっと彼らの心に残り続けることでしょう。

●写真協力:秋田県 山本地域振興局 農林部 農村整備課 ふる里づくり班

 

今後、同団体は果樹の収穫体験を秋に予定しています(変更あり)。
詳細が決まり次第、秋田ふるさとオーナー2014特設ページ、または、ふるさとオーナーページ(三種町山本地区)にてお知らせいたします。

 
 
◎お問合せ
田舎ぐらし大学みたね(会長・担当 笹村優樹)
(秋田県山本郡三種町森岳字岩瀬121)
TEL  0185-83-3382  / FAX  0185-83-4108 / 携帯電話 090-7794-7720