(県北)大館市 比内町独鈷(とっこ)地域
Tokko Area, Hinai Town, Odate City
平成30年6月18日 /June 18th, 2018.
大館市立東館小学校3年生15名による、畑のキャビアとも呼ばれている秋田の伝統野菜「大館とんぶり」の苗植えが行われました。「とんぶり」を商品として継続的に生産・出荷している産地は、国内で大館市のみと言われています。
A group of 15 third graders from Higashidate Elementary School planted “Odate Tomburi,” one of Akita’s traditional vegetables known as “Field Caviar.” [The seeds are used to garnish food in Japan.] Odate City is said to be the only place in Japan where tomburi has been continuously produced and shipped to the market.
1か月前に種蒔きし、約30cmの大きさに育った苗をまっすぐ植えるように指導しているのは、地元農家の本間均さんです。子どもたちが植えたとんぶりは「大館きりたんぽ祭り」で販売されるほか、今年から学校給食でも使用する予定となっています。
The seeds were sown a month before. On this day, Mr. Hitoshi Homma, a local farmer, showed the pupils how to plant the 30cm seedlings straight in line. The harvested crop will be available on sale at “Odate Kiritampo Festival” and served in school lunch from this year.
大館とんぶり
- 美の国あきたネット_あきた伝統野菜について(外部リンク)
- 大館とんぶりは、2017年、農林水産省の地理的表示保護制度(GI制度)に登録されました。
大館市内のスーパーで売っている「とんぶり(左)=ほうき草の実」と「ほうき草の種(右)」を比較してみました。先人の加工技術に驚きです。
苗植え終了後、本間さんの定植機による作業を見学することができました。3年前までは今回の小学生と同じ手植え作業だったそうです。
マップは、体験したとんぶり畑です。
とんぶり畑は大館市比内町独鈷集落の東側高台に集中しています。
取材:情報発信推進員 七尾清己