東由利めぐり~八塩の地が誇る新旧の水瓶①

 

○●○「八塩いこいの森」の黄桜まつりの様子○●○

 東由利八塩の「黄桜まつり」は、「本州最後の桜まつり」とうたわれている。

 最終日の5/9は、昨年の来場者を大幅に上回る家族連れで大賑わいであった。

 特産の、「由利牛」串ステーキを販売するのは、Aコープ東由利店のスタッフ。

 顔面真っ黒にしながら焼いていた。

  
○●○冷水をたたえたダム湖周辺を散策○●○
 

 「八塩ダム湖」を一周する、約2.2kmにわたる遊歩道を散策し、その景色とダム湖の様子を観察。右下に溜まっているピンク色のものは、散った桜の花弁。

 間伐材モデル建物「森の家」は休憩所となっており、ダム湖を眺めながらお弁当を広げているグループもいる。

 ボート乗り場。30分500円。奥では、ペダルボートを漕いでいる家族連れが2~3組。

 日常を忘れそうなほど、ゆっくりとひとときを過ごすのもおすすめ(上)。

 

 遊歩道のちょうど折り返し地点にある「こうふくの橋」。

 赤い吊り橋が何とも可愛らしい(右)。

  

 「幸福の鐘」を鳴らすと、しんとした辺り一帯に響きわたる。

 湖に張り出した人工島は休憩スペースとなっており、写真を撮るにはベストスポット。

 道端に生えていた蕗。

 そっと寄り添う姿が微笑ましい。

 高台にある青少年交流施設、「野鳥の家」。八潮ダムを囲んだ側には、オートキャンプ場やパークゴルフ場も整備されている。

●○由利本荘市の花・桜○●○

 平成18年の平成大合併による新「由利本荘市」の花として「さくら」が公募で選ばれた。  市内に点在する桜の名所を点から線、線から面に展開する「さくら満開のまちづくりグランドデザイン」を実施している。

 「八塩いこいの森」では約2000本の桜が存在、「黄桜桜源郷」を目指している。

 

 今年は桜の開花が遅れていたため、「ソメイヨシノ・黄桜・八重桜」が続けて見られるという珍しい年となった。

●お問い合わせは・・・

 八塩いこいの森(センターハウス 0184-69-2332)
 由利本荘市東由利総合支所 産業課内 0184-69-2116)

 

○●○笹倉トンネルのわき水○●○

 東由利老方の奥(現国道48号線)をずっと行くと、何ともレトロなトンネルがある。
 横手駅⇔由利郡東由利村の老方駅(当時)約32kmを結んでいたという、横荘線(昭和46年全線廃止)の名残りだ。

 「陸羽横断鉄道構想」で横手⇔本荘間の建設予定だったが、第二次世界大戦や水害等の影響で、全線開通とはならず。

 このトンネルの奥に「祝沢」という集落がある。

 炭を積んだトロッコ列車が走っていた時代はどんなだったろうと、当時に想いを馳せてみた。

県央担当:よどぎみ

 

 トンネルの壁より染み出した湧水は、冷たくて手がかじかんでしまうほど。夏でも冷たく澄んでいるため、山菜採りや田畑仕事の帰り等、地元住民の喉を潤してくれるという、ありがたい水。

 ~ちょっと寄り道はいかが?~

 黄桜温泉「湯楽里」内にある「お食事処やしお」にて、フランス鴨のラーメン。

 東由利はフランス鴨の産地として知られており、刺身も意外に臭みがなく、新鮮にいただける。