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Flower travel 4 Fall burns
 登山者をにぎわしたゼンテイカ(ニッコウキスゲ)の花も終わり、九月の声を聞くと秋田駒の山域にはそろそろ秋の気配が感じられる。しかし、華やかな秋色を求める登山者は駒もうでに忙しい。
 駒の花たちは山膚が燃え出す直前まで、きれめなしに主役を演じている。
 オオアキノキリンソウ・ウサギギク・トウゲブキ・ハクサンシャジン・ミヤマリンドウ・エゾオヤマリンドウ・エゾツツジ・エゾウメバチソウ・・・・
 ・・・遅咲きのイワオトギリは小さな黄色の花を朝露に濡らしながら、葉は真っ赤に燃え、チングルマの実は秋風に綿毛をそよそよと揺らす。錦秋の季節を迎えるのだ。
千沼ヶ原秋景。まるで神が作った田んぼのように多数点在している。 秋彩眺望。湯森山の9月は錦の着飾る衣替えの時、愛でたい風情を見せてくれる。
エゾウメバチソウ。花がウメや梅鉢の紋に似ているところから名付けられた。この花が咲き出すと、忍び寄る秋の気配を感じる。 ミヤマリンドウ。秋を代表する美しい花で、湿原の最後を彩る花のひとつ。リンドウの仲間は根の苦味が強く、龍の胆のようだということから、和名が「龍胆」の音読みをあてられている。

 

 

ノコンギク。山野に普通に見られる花で、淡い紫色の花を咲かせ、花の色からこの名がついた。 黎明。日の出のすこし前、東の空は黄金色に染まる。壮厳な日の出ドラマの前座として清々しい。

 

 

錦秋の彼方。鶴ノ湯温泉近くの山腹では紅葉が真っ最中、錦のように輝いていた。その向こうにはどっしりと駒が。 ブナ林寸光。笹森山登山道に風情を添えるのはブナの巨木群だ。その森をゆくと一瞬の輝きに出会った。
樹海寂然。先達川の源流部、ブナの樹海は青葉で埋め尽くされている。「美しき水の郷あきた」を生み出す母なるブナ林だ。しかし、晩秋には静かに白衣に着替える時を待っているのだ。 水沢初冬。11月上旬、水沢の源流部を尋ねた。突き上がった男岳の稜線には白いものが見えた。
横岳の彩り。9月下旬、横岳の稜線では秋色が真っ盛りだった。その向こうには岩手山が座っていた。 男岳晩秋。10月も中頃、落日の光に映えるピラミダルな男岳が美しかった。女岳から。
ミヤマセンキュウ 駒雪を呼ぶ。10月中旬、乳頭温泉郷の周辺では、紅葉が始ったばかりだったが、駒は白いものをまとっていた。脇を固めている樹海の群れに衣替えを進めているようだった。蟹場温泉の上部から。

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