あきたこまち

日本の主食お米は中国から九州に伝わったとされており、3000年前以上前からお米を作っていたことが明らかになっています。米作りが盛んになった理由は日本の天候と言われています。雨が多く降る梅雨季と雨があまり降らない夏が米作りに適しており、東南アジアなどと同じように日本では米作りが盛んになりました。

スーパーに行くと様々なブランド米がありますが、それは各地域が品種改良を行いオリジナルのお米を栽培しているからです。天候に強い稲や甘みを増した稲など様々な特徴があります。あきたこまちは冷害に強く、品質の高さで全国的に有名なお米になっています。

はさがけ

秋田県羽後町では米を収穫する際、はさがけと呼ばれる伝統的な天日干し方法を用いる農家がたくさんいます。通常、機械で刈り取られたお米をコンバインを使って人工的に乾燥させますが、はさがけでは太陽と自然風によって乾燥させます。手間は通常の5倍以上かかりますが、完全天日干しとしてブランド化されています。

収穫は家族総出

収穫の際は農家さんは大忙しです。刈り取る時期は秋の2週間程度しかなく、その間に全ての田んぼのお米を収穫するので、外に出ている家族総出で刈り取り作業を行います。

日本に来て、感動したのは、田んぼの稲がとても綺麗に並んでいるところでした。稲と稲の間が綺麗に同じスペースを開けて植えられていて、新幹線や、バスで移動する時、窓から綺麗な景色となって見えていました。また、日本の田園風景は、どこまでが自然か、人工的な田畑か見分けがつかないくらい自然に馴染んでいます。

田代の皆さんに稲刈りの方法を学び、私たちも田んぼに入りました。田んぼは見た目よりも土が軟らかく、長靴が埋まるほどすっぽり足が入ります。
お父さん、お母さん、おばあちゃん、息子、そしてその子供と4世代がみんなで一緒に稲刈りをする光景はまるでジブリ映画に出てきそうな光景でした。日本の地域に入ることで、もっとたくさん日本を知ることができました! (アメリカ)