秋田の季節の料理が味わえる最高の場所

秋田の地元料理を体験したいと思う人には、ぜひ農家レストランをおすすめします。農家によって経営されている地元の農家レストランでは、自家製の野菜や野生の山菜を使った料理がふるまわれています。秋田市にある農家レストランの一つを紹介します。

秋田空港から車で50分、田舎にたたずむちょっと風変わりな小屋があります。階段を上がってドアを開けると、目に入るのはなんともあたたかい空間です。右手にあるオープン・キッチンからはおいしそうなにおいがこぼれてきます。「ゆう菜家へいらっしゃい!」

ゆう菜家のオーナーである浅野育子さんは、お客さんが食事をしながら田舎の風景を楽しめるようにとレストランを二階に開きました。雄和地区で初の農家レストランであるゆう菜家の目指すものはいたってシンプルで、「季節ごとの地元の材料を使って手作り料理を食べてもらうこと、そしてその過程を通じていろんな人と交流すること。」です。ゆう菜家は自家製の野菜を使っておいしい料理を提供するだけでなく、地元の山で採れた山菜も調理します。木に書かれたシンプルなメニューはお客さんたちを少し興奮させます。

木に書かれたシンプルなメニューは見るだけでお客さんをわくわくさせる。メニューの一つである「おかあさんの今日のおまかせ」は初めてのお客さんにおすすめです。なかでも山菜のてんぷらはゆう菜家の代表料理で、シンプルに揚げた山菜は抹茶塩との相性が抜群です。口に入れるとカリッと音がして新鮮な味が口いっぱいに広がります。メインディッシュは温と冷とで二種類の味が楽しめるレストラン自慢のモロヘイヤ麺です。オーナーの浅野さんはお客さんが健康に良い料理を楽しめるよう、有機栽培でモロヘイヤを育て、そのモロヘイヤで麺を作っています。

「地元の野菜で季節の料理を作る。」これがゆう菜家のモットーです。人間、地元、そして食のつながりへの想いは店名にも込められています。「ゆう」は雄和の良さを伝えるため雄和の雄から取り、「菜」は日本語で野菜、そしてゆう菜家のシンボルであるモロヘイヤを表しています。「秋田で何ができるの?」と聞いてくる人もいますが、秋田を観光する際には、田沢湖、乳頭温泉に加えてぜひゆう菜家もおすすめです。

ゆうなやで食べた天ぷらがとても美味しくて、自分たちでも作ってみました。天ぷらは新鮮な野菜が重要と聞いたので、教えてもらった「みず」という山菜を採って、天ぷらを作りました。ゆうなやで食べたてんぷらと同じ、みずの葉っぱを天ぷらにしてたべました。とても美味しかったです。