グリーン・ツーリズム交流博 “ここから秋田”~
春の餅っこづくり@農家民宿泰山堂

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2015年3月22日(日) 〈仙北市西木町〉

一足早い春を迎えたような、ぽかぽか陽気の3月22日、農家民宿 泰山堂(仙北市西木町)で、「春の餅っこ作り」体験を行いました。代表の藤井けい子さんが餅づくりの先生です。

レシピを頼りにするのではなく、一緒に手を動かしながら覚えるのが藤井流(^^)

いくつの餅ができるかも最後まで分かりません!

 

   
こちらが藤井けい子さん。柔らかい方言で出迎えられると、その場はあっという間に和みます。   定員を上回る8名の皆さんに、仙北市内外よりご参加いただきました。ありがとうございました。
   
こちらは、最初に作業に取り掛かったかぼちゃのペースト。何に使うのかな?   もち米粉・うるち粉とこしあん、砂糖、塩をよく混ぜてこねたものを蒸かします。少しずつ小分けしたものを蒸し器に入れるのがコツ。ゆべしの生地です。
 
藤井さんは、金型を使って餅を梅や桃の形にしていきます。これは、笹っぱ餅と呼ばれるこの地域の伝統菓子。   「コツは手早く作業すること。あぁしようかな、こうしようかなと迷いながらやってると餅が手についてしまうよ」と藤井さん。
 
所々にピンク・黄色・緑が色づけられているのが分かるでしょうか。これを笹の葉に乗せて蒸します。   同じ西木地区から参加してくれた、農家民宿一の重の佐藤郁子さん。農家民宿(農家のそば屋 兼)一助の澤山節子さんも来てくれました。
 
おやき作りをする佐藤郁子さんは、おやきを引っくり返すタイミングで水をじゅっとかけます。これもコツ。   美味しそうな焼き目。食べてみると、しっとりした食感が楽しめます。
 
こちらは、先程と同じ金型を使う、なると餅づくり。黄色く色づけた道明寺粉を最初にしいて、白の道明寺粉を薄く、そしてあんこを詰めたらまた白でかぶせます。   最初の白の道明寺粉を薄くしいてあんこを透かせるのがポイント。「全部できた頃に作るのが上手になるな」と笑い声も聞こえてきました。
 

「熱い、熱いっ」と言いながら、蒸けたゆべしの生地をよく練ります。蒸け具合は、手ですりつぶしてみて、あんこが黒ならOK。

  よく練った生地に、最初に作ったかぼちゃのペーストを小分けして適当においていきます。
 
かぼちゃを置いたら端からくるくる巻いて、砂糖をまぶします。砂糖を付けるのは、ゆべしが手に付きにくくなるのと、照りが出るためだそうです。   仕上げに“巻きす”で軽くぎゅぎゅっと。これはしっかり巻くためというよりは模様をつけているんですよ。
   
模様が付いたら、人数分に分けました。包丁ではなく、糸を使いました。その方が切り口がきれいにできるんですね。   餅づくりは、まだまだ続きます。こちらはぜんざい。甘く煮たつぶあんを取り分けています。
 
薄いピンクに色づけた生地をホットプレートで焼きます。あんこを乗せて焼けたらくるっと包みます。   塩漬けした桜の葉でもうひと包み。手作り桜餅の完成♪
 
蒸し器で蒸した笹っぱ餅が出来てきました。金型を使った餅のほかに、うさぎも作ったので最後の仕上げ。   南天の葉っぱを使って、うさぎの耳に見立てました。笹っぱ餅、かわいいですね。
 
白玉だんごをくるくる作って、お湯の中へ。   醤油、砂糖などをフライパンで熱して、茹でた団子にからめると、みたらし団子の完成。 
 
まだまだいきます!もち米粉に砂糖、水を混ぜて餅を作り、黄な粉の上に流します。今回は、水の代わりに豆乳を使いました!   柔らかい餅なので、上手にあんこを包むのが難しく、藤井さんが熟練の技を披露。お見事な手さばきでした。黄な粉を十分にまぶしたら、うぐいす餅の完成。
 
藤井さんのご厚意で、試食用に最近テレビで見たという握らないおにぎり・「おにぎらず」に挑戦。   簡単なのに、美味しい。巻き寿司用の海苔にごはんと好きな具を挟んでくるむだけ。参加者の皆さんも興味津々です。
 
さぁ、これで全てが完成です。テーブルに乗せきらないほどの数々の餅。つい、みんなで眺めてしまいました。たった2時間で、これだけの量。「さ、食べよう、食べよう!」
 
 
ゆべし 椿餅  おやき 
桜餅 笹っぱ餅 なると餅 
ぜんざい みたらし団子  うぐいす餅

参加者の皆さんで作った餅が9品目+おにぎらず。

一口に「餅」と言っても、見た目も味も異なる餅が種類豊富に出来上がりました。

見た目が似ている「椿餅」と「なると餅」でも、それぞれ餅粉、道明寺粉で作っているため、粉が違えば作る行程も違います。つぶあん、こしあんももちろん使い分けました。餅づくり、奥が深いですね。

おにぎらず  
 
 

試食の時間は、情報交換の時間になりました。餅づくりの話題から、「○○に生えてる笹の葉が大きくて良い」、「餅の型は、今ではなかなか売ってないけど、もしかしたら○○商店ならあるかもしれない」、「桜の葉はどこなら売ってる?」などなど、話は尽きません。

 

また、藤井さんのこれまでの失敗談の話になって、「熟練の技に至るまでには失敗もあるんだな」と皆さん。これまで見聞きした技に、失敗も成功も含めた創意工夫が加わっているんですね。皆さんの意欲と協力で、たくさんの餅を作ることができ、学びの多い時間を過ごすことができました。「みんなで作ると楽しい」、「帰ったらやってみる」など会話が聞こえてくると、私たちも嬉しくなりました。ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。

 

写真右は、藤井さんのご厚意の「いちごのババロア」。大満足でお腹をさすっていたのに、これは別腹です♡