鳥海高原矢島まるごとブランドづくり協議会 主催

平成27年度鳥海高原矢島まるごとブランドづくり協議会

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2016年2月26
(金) 〈由利本荘市矢島町〉

 平成25年度から「都市農村共生・対流総合対策交付金事業」に取り組んできた「鳥海高原矢島まるごとブランドづくり協議会」。この度、3年間の事業の総括が行われました。

講話①「都市と地方をつなぐちよだフードバレーネットワーク」
    

 講師は、大塚 洋一郎先生NPO法人農商工連携サポートセンター代表理事)
 この事業の準備段階から含め、4年間矢島地区に関わって下さいました。今回は、昨年11月20日~23日に東京・有楽町で行われた「ちよだフードバレーネットワーク・オータムマルシェ」(矢島の皆さんも出店されました)の様子を分析して、売上トップだったブースの要因やポイントを解説して下さいました。
 売るだけでなく、食べてもらうことが重要。そして現地へお連れする―この一連の流れを大事にすることを力説。 

講話②「これからの鳥海高原矢島の活動展開に期待すること」
 

 講師は、柳澤 泉先生(企業組合アップルピュア代表、シニア野菜ソムリエ)。

 青森のご自宅から255㎞(!)の距離を、矢島の皆さんとの研修のために通ってきて下さいました。
 地方に住んでいるからわかる、コミュニティ維持のための協力体制の必要性をアドバイスして下さいました。「次世代の人たちに、仕事としてどう繋ぐか、技術を伝えるか」が次のステップ。「やさい王国(矢島の農産物直売所)の存続のために、次世代の育成を!!」と熱いエールを送られました。
 家業が種苗店ということもあり、「これは売れるぞ」という野菜の品種をシニア野菜ソムリエの観点からもアドバイス。

 今年の「矢島食農起業塾」の中で生まれた、「鳥海高原まるごと便」。やさい王国自慢の品々が、お母さん達におまかせ!の品揃えで、年2回(春・秋)宅配便で届きます。
 前述の東京で行われた「オータムマルシェ」でも、矢島の漬物は飛ぶように売れる、人気商品!そんなおいしい野菜たちをはじめとする旬の食べ物を手に入れるチャンスですよ!
申込用紙はこちらからダウンロードできます。
「ご注文、待ってます!」と、やさい王国のおかあさん。 
 

 協議事項「3箇年間のまるごと協議会事業の総括と28年度事業計画案について」

プロジェクトリーダー 佐藤 晃一氏

 

 3年間の事業活動の効果(総括)が報告されました。
1.協議会構成団体の特色や事業内容の理解と連携が深まり、互いの強みを活かした事業展開が行えた。
2.構成団体個々の事業実施に係わる相互の意思疎通が図られ自主的な協力姿勢が構築された。
3.地元の矢島高等学校の教育活動との連携が深化するとともに、地域活動が活発化してきた。

 東京のマルシェでの販売実習は、矢島の商品が「売れる」という自信につながりました。
 鳥海高原を舞台にした体験ツアーは、「鳥海高原」「ジャージー牛がいる花立牧場」「菜の花」といった要素に「とうもろこし」という魅力がプラスされました。

 

 その「とうもろこし」は、最初700㎡の試験栽培からスタートしたものが、3年間で、12,000㎡に拡大され、「やさい王国」や地元スーパーに供給販売できるようにまで成長しました。その間、パウダー化やアイスクリームへの加工と挑戦しています。 

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 平成28年度事業の事業計画案についても、発表がありました!
 その中でも、目玉は・・・
●「鳥海高原とうもろこしアイス」の製造販売!
 5月21日(土)・22日(日)の「第7回菜の花まつり」でのデビューが予定されているそうです。
 その他にも、このアイスの製造段階からファンになってもらおう!という企画も用意されているそうです。詳細が発表になりましたら、ホームページでもご紹介しますね!

地元スーパーと連携した販売イベントの実施!
 「鳥海高原とうもろこしアイス」&地物野菜の販売イベントを企画しています。地元高校生との連携もあるそうです。フレッシュな力に期待です!

鳥海高原矢島まるごとブランドづくり協議会の挑戦は、まだまだ続きます!

食農起業塾修了証授与及び感謝状贈呈

   「販路拡大コース」「地域ブランド品開発コース」で学んだ、20名の皆さんに、大塚先生と柳澤先生から修了証が授与されました。
そして、ご指導下さった先生方にも、小番会長から感謝状を贈呈!サプライズな感謝状に、先生方も感激されていました。矢島の皆さんとの深い絆を感じました。 
 

 配布資料の最後に「これまでの取り組みで基盤はできた! 意欲と連携をさらに強め、自立・発展を目指そう!」とありました。小さな取り組みの積み重ねが、ひとつひとつ形になっていった過程が分かる会でした。