旬を感じるツアー

太田の秋づくし

2012年11月25日(日)

 仙北市と横手市を結ぶ「みずほの里ロード」の中間地点にあたる大仙市太田町。そこに住む住民がメンバーの「みずほの里いきいきネット協議会」が主催した旬を感じるツアーが、太田町の「古民家あかまつ庵(奥羽山荘敷地内)」で実施されました。
 秋田市からお越しのお客様を中心に、久しぶりに晴れ上がった空の下、「食」と「地域」につながる体験が行われました。
 
 オリエンテーション~キャベツの収穫体験
 
はじめに、あかまつ庵の囲炉裏を囲んでオリエンテーションが行われました。挨拶するのは、同協議会会長の高橋栄さん(写真右)。
 
最初に一行が向かった先は、キャベツ畑。当初はツアーの予定になかった行程で、急きょ実施可能となったサプライズ企画!ご自分で収穫したものを、地元の皆さんに「大きいのを見つけましたね!」などと褒められると、とっても嬉しそうな表情をしていました。
 
なんて嬉しそうなんでしょう。   お土産に「りんどう」もいただきました。
     
 ブルーベリー冬囲い
 
みずほの里いきいきネット協議会では、メンバーが協力してブルーベリーの栽培に取り組んでいます。今回は、ブルーベリーが無事に寒い冬を越えられるように冬囲いしました。
 
簡単そうに見えてなかなか難しい。雪が重く積もってもほどけないように、且つ、来春の冬囲いの片付け作業も効率よく進むように、紐の結び方ひとつで苦戦しました。
 
「ブルーベリーの木の葉は赤くなるんだね」と話しながら、鮮やかに染まった葉っぱを集める女の子。かわいい葉っぱ、いっぱい見つけられたね。
 
 きりたんぽ作り~お昼ごはん
 
あかまつ庵に戻ると、昼食となる「きりたんぽ作り」に挑戦。秋田と言えばきりたんぽ。しかし、一から手作りする方はあまりいないかもしれません。地元の元気なお母さんの指導で一つ一つ丁寧に作り上げました。
 
 たのしいねー   食べちゃった
     
出来上がりまでもう少し!きりたんぽを焼くのは自然と男性の役割に。
囲炉裏で焼くきりたんぽ、風情がありますね。
 
そのころ…①
きりたんぽ作りを指導してくれた地元のお母さん手作りの太巻きでしばし休憩。「今度は太巻き寿司の講習会やって!」という声が上がりました。
 
そのころ…②
協議会メンバーであり、昨年1月、太田町に農家食堂を開業した「樫食堂」  オーナーの小松さんがじっくり時間をかけて作った鶏ガラ+和出汁のきりたんぽ汁。
 
きりたんぽが出来上がると、みんなでいただきました。お昼の直前にいただいた太巻き寿司、きりたんぽ汁、味噌焼きたんぽ。米料理のオンパレード!
食後は、囲炉裏を囲って男性陣の語りの時間。何のお話でしょうね。
   
食後は、甘酸っぱくて美味しいブルーベリースムージーを作っていただきました!ご飯をたっぷり食べた後ですが、デザートは別腹ですね、「アンコール!」とおかわりのリクエストも。
 
 
 

楽しいときはあっという間に過ぎ、お別れ会の時間になりました。
参加された方たちの感想をご紹介します。

 

皆さんが企画したイベントに参加したのは5回目。初回の参加者はたった5名でしたね。しかし、いつも皆さんが温かく迎えてくれるので、「続けてこちらに来よう」という気持ちになり、今では参加者の皆さんでバスがいっぱいになるようになりました。今回も温かいおもてなし、ありがとう。

 

秋田市から約1時間半かけてたどり着いたここ(あかまつ庵)は、古民家の建物が素敵なところでした。このようなイベントに参加したことがなかったので体験が新鮮で、自分でキャベツを採ったのも初めてだし、ブルーベリーを丁寧に冬囲いしてみて、「こうやって育ててるんだなぁ」と思うことができました。来年、ブルーベリーの収穫のときもまたここに来たいです。

 

漬物が美味しくて、さっきレシピを教えてもらいました。太巻き寿司の講習会、実現させてください。今からワクワクします。ありがとうございました。

 

 
太田町のファンの方が、今回のイベントで、また増えたかもしれませんね!人が人を呼び、繋がるイベントを、地元スタッフも参加者もこれから続けていきたい、続けて欲しいと感じているようでした。冬を越えて春が過ぎ、夏がやってきたら、またあのブルーベリー畑で再会したいですね!