ごっつお玉手箱列車に乗って、農家民宿に泊まろう(宿泊研修)

令和元年12月14日(土)-15日(日) 秋田内陸縦貫鉄道・仙北市内の農家民宿

秋田県は、秋田のグリーン・ツーリズム(以下、GT)の推進を図るため、外国人旅行者をサポートしたり、農村の魅力をPRする「秋田グリーン・ツーリズムサポーター」を募集しました。今年は本県GTに興味のある県内の大学生や留学生、ALT、一般の方まで広く研修に参加されています。なお、3回の体験研修のうち2回以上参加した研修生は、「秋田GTサポーター」として認定されます。
今年度2回目となる今回は、秋田内陸縦貫鉄道のライブトレイン「ごっつお玉手箱列車」に乗車し、その後、5軒の農家民宿に分宿し、一晩を過ごしました。2日間にわたる研修の様子をご紹介します。

秋田内陸縦貫鉄道 ごっつお玉手箱列車

通称・ごっつお列車は、角館駅から阿仁合駅まで走るイベント列車です。沿線農家のお母さんたちが作った旬の料理が最寄り駅から列車に持ち込まれ、田舎料理のフルコースが食べられます。心のこもった手作り料理を味わいつつ、移り行く車窓の景色も楽しめるのが人気のポイントです。

ごっつお列車で案内してくれた門脇富士美さん(農家の宿星雪館)。車内でのサーブや手作り料理を提供してくれるのは、グリーンツーリズム西木研究会の皆さんです。
角館駅(仙北市)を出発したときにはなかった雪が、阿仁合駅(北秋田市)を目指すうちに空から舞い始めました。外国人の研修生の皆さんは、その水墨画のように染まった雪景色に歓喜の声を上げていました。里山の風景とそこで食べられている郷土の味を同時に楽しめるイベント列車は感動の連続で、「もうお腹いっぱい!」の声も。

仙北市内の農家民宿

ごっつお列車を楽しんだ後は、仙北市内の5軒の農家民宿に分宿しました。各宿で、農作業体験や料理作りに挑戦したり、おしゃべりに没頭して交流を深めた宿もあったようです。

翌日、朝をゆっくりと宿で過ごしてもらい、最後に一同がそろってまとめの会としました。オーナーの皆さん、研修生それぞれから温かい時間を過ごしたことが伺える感想が聞けました。

研修生からの感想やレポート(動画)(一部抜粋)

  • 秋田の魅力の一つに「人の温かさ」があるのだという確信がもてた研修でした。農家民宿側は、外国人の観光客を思って美味しい日本食を味わってもらうための創作料理の工夫だとか、電気毛布の使用による睡眠時の快適さの維持など、丁寧に宿泊の受け入れを行っている様子を伺い、非常に温かみのあるおもてなしを感じました。素材は大変良いのに、宣伝の方法があまり知れ渡ってないため、広報の仕方を変えるだけでもっと人気になるはずです。
  • 研修中は意見交換の時間が限られているため、レポートで出た意見や感想をぜひシェアしてほしいです。自分になかった視点を知ることで、次の研修レポート等にもいかせると思います。
  • (研修生による動画)