ひがしなるせキッチン

 東成瀬村は、「日本で最も美しい村」連合に加盟している、とても美しい村です。その美しさは、自然景観ばかりでなく、歴史や村人の営み、さらには食文化などあらゆるものに及びます。
 今回、そんな村の美しさのひとつ・「食」にスポットを当て、もっと多くの方に村を知ってもらおう!と、イベントが開催されました。伝統野菜を使った郷土料理や新しい加工品などを披露し、皆さんに試食していただく「ひがしなるせキッチン」です。
(このイベントは、平成25年度都市農村共生・対流総合対策交付金事業の一環で実施しました。)

■主催:日本一美しい村づくり東成瀬協議会(以下、構成会員)
・農事組合法人なるせ加工研究会 ・エスコーター岳遊会 ・仙北道を考える会 ・東成瀬昔っこの会 ・あきた山の學校 ・NPO法人秋田花まるっグリーン・ツーリズム推進協議会 ・NPO法人あきた地域資源ネットワーク(事務局) ・東成瀬村
 
   
 
 
     

司会は、日本一美しい村づくり東成瀬協議会事務局の鐙啓記さん(写真左)、来賓には東成瀬村の佐々木哲男村長(写真右)がお越しになり、自ら村の紹介・PRをしてくださいました。

 
   

同協議会は、 これまでに東成瀬村を訪れるツアーを2回(2013年10月11月)実施しています。このイベントは、そのツアー参加者や、県内の「食」に関わる関係者ら約60名を招待、一般公募も行って開催されました。 

 

(写真左)あきた山の學校の藤原優太郎さん。藤原さんの知識と感性を通して、豊かな村の魅力をご紹介くださいました。

     

ひがしなるせキッチン、いざスタート

 
 
納豆汁
各家々で手作りする人も多い納豆。冬の定番。
 

餅入りミネストローネ(レシピ有り)

「初めて焼いた餅を入れてみました!」

 

米粉うどん(フォー風)

出汁はイワナから。焼いたイワナも具材に。

  餃子皮ピザ(レシピ有り)
研究会の加工品「トマトミックスソース」を利用して。
 

トマトバーガー

米粉にピューレを練りこんだ人気商品!

 

平良カブの漬物(麹漬け、いぶり漬け)、他

伝統野菜・平良かぶのいぶり漬けは初お披露目。

 

ぜんまいの一本煮

「東成瀬は全部一本まま(丸ごと)出すんです」

 

たけのこの一本煮

「東成瀬の一本を皆さんにも食べてもらいたくて」

 

蛭川清水(村の三大清水のひとつ)

「今回、全ての料理に使用しました」

 

ししたけ茶

「ししたけは、香茸のこと。香りを楽しむお茶です」

 
あずきでっち(きんつば風)
村の郷土菓子。おはぎに似ています。
 

アップルパイ(レシピ有り)

りんごコンポートを使ったスウィーツ3品登場

 

カステラプレーン

米粉100%のカステラ作りに奮闘中!

 

りんごミルクプリン(レシピ有り)

 コンポートがちょこんと乗って、プリンの食感も◎

     

 美味しいものがずらり!どの料理も食欲をそそる逸品です。料理は、なるせ加工研究会のお母さんたちが腕をふるいました。

 また、県内の各メディアでもご活躍されている、フードコーディネーターの瀬田川千秋先生が料理監修に入ったことで、お母さんたちは慣れ親しんだ食材で新たなメニューに挑戦する良いきっかけにも繋がりました。

 

*一部レシピを公開!
ダウンロードしてご覧ください

 
会場から大きな拍手が送られた、なるせ加工研究会の皆さんと瀬田川先生(写真左)
 
瀬田川千秋先生   日本一美しい村づくり東成瀬協議会・なるせ加工研究会代表
谷藤トモ子さん
     

 なるせ加工研究会は、米粉カステラの開発に試行錯誤を重ねています。「米粉100%でカステラを作るのは困難だと言われてきました。でも、それをクリアできたら良いものができると思っています」と代表の谷藤トモ子さん。それぞれの料理への愛情やこれからの挑戦、信念が伝わる挨拶でした。

 

直売コーナーも大盛況!

 
   
     
 
     
 

研究会の商品を求めて、直売コーナーも大盛況。

ふっくら炊いたごはんに、「麹なんばんみそ」、「ねりうめ」、「ばっけみそ」をのせて試食したら、買いたくなりますよね♪

 

漬け物も同様、実際に食べてみて「おいしかった!」と言いながら買い求めるお客様で賑わいました(^^)

     
 
 
 
 

ほっこりと温かい気持ちにさせてくれる、数々の料理や村の皆さんとの会話。

きっと、そんな美味しい記憶やお母さんたちと交わした笑顔は、参加者の皆さんの体験となり、東成瀬村をこれまで以上にぐっと身近に感じるきっかけになったのではないでしょうか。

「今度は村に行ってみよう」、そんなファンの皆さんがこれからも増えてくれたら嬉しいですね!