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秋田駒ケ岳から乳頭山へ

 八合目小屋前から登山道を少し歩くと、小沢を渡る。赤紫色の溶岩石を踏み、急な上り坂となる。背後の笹森山が眼下に見えるようになると、コースも平坦になる。女目岳の北をまわり込むと、田沢湖や森吉山が見える。お花畑の保護柵の中をゆるやかに続くコースを歩くと阿弥陀池西端。右に聳える男岳に登る。目の前に広がる田沢湖が美しい。

 湖畔に戻り、木道を辿って東端の阿弥陀池避難小屋へ。ミヤマキンバイやヒナザクラ、チングルマに囲まれた小屋から、女目岳をめざす。山頂の展望は360度、東北北部の主峰全てを見渡せる。非難小屋に戻り横岳から稜線を歩く。コマクサの咲く火山砂礫帯を進むと、広い丘に着く。ここは、駒ヶ岳、男岳、阿弥陀池、縦走の峰々が見える眺望スポット。

 ハイマツと潅木の道を下ると水場の小沢に出合う。濃い緑に敷き詰められたゆるやかな尾根をたどると、湯森山(1472)に着く。後方に秋田駒ケ岳(1637)、前方に笊森山(1541)、岩手山、乳頭山(1478)など、見飽きることのない眺望が広がる。

 東に続く平坦な道を進み、大岩の脇から下りとなる。小沢を渡ると池塘や湿原が広がる熊見平に着く。ここからしばらく登ると笊森山山頂だ。
 ここを下ると右に分岐する千沼ヶ原コース。オオシラビソの林を抜けると、多数の池塘が点在する大湿原・千沼ヶ原。咲き誇る高山植物を探勝し、乳頭山へ向かう。山頂は360度の展望が広がる。北には、裏岩手連峰、西方の眼下にはオオシラビソの中にひっそりとたたずむ田代平山荘、その背後に大白森が見える。

 下りはお花畑の中を進み、一本松コースへ。丸太の階段を急斜面を下ると潅木帯からブナ林に変わる。やがて先達川に沿って道は次第にゆるやかになり、砂防ダムを過ぎると秘湯・黒湯温泉だ。

秋田駒ケ岳概念図

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