日本の70%は森林

東京や大阪をイメージすると都市が発達しているうように思いますが、実は国土の70%は森林が占めています。特に東北地方、秋田県には手つかずの山が残っており、都市部の方は空港を降りるだけで、空気が違うことに驚くかもしれません。

ツリークライミング

大自然を気軽に体感できるアクティビティがツリークライミングです。ツリークライミングとは、アメリカで生まれ、日本には2000年ころに普及しました。ロープを組み合わせて樹木に吊るし、そのロープを手繰り寄せ、踏ん張ることで、簡単に木登りができるというものです。

体に装着するものは、ヘルメットとロープ。全身を使って登っていくのだが、ロープを使いながら登るため、とても楽に登れます。だんだんと地面が遠くなり、見渡す限り山々や田んぼが広がります。木の幹が自分の体を支えていることがロープを伝って直に感じられます。本当にシンプルでアナログな道具なんですが、かえって自然との一体感を感じることができるでしょう。

ドイツでもアウトドアアクティビティは盛んで、山や木に親しんでいますが、ツリークライミングは初めての体験でした。先生が丁寧に教えてくれますが、私は日本語がほとんど分からないので、必死で先生のジェスチャーを見ながら学びました。最初は難しかったですが、少しコツを掴むと、どんどん登れるようになりました。木の上は想像以上に高く、下を向くと怖さがあるくらいです。周りを見渡すと秋田の景色が遠くまで見ることができ、とても気持ちよかったです。今度は、もっと山の中に入って、高い木に登って見たいと思います。(ドイツ)