米づくりの村 母の面影 田んぼの学校 過酷な労働 実りの秋
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Life of village 2
にわかに押し寄せた民主化の波に、農民たちは戸惑い気味。左の写真は「農村の民主化!! 農地の開放!! 聞け!!農地改革について」と題するポスターを見入る農民たち。右の写真のプラカードには「われらののぞみ 28で結婚できる給料を!」と書かれている。
米の供出が終わってほっと一息。お互いに技を交換し合う品評会。 米の村にも美容の講習会がやってきた。
カゴにはタケノコ、縁側には山菜、山の幸を売買しているところ。 コイ一匹と米を物々交換しているところか?
年のはじめにあたって神に五穀豊穣と川路の安全を祈る「川を渡るぼんでん」。県内にぼんでん祭りは数多くあるが、川を渡るぼんでんは花館だけ。一面銀世界と化した田んぼの雪原を突っ切って、雄物川の渡し場へ向かう様は圧巻。渡し船で雄物川を渡り、対岸の伊豆山神社に奉納される。
昔から、村を邪悪なものや悪霊、疫病などの災厄から守るため、ワラで作った大きな人形・鹿島様を村境にまつり守護していた。秋田には、地域独特の鹿島様が多種多様存在し、稲作農業の文化の傑作と言われている。
村人たちにとって、祭りは生活のアクセントでもあった。
昔から素朴な祭祀が伝承されてきた。左の写真は、百万遍の数珠廻し。「ナンマイダー、ナンマイダー」と唱えては拝む。大きな数珠を幾人もの人が手繰り寄せて送り、念仏を唱えながら廻す行事。この百万遍に使った綱切れを厄病災難除けとして家の戸口に吊るしておいた。また、村の入り口におくと、村へ疫病が寄りつかないといわれている。
酒宴の真っ只中、腰を折り曲げて踊る老婆・・・なぜか人の心を打つ光景だ。
農閑期には、様々な娯楽が待っていた。酒宴の席で、女たちが相撲に興じている。今では、決して見ることの出来ない光景だ。 村の祭りには、○○一座の旅芸人がやってきて、娯楽の少ない村人たちを喜ばせた。

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