秋田花まるっグリーン・ツーリズム推進協議会ブログ

待ちに待った桃の収穫~由利本荘市矢島・茂木果樹園~

茂木果樹園の桃
先にこちらのブログでご紹介しておりましたとおり、由利本荘市矢島は坂の下にある家民宿「自然満喫家」木さんの果樹園にて、桃の収穫が始まりました!
矢島周辺で果樹園を大きく手掛けているのは、実は茂木さんのところだけ。
化学肥料には頼らず、基本有機肥料・牛堆肥・魚粉・カニガラ・カキガラ・骨粉・鶏糞など、有機肥料を中心に大切に育てられています。
桃の収穫をする茂木栄一さん 桃を入れる
簡単そうに見えて、実は桃の収穫ほど難しいものはないです。コツは、実を強く持たず(握るとつぶれてしまいます)、掌を大きく広げ、やんわりと全体をまあるく包みながら、回さず(引っ張られて皮が剥けてしまいます)、垂直に一気に「もぎ取る」のだそう。慎重にもぎ取ったあとは、やはり潰れてしまわないよう、箱に一段だけ収納します。他の果実のように、カゴに積んだりはできないのです。

午前に収穫した桃 茂木果樹園の桃

桃の選別をする栄一さん。「桃の等級は色々あるんだけど、うちは独自に(100~120g/121~135g/136~170g/171~220g/221~270g/271~310g/311~の)7種の規格を作っているよ。」基本、15個入りの箱を一度に30箱軽トラに積んで、約6往復するので、1日に2500個以上は収穫されている計算です。桃の選別をする栄一さん 子吉川
作業場は、108号線にほぼ並行して流れている子吉川に沿って、坂の下の旧道に面しています。裏の戸も開放していたので、爽やかな風が吹きわたりました。「ここも、農業体験に来た人や民宿に来た人々に、何らかの形で利用してもらえればいいんだろうな。今は、(桃の収穫で)忙しくって追いつかないけども」と言う栄一さんなのでした(イベント等を計画された際には、ぜひ教えてくださいね!)。
茂木果樹園の桃 茂木果樹園の桃
今シーズンの主力は『白鳳』や『あかつき』ですが、他にもなつき・大久保・川中島・おどろき(日数が経ってもカリカリとした、固い実。これが結構人気あり!)など、沢山の品種があります。
「今年は一週間ほど実の付きが遅れ、お盆にもずれてしまったため、お中元商品としての出荷が厳しい。さらにお盆にかぶってしまうと人も頼めず、家族だけでの収穫作業となるから大変だ」と、栄一さん。「今年は、なげる(捨てる)実があるな…」と、厳しい表情を浮かべます。
でも、「何とか、家族だけででも頑張ってやるしかない。今年の夏は、暇がないよ」と、その眼差しは真っ直ぐ可愛い我が子(桃の木)へと向けられていました。
茂木果樹園の桃 茂木果樹園直売所
よどぎみが取材中にも、近所のお客さんが買いに来ていました。「茂木さんのお宅の桃は、ほんとうに甘くて香りが良い!」と評判でしたよ♪昼と夜の温度差の多い場所で栽培された桃だから、美味しいのです。
今月いっぱい収穫、民宿裏の直売所(108号線沿いガレージ)で販売中!他に島町農林水産物直売所「やさい王国」でも購入することができます。
茂木果樹園

★☆★☆花まるっ会員情報★☆★☆
農家民宿「自然満喫家」
由利本荘市矢島町坂之下字御嶽の下29-1

(TEL 0184-55-3351)
料金 1泊2食付き:6,000円
1泊朝食付き:4,000円
1泊素泊まり:3,000円
※お風呂は利用できません。鳥海荘、寿康苑等近隣の入浴施設へ送迎致します(入浴料は上記宿泊料に含まれておりますので、ご安心ください)。歯ブラシ等の洗面用具、パジャマはご持参いただくようお願いします。完全予約制。
収容人数 客室数2部屋(母屋)、1日1組限定(5名様まで)となっております。
駐車スペース
農作業体験 ご宿泊された方は、農作業体験を無料ですることができます(収穫物・材料費などは要相談)。
桃三昧な一日を満喫♪
県央地区現地特派員 よどぎみ

2011年8月13日09:00 | 県央情報 | Trackbacks (0)

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