HcԂ܂CʐMyHcԂ܂O[Ec[YicuOz

2009年11月 のアーカイブ

北秋田市 ふるさと料理の会収穫祭

食べて残そう ふるさとの味


2009年10月7日(土)北秋田市森吉で
「第2回 ふるさと料理の会 収穫祭」が行われました。
「ふるさと料理の会」は、郷土料理や家庭料理を持ち寄り、教え合い、
食すことにより、その継承と再発見、地域交流を目的として去年発足。
米内沢を中心に40代から70代の女性が集まっています。

 
会場には、遠くは秋田市から大勢の人が駆けつけ、
お母さんたち自慢の「森吉料理」を味わいました。
参加者には、「うめっすな!」と唸る人や
「去年新聞で催しを知り、今年は必ず来ようと決めて来ました。」という人も。
「来年も来ます!」と次回の開催をリクエストする声まであがりました。

ここからは「☆2009 森吉料理コレクション☆」

 
☆山菜の白和え(左) 

地元のお年寄りから「懐かしい味」と太鼓判を押された一品。
ふんわりとした滑らかさが口いっぱいに広がる。かすかに香るのはくるみ?
☆凍み豆腐の煮物(右)
この地域に伝わる「まし豆腐」という料理をアレンジ。
「まし豆腐」はもう作れる人がいないのだとか。
「時代が変わって材料や味が変わるのはしょうがないこと。
でも、これはこれで地域の味です。」と話すのは、
アドバイザーであり協議会の相談員である福岡雅子さん。

 
☆山菜の煮付け(左)
タケノコ、ゼンマイ、シイタケ、ゴボウ、シラタキ、ニンジンなど具だくさん。
味付けもあっさりで上品。「塩分控えめとってもヘルシー♪」と女性に大好評。
☆いちじくの寒天(右)
でっかいいちじくがゴロっと丸ごと入っています。
いちじくが大好物の私はひそかに狙っていたものの…
大人気で食せず!残念!!


☆コーヒーゼリー
こうして並ぶとなんとなくアート。味はもちろん文句なし!
この他、自家製みそを使ったきのこ汁、山菜ごはん、自慢の漬物たちにデザート山盛り。
いちばん最初の写真が、わたしが頂いたすべて。
欲張りすぎて「もっと食べで。」の優しい声に、
「ほんっとにもう入りません。」と何度お断りしてしまったことか。

会員には、あらかじめ煮物の係など役割分担がされていましたが、
デザート係は自分の割り当て以上に作ってくる人が多く、
品数は去年よりも増えたんだそうです。
 
みなさん「来てくれた人に食べてほしくって。」という心持ちのよう。
参加したわたしたちには嬉しい限りなのでした。

 
会に入って一年ほどという女性は「うちに帰っていろいろ作っています。
お正月やお盆もこうして手作りしたほうが家族は喜ぶみたい。
今までは、母の味を見よう見まねで作っていたけれど、
それではどうしても塩加減なんかが適当になってしまう。
ここでちゃんと覚えることができてすごくためになっています。」と
嬉しそうにお話してくれました。

デザートを2つ作ってきたという女性は、
「来てくれる人に食べてほしくて2つも作ってきました。
おいしそうに食べてくれているからとっても嬉しい。」と
来場者の顔を見て喜んでいました。

 
きょうの出来栄えは?と伺うとみなさん「大成功!」と口をそろえていました。
テーブルに並ぶ料理は本当に普通の家庭料理。
伝統食に限らず「お母さんの味」を受け継ぐ機会って本当に貴重です。
塩加減、煮詰め方、練り方…
そういうちょっとしたポイントが私たちの本当に知りたいこと。
このような活動がどんどん広がって欲しいと思いました。
わたしも母の味を少しずつ教えてもらおうかな。
                           県北担当 やっつ

| 2009年11月10日23:46 | 県北情報 | Trackbacks (0)

趣向競い合う 東成瀬村産業文化祭

10月の各地で行われた収穫祭、産業祭。皆さまはどちらかにお出かけされたでしょうか。私は24日(土)東成瀬村産業文化祭、25日(日)湯沢市産業祭、羽後町収穫新そば祭りに行って参りました。
☆…………………………………………………………………………
東成瀬村産業文化祭
よくよく考えてみたらこちらは産業「文化」祭。秋の収穫を楽しめるだけでなく、会場内は村民の皆さんが日頃の成果を発表する場でもありました。


「ディサービスセンターなるせ」利用者の皆さんの作品。このかまくら、シュレッダーにかけた紙くずで出来ているんですよ。東成瀬村の象徴である仙人も環境に良いと高笑いしているように見えますね。

「幸寿苑」利用者の皆さんの作品も目を引きます。こちらはゆで卵の殻で出来ていました。お見事!


紙すき教室の皆さんの作品。紙布というので普段使用するのは難しいのではないかと思いましたが、手にすると意外にも丈夫。こちらの教室、体験もできるとのことでした。
☆…………………………………………………………………………


骨量測定や体組成測定もできました。来場者の皆さんはすごく興味があるのに、逆に自分の健康状態にあまり自信がない様子。最初は躊躇していましたが、一人並ぶとあとは順番待ちという人気コーナーになりました。
村の保健師さんが測定結果をもとにこれからの改善点などを丁寧に教えてくれます。
☆…………………………………………………………………………


そして産業文化祭のメインであるこちらは出品数373点に及ぶ農林産物の展示コーナー。水稲、野菜はもちろん加工品や民芸品に至るまで自慢の品々が所狭しと並びました。

こちらはすでに審査も済み、翌日25日に授賞式を控えていました。展示物ではありますが、値段も決まっており25日の即売に向け来場者の皆さんは品定めしているようでした。
☆…………………………………………………………………………


「なるせ加工研究会」の商品。真ん中奥の「完熟トマト桃太郎」には第129回種苗交換会で受賞した農林水産大臣賞のシールが貼られています。これらの商品は村の農協や道の駅 十文字、湯沢のイオンなどでお買い求めできるそうです。


そして今年もやってくれました!右写真は今年の種苗交換会での一枚。「ほっこりなるせみそセット」が壱等賞に輝き、農林水産大臣賞と知事賞を受賞しています。地元のお母さんたちに拍手を!
おめでとうございます!!
☆…………………………………………………………………………


そして鉢バラ発見!東成瀬村では今夏初めて「ばら祭」が開催されたそうです。その時の様子がパネルに貼られていましたが、なんとブルガリアからこのイベントのために特命全権大使が来日していたとの事。
また、秋田県民にはお馴染みのババヘラアイス。アイスをバラの形に作れる店員さんも会場にお招きされたそうですよ(^^)
☆…………………………………………………………………………
東成瀬村産業文化祭。他の地域とはちょっと違う趣向もイベントに含まれており、秋に収穫された食物に感謝するだけでなく、生き生きと過ごす村民の皆さんが目に浮かんでくるようなイベントでした。また、自分の健康と向き合う機会も与えられました。保健師さん曰く私は足の筋肉が少ないとのことでしたので…頑張ります…
次回は湯沢市産業祭&羽後町収穫新そば祭りをお伝えいたします。
                              県南担当・けこさん

| 2009年11月10日12:12 | 県南情報 | Trackbacks (0)

体験を通して一歩大人へ ~横手南小学校~

横手南小学校


ぶどう狩り&しおり作り体験
この秋、横手市立横手南小学校(1年生 83名)の皆さんが県立農業科学館にてぶどう狩り体験&押し花でしおりづくり体験を行いました。この日をみんな楽しみにしていたそうです。元気いっぱいの1年生の皆さんと一日を過ごさせていただきました。
☆………………………………………………………………………………
たくさんの実を成したぶどう園で


袋に包まれているぶどうを持参したハサミを使って収穫します。高い位置にぶどうがあるとハサミを握る手に力が入らなかったり、ツルがかたくて切れずに諦めそうになったり…。
そんな場面でも担任の先生や館内の職員の皆さん、そして心強い友達が声をかけて見守ってくれていました。手を貸すことが全て優しさではないですよね。奮闘の末、自分の力で念願のぶどうを手にしたときの表情はみんな満足気であり、とても晴れやかでした。
その一方で一足先に収穫を終えた子供たちは職員さんの許可を得て、
手が届くぶどうに手を伸ばし、パクパクつまみ食い。
私にも「食べていいよ」とお勧めしてくれました(^^)太陽の陽をたっぷり浴びたもぎたてぶどうは甘く、みんな大喜び。先生方は元気すぎる子供たちを見て、お土産用のビニール袋の中身がぶどうジュースになってしまうのではないかとハラハラ…
☆………………………………………………………………………………
しおりづくり体験

子供たちに負けず劣らずの元気な職員さん。説明を聞き逃さないようにしっかり聞かないと!


館内で育ったコスモス、パンジー、マリーゴールドなど色とりどりの花びらの中から好きなものを選びます。それらを台紙にレイアウト☆


のりで貼り付けたらラミネートフィルムに挟み、ラミネーターに入れます。簡単に世界に一つだけの作品が完成!友達同士で見せ合いっこして楽しんでいました。
☆………………………………………………………………………………
もうひとあそび…

お昼ごはんのあとは思う存分、館内の自然の中で遊びに明け暮れました。子供は大人が思いもよらない遊びをするものですね。一人、また一人と池の中に飛び込みました!時間が許す限り、ほとんどの子供たちが水遊びを満喫したのでは??
☆………………………………………………………………………………
そして帰り際…
「お母さんはぶどうが好きだからあげるんだ♪」とお話ししてくれたみんなの表情が印象的でした。
あの表情は農業科学館で過ごした一日が単に楽しい思い出として残ったことを物語った訳ではありません。どこか誇らしげにも見えたのは、きっとお土産のぶどうをお家の方々が喜んでくれるだろうと思い巡らせていたからでしょう。あ、お家に帰るまでぶどうジュースにならなかったよね…?(^^)
ぶどう狩りやしおり作りを通して季節の食や植物などに対する関心も高まったことかと思います。そして体験を通して最後まで貫く力や思いやりの心も同時に学ぶことができたね☆
◎農業科学館ではお友達同士やご家族で様々な体験メニューをお楽しみいただけます。詳しくはこちらをご覧ください→農業科学館
横手南小学校の皆さま、農業科学館の皆さま、
ご協力ありがとうございました。
                               県南担当 けこさん

| 2009年11月9日16:48 | 県南情報 | Trackbacks (0)

北秋田市 内陸線魅力再発見の旅 比立内駅編

内陸線沿線集落散策路策定ワークショップ 2日目。
きょうは、比立内駅周辺集落を歩きます。
昨日のお日様は姿を隠し、空には憎たらしいほど厚い雲…
しかも、比立内とは?と考えても全く思いつかないわたし。
どんな一日になるのでしょうか。
駅を中心にぐるっと一周およそ3時間のコース。
ルートに沿っていうよりは、地元おすすめスポットを点々と巡る計画のよう。
まずは、幸屋(こうや)地区に向かいます。

◇幸屋(大)橋と渓流
幸屋は、駅の北西部にあたり、阿仁川を挟んで反対側。
集落には、東西に架かる幸屋橋と幸屋大橋の二つで行き来しています。

↑幸屋橋からの景色。現在は2代目。手前は1代目の跡。
 奥にかすかに見えるのが幸屋大橋。
幸屋橋についた途端、わたしのテンションはこの日の最高を記録。
「なにここ??なんでこんなにキレイなの???なんでなんで???
まったくこの美しさは、比立内の人たちがもったいぶって今まで隠していたとしか思えません。
眼下を流れるは阿仁川。その両岸では木々が今が盛りと葉を染め、
雨で冷やされた空気が、かすかに霞をつくりなんとなくロマンティック。
昔はこの川で泳いで遊んだのだそうです。


幸屋大橋からの景色↑
数か所に滝が落ちていました。
「あの滝はなんという滝ですか?」とわたし。
「名前は…ねぇよな?」
「んだ、ね。」と地元のみなさん。
そして、「んだ、あんだ付けでけれ。」え、いいんですか?

◇幸屋地区

渓流の余韻に浸りながら歩を進めること5分。
視界は一気に広がり、
正面の高崎山(たかさきやま)が山全体を赤く染めてこちらを見下ろしていました。
道端には、はさがけの木枠が残され、
広大な田んぼは一年の勤めを終え、静かに冬の訪れを待っています。
幸屋地区は、特別な歴史や文化をもつ土地ではありませんが
地元の人にとっては、大事な散歩コース。
この何気ないけれど最高に美しい景色が地元の自慢なんだろうなと、
ここに囲まれて過ごす日常がとてもうらやましく感じました。

◇雨降り様
東側の橋・幸屋大橋を越えると小学校などがある中心部に出ます。
その頃には、朝から少しずつ降り続いていた雨も本降りに。
すると、地元参加の方が「あれが雨降り様。」
と山の方向を指さしているではありませんか。
指の先には、崖崩れか何かで露わになった山肌が。
「雨が降りそうになると、あの場所がうっすらと濡れるんだ。
そうすると雨が降るの。」
「それ、当たるんですか?」と聞くと「あだるよ?。」と自信満々。
雨降り様の向い側の集落を「様向(さまむかい)」というくらいで、
昔から言い伝えのある場所なのだそうです。

◇旧発電所
次の目的地へ向かう途中雨はついに本降り。遠くで雷が稲妻を轟かせていました。
 
次の目的地は旧発電所。阿仁川の支流・比立内川の水圧を
利用して発電していた水力発電所です。市の文化財に指定されています。
木造の建物はどこか洋風な佇まいで、
中には外国製のモーターとタービンがそのままになっていました。
貴重な比立内の歴史遺産です。

◇きのこ丼

今回散策した文化財や景観と同じくらい
わたしたちを感動させてくれたもの、それが「きのこ丼」です。
ご飯ときのこが半分半分。こんなきこの丼みたことありません。
地元参加の人たちも「これはうめ!」とかっこんでました。
今回、阿仁合と比立内を散策して思ったことは、どんなに小さな場所にもちゃんと歴史があって、
そこに暮らす人の思い出が詰まっているということでした。
案内してくださる人のお顔はちょっと誇らしげでみんな笑顔。
そして、地域の歴史を語れるってかっこいいなと思いました。
この「記憶」が途切れることなく、受け継がれてくれることを心から願っています。
   
                                 県北担当 やっつ

| 2009年11月8日13:30 | 県北情報 | Trackbacks (0)

北秋田市 内陸線魅力再発見の旅 阿仁合駅編

前項の内陸線沿線集落 散策路策定ワークショップの
上桧木内駅と同時開催されたのが、阿仁合駅。
今回は、その様子を県北担当のやっつがご案内します。

あらかじめ準備されたモデルコースは、お寺巡りコースと湯口内街道コースの2つ。
わたしは、お寺巡りコースに参加しました。

◇お寺の町・阿仁合
北秋田市阿仁合(あにあい)は旧阿仁町の中心地であり、江戸時代から鉱山の町として繁栄を極めたところ。
当時外国から技術者を招いた際に使用した「異人館」が、国の重要文化財に指定されています。


一般的に鉱山の町として知られる阿仁合ですが、
実は、神社仏閣が集まるお寺の町でもあります。
集落内には5つの寺と2つの神社が密集しています。
その昔、阿仁合には多い時でおよそ2万人が暮らしていました。
これは、現秋田市の人口がおよそ3万人と言われた時代。
神社仏閣の多さは、鉱山を中心に、この町がいかに栄えていたかを物語っていると言えます。

◇子宝にご利益「歓喜天」
そのひとつに「長福院」という寺があります。

長福院は佐竹藩の祈願所とされたお寺。
中には3体の仏像が安置されており、うち一体は、
高さ30cmくらいの扉がついた木の箱に大切に保管されていました。
他の仏像とは少し離れて置かれたその箱の扉をそっと開けると…。
まっすぐに正面を見据える4つの大きな目。
長福院に伝わる「歓喜天」です。
黒光りした2体の天狗(と思われる)が、互いの体をしっかりと繋ぎ合い、
その顔は、頬を寄せ合って正面を向いています。
「歓喜天」は、子宝のご利益を与えてくれる仏様とされ、
その昔、子供を授かりたい人は、これを誰にも見られないようにそっと持ちだし、
子供を授かるとまた元に戻したそうです。
時が流れ、今ではその風習も影をひそめ、
地元の人の中には「歓喜天」の存在を知らない人もいるといいます。
女である私には興味深くも非常に衝撃的で、しかしその醸し出す空気には、
深く祈り入ってしまうような厳かさがありました。
そっと扉を閉じたときなんとなく安堵したのは、あの仏像に込めた何百人という人々の想いの強さが、
私には少し強烈だったからかもしれません。(怖じ気づき写真を取り損ねてしまいました。)

 
この日は、とても穏やかな秋晴れの一日で、銀杏や楓の落ち葉が地面を鮮やかに染めていました。
町のそこかしこで、木漏れ日がやさしい空間を生み出しています。
コースではこのほか、鉱山を最初に発見したという言い伝えのある
大阪の商人・高岡八右衛門の墓(善勝寺)や、
阿仁出身のプロレタリア文学作家・安成二郎の歌碑などが組み込まれています。

◇田舎料理でおもてなし
およそ2時間の散策の後は、地元の田舎料理。


 
なめこと柿のみぞれ和えやゼンマイの煮付け、ご飯は地鶏でとった出汁で炊いた炊き込みごはん。
おなかはちょうどいい空き具合。
主催者側から地元のお母さんたちに「普段の食べているものを。」というお願いをし、
このモニターツアーのために特別に作っていただきました。
この料理も、今後来訪者に定期的に提供できるか検討を重ねるそうです。

お天気のいい日には、阿仁合駅で下車し電車を一本遅らせる、
なんてお出かけもいいかもしれませんね。
やっぱりその土地の良さは歩いてみないとわからないものです。
いっきに阿仁合のファンになった一日でした。
                              県北担当 やっつ

| 2009年11月7日01:36 | 県北情報 | Trackbacks (0)

線路は続くよ、どこまでも♪

秋田内陸縦貫鉄道・上桧内
               ~紙風船編~


 後ろ髪を引かれる思いをしながら若松家を後にし、「紙風船館」へ到着。紙風船にまつわる資料展示や地元の生鮮品の直売所などもあり、さながら上桧木内の道の駅といったところです。   

☆…::。。・;゜゜゜;・。。::…☆…::。。・;゜゜゜;・。。::…☆

(さらに…)

| 2009年11月6日17:23 | 県南情報 | Trackbacks (0)

線路は続くよ、どこまでも♪

秋田内陸縦貫鉄道・上桧内~神社編~

 10月29日、角館駅を起点として「内陸線沿線集落の散策路策定ワークショップ」が行われました。これは、内陸線そのものの活性化を考えた時、内外からお客さんを呼び込む際の駅から集落への散策ルートを、沿線集落と一体になって作成しようというものでした。
 ワークショップのモデル駅は3つ(阿仁合・上桧木内・八津)あり、私は上桧木内駅集落へと降り立つコースを選ばせていただきました。
   

☆…::。。・;゜゜゜;・。。::…☆…::。。・;゜゜゜;・。。::…☆

(さらに…)

| 2009年11月6日15:44 | 県南情報 | Trackbacks (0)

一粒一粒に感謝を ~東成瀬小学校~



10月14日、雨で延期になっていた東成瀬村立東成瀬小学校(5年生 34名)の稲刈り体験に行って参りました。おてんと様のいたずらなのか延期になっていた分、子供たちの表情も待ってましたの晴天。まさに秋晴れの中、いざ田んぼへ!
5年生のみんなはすでに5月に田植えを経験。小学校と目と鼻の先にある田んぼの前を毎日歩き、季節が変わると同様に様変わりしていく稲の生長を見守ったことでしょう。農協の皆さんや地域の皆さんに稲の管理をお手伝いいただきながら、収穫の日を迎えました。食育の一つに数えられるだろう稲刈りを通し、子供たちが感じることは一体どんなことなのでしょう?
☆……………………………………………………………………………………………

カマと手の位置や取り扱いの注意を受け、田んぼに飛び込みます。この日は暖かく、稲刈りにはもってこいの天気でしたが、前日の大雨のせいで土はぬかるみ、足を取られます。

せっかく長靴を用意してきても泥んこになりながらの作業でした。手こずる大人を尻目に児童のみんなは大喜び。
☆……………………………………………………………………………………………


全員で田んぼの一部を手刈りした後はコンバイン登場。この試乗体験はクラスの代表者だけの特権となってしまいました。みんな試乗する友達を羨ましい顔で見ていましたよ。
◆「コンバインに乗ったのは初めてでおもしろかった」
◆「乗ってみると(座席の位置が)高くて、音も大きいしちょっと恐かった」
コンバインは、まだ身長もそれほど高くない小学生のみんなには、より大きく映ったようです。


手刈りで収穫した稲をコンバインで脱穀。機械作業は地域の方にお願いし、みんなはたくさんの稲を運ぶお手伝い。
☆……………………………………………………………………………………………
作業終了後、ご指導くださった方々と児童のみんなでこの日を振り返りました。
◆「初めて稲刈りをしたけど教えてくれた地域の方の真似をしたらうまくで きた」
◆「5月に植えた苗が生長して感動した」
◆「稲刈りは大変だったけど、たくさん収穫できてよかった」
そして先生がおっしゃった言葉もこの日の締めくくりとして心に残りました。
◎「稲は落とさないように!仕事は丁寧に!
  小学生だからまだ許してもらえるけど大人が同じ作業をしたら
  クビになるど!!」

楽しく収穫体験することにも意義はある。しかし、せっかく実の付いた稲をぞんざいに扱ってはいけないということですね。お米一粒一粒に感謝の意を忘れずに。そんな気持ちでご飯を食べると、今までとは味が違ってくるかもしれません。

       この日、頑張った証だね(^^)→
※取材にご協力いただいた東成瀬小学校の皆さま、東成瀬村の皆さまに心より御礼申し上げます。ありがとうございました。
              県南担当・けこさん

| 2009年11月5日23:05 | 県南情報 | Trackbacks (0)

修学旅行で農業体験☆河南高校編

大阪府立河南高等学校
修学旅行で農業体験

去る10月15日、またまた修学旅行で農業体験をする学校があるとの情報を聞き、行って参りました!
大阪府立河南高等学校 2年生(313名)の皆さんです。河南高校の今年の体験学習のテーマは「日本のふるさとに乾杯」?人と出会う旅?です。
生徒同士、もしくは農家さんと共通体験をすることで絆を深め、また出会いの中で新たな自分を発見し、人とのつながりを深くしよう。そして日本の食を改めて考えるきっかけもそこに期待されました。河南高校の皆さんが体験で得られたものは何だったのでしょう?
私は1クラス33名の生徒の皆さんが訪れた美郷町に行って参りました。(他に大仙市、仙北市、横手市、北秋田市に分散)美郷町は今年9月に都市農村交流推進協議会が設立されたばかりで、今回が設立後初の農業体験受入となりました。

生徒の皆さんと農家さんの「出会い」の現場を見るべくして、担任の先生にお願いし、8軒の受入農家さん全ての巡回に同行させていただきました!
        畠山和雄さん宅にて☆………………………………………………………………………………………

(さらに…)

| 2009年11月4日11:30 | 県南情報 | Trackbacks (0)

Yes We Can!

  農村環境保全・活性化フォーラム
2日(月)秋田市で「農村環境保全・活性化フォーラム」が開かれました。
これは、現在市内各所を会場に開かれている「第132回 秋田県種苗交換会」の協賛行事の一つです。

会場には、県立大曲農業高校の1年生をはじめ、
県内の農業関係者などおよそ430人がつめかけました。


基調講演では、おもにグリーン・ツーリズムによる地域づくりを研究している
秋田県立大学生物資源科学部の荒樋豊教授が登壇し、
「食・農・GT・観光の連携による農山村の活性化」をテーマに行いました。

続いて、県内で農業やグリーン・ツーリズムを核に地域と連携した事業を展開する
4人の方を迎え、「他産業と連携したコミュニティ・ビジネスの可能性」と
題してパネルディスカッションが行われました。
 
パネリスト 
・NPO法人一里塚 清水昭徳氏
・農事組合法人十二牲担い手生産組合 本間恒氏
・櫻山 榎本鈴子氏
・わらび座 大和田しずえ氏

長年、東京の高校から修学旅行生の受け入れを行っている
株式会社わらび座の大和田しずえさんは、
近年力を入れている「みずほの里ロード」沿いでのブルーベリー植樹活動を例に、
「人の元気が元気な農産物を作り出す。
今では、参加している人たちが、自分の木が一番!と自慢し合っている。」と話し、
活動が地域に活力を与えているその成果をお話してくださいました。
また、NPO法人一里塚の清水昭徳さんは、
「(資金がなくても)人の体力と知恵を借りて、一人でやるのではなく、
お互いに助け合うことで地域の交流が生まれる。」と話し、
人を大切にすることの重要性を語りました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4人のお話に共通していたのは、
「自分は地域のために何ができるのか。」を常に考えていること。
そして、個人それぞれの資質を活かしながら互いに協力し合い、
理想に向かって信念を貫き通す心の強さを持っているということでした。
オバマ大統領ではありませんが、
先頭に立つ彼らが「Yes We Can」の気持ちで取り組んでいるからこそ、
「あの人のいうことなら本当に出来るかもしれない。」と地域の人が思うのではないでしょうか。
そうしてひとり、またひとりと仲間が増えて、地域の経済、活力が成長していくのだと思います。
リーダーこそ夢を語るべき、改めてそう感じたフォーラムでした。
                           
                                    県北担当 やっつ

| 2009年11月3日23:53 | 県央情報 | Trackbacks (0)

カテゴリー
最近の記事
アーカイブ
検索
RSS