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2009年10月 のアーカイブ

中直根ワークショップ~その1 アケビで地域興し!~

 「中直根地域第2回ワークショップ」 
 10月17日(土)、鳥海町直根改善センターに於いて「中直根(なかひたね)地域第2回ワークショップ」が開催されました。これは中直根地域が平成21年度の県農山村活力向上モデル事業の対象地域に選定されたことにより、地域住民と国際教養大学が連携し、活力向上プランの策定に資するため開催されたワークショップです。言うなれば、大学生と地域住民とが協力し合って町おこしを考える会といったところでしょうか。
   ☆…::。。・;゜゜゜;・。。::…☆…::。。・;゜゜゜;・。。::…☆
 

前半は、秋大教育文化学部の池本教授(食品の有用成分等の研究が専門)によるアケビの成分等に関する講話。昭和初期まで、食用油は貴重なものでした。昔の人は、身近にある植物(ソバ葉、ニシコリ、イヌガヤ)などから油を搾って活用していたようです。主に仙北では、アケビの種子から油を採ってはあぶら問屋が買い集め、京や江戸の寺院や料亭に卸していたというから、たいそうな高級品だったのですね。教授は、それを現代で復活させるために研究をされているようです。それに関連して、アケビを直根地域の特産として生産販売するための活路を見出す意見交換会なども行われました。率直に栽培の仕方などについての質問が飛び交い、農家の方々はやる気満々といった印象を受けました。
   ☆…::。。・;゜゜゜;・。。::…☆…::。。・;゜゜゜;・。。::…☆
 ちなみに私は小さい頃山形に6年近く住んでいたため、アケビを食べることに全く抵抗がないどころか、マルメロとかイチジクとかザクロとかと同じように普通に食べていました。父親が、キノコ採りの副産物としてアケビも持って帰ってくれた思い出があります。なので、アケビって…そんなに秋田では食べられていなかったのか?と、まさにカルチャーショック。そういえば、大人になってからはあんまり食べてないかも…もとい、地元のスーパーには売ってないことに気がつきました。
   ☆…::。。・;゜゜゜;・。。::…☆…::。。・;゜゜゜;・。。::…☆
 

そして後半は直根環境改善センターの利活用について。そうこのセンターです。ここを地域住民だけではなく観光客や外部から来た人達を迎え入れ、観光の拠点としてもっと活用できないかを、国際教養大学・県立大が考案し、実際に立体模型などを動かしながら斬新なアイディアを発表しました。そこでも、アケビの活用が見直されまいた。若き発想が、地域住民の生活に根ざしたうえで活用されれば言うことがないですね。

   ☆…::。。・;゜゜゜;・。。::…☆…::。。・;゜゜゜;・。。::…☆
      県央担当よどぎみでした。
その2に続きます!

| 2009年10月20日17:09 | 県央情報 | Trackbacks (0)

地域の農家さんから教えてもらおう!

ナチュラルスタンスクラブ 
         & 大曲農業高校
 
メロンの収穫にやってきました!」

9月下旬、大仙市を拠点に「地産地消」の実践に取り組む地元企業の一つ 「ナチュラルスタンスクラブ」さんを訪ねました。そのわずか数日後に同じく大仙市の大曲農業高校 生活科学科 3年生の皆さんがこちらを訪れメロンの収穫をするという情報をいただき、二つ返事で取材に行って参りました!
☆……………………………………………………………………………………………………………………………………
大農高の皆さんが担い手づくりの体験学習の一環としてナチュラルスタンスクラブを訪れること、今回が3回目だそうです。農業高校とは言え、「生活科学科」は生活や福祉を学ぶ学科なので、農業経験が豊富という訳ではありません。むしろ、「まだ畑にあるメロンに触る機会なんて滅多にないですよ?」なんて言われてしまいました。少し厚い雲に覆われた1日でしたが、元気に作業開始です!
大事に育てた高級マスクメロン。そして大事な商品です。それを敢えて高校生に作業を任せるなんてすごいですよね。それだけ高校生のみんなにも責任感がわくというもの。

作業手順を丁寧に指導する 
ナチュラルスタンスクラブの 
佐々木さん。


いざ作業開始。最初はみんなおっかなびっくりな手つきでしたが、少しずつ慣れてきました。
「ツルや葉っぱががトゲトゲで痛い~(>_<)」


ハウスの中で収穫したメロンは次の作業に運び出します。重くてよろよろになりながらも友達同士で助け合い♪

運ばれてきたメロンはツルを折らないように丁寧に拭きます。量って重さごとに並べると…
 

およそ400個!!!量ってみると2キロくらいが平均のようでしたが、中には重すぎて量りがエラーになるメロンも!

収穫したメロンは糖度計で糖度を調べます。
「だいたい16度かな?」と佐々木さん。ぴったり16度。
さすが、お見事!!


作業終了後は佐々木さんの奥さん・幸子さんとじゃんけん大会!!最後まで勝ち残った方には収穫したメロンを進呈。生徒のみんなも大はしゃぎ♪
収穫したてのメロンを先生と生徒のみんな、(ちゃっかり私も…)試食させていただきました。収穫したては実が硬く、3?4日おいた方が食べ頃とのことですが、なんのその。至福のひと時でした。ごちそうさま!
☆…………………………………………………………………………………………………………………………………
担い手づくりの学習&高3生ということもあって、このメロンの収穫を通して進路を改めて考えた生徒さんもいたかもしれませんね。生活や福祉に関する仕事はもちろん、進みたい道の選択肢に農業も増えたかな?
バスが見えなくなるまで、生徒のみんなに手を振るお母さん。
 「やっぱり、めんこいなぁ」
そんなお母さんを見て、通りでおいしい野菜やお米ができるわけだなぁと思いました。次の体験学習、予定ではお母さんが料理を教えに行くそうです♪


      →我が家の冷蔵庫にあったミニトマトに
       貼ってありました
                    県南・けこさん

| 2009年10月20日13:17 | 県南情報 | Trackbacks (0)

大雨時々晴れところにより笑顔☆

アグリフェアIN大潟2009@県立大大潟キャンパス
2009年10月18日(日)県立大大潟キャンパス(の農場)を会場に
「アグリフェアIN大潟2009」が行われました。


グリーン・ツーリズムがテーマのブースに、当協議会会員の泰山堂藤井さんと
グリーンツーリズム西木研究会の佐藤さんが出店してくれました。
藤井さんはみそたんぽ、佐藤さんはいものこ汁です!
周辺にはおいしそうな匂いがこれでもか!と漂っていました。
朝方の大雨で例年に比べ客足は鈍かったそうですが、
それでも家族づれなどで、会場は大いに賑わっていました。

■新鮮野菜がたんまり☆
会場には、学生が栽培した白菜、カボチャ、ジャガイモ、リンゴ、花などがずらり!
また、手作りソーセージやもつ鍋、おこめピザ(!)などの販売もあり、
農業を学ぶ若き精鋭たちのパワーを感じました。
 
↑左がおこめピザ。 右はそれを300食以上作った学生たち!
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■やっとこ村?
そんな大賑わいの会場からちょっと離れた場所に、
「やっとこ村」という村をみつけました。
県立大が取り組む「薫風・満天フィールド交流塾」というプロジェクトのひとつです。
 
手作りのログハウスの中では、水ロケットやオカリナなどが作れる
教室(無料)が開かれていました。
子供が思い思いに工作を行い、持ち帰ったり、実際にロケットを飛ばしたりして遊びます。
アグリ(農業)を学ぶ学生のプロジェクトとしては少し予想外な感じもしましたが、
人を育むことが村を街を豊かにしていく、だからこれも農業なんだなと感慨深い思いでした。
そこにある資源を活かして理想の村を作り上げるというのは、グリーン・ツーリズムの在り方の
ひとつでもあるなと思い、負けてられないぞ!と気持ちを新たにしたのでした。
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最近は、本当に気まぐれな天気の日が多くて、
この日も大雨→晴れ→大雨の繰り返しでしたが、
来場者はもちろん、学生や出店したみなさんのところどころには、
雨にも負けない輝く笑顔が咲いていましたよ。
(学生はほんっとに元気がいい!アラサーのわたしには懐かしいような、寂しいような…)
秋の収穫祭、各地でまだまだ続きます。
お出かけの際は、雨具の準備をお忘れなく。
                                 県北担当やっつ(大潟村在住)

| 2009年10月19日13:00 | GTのPR | Trackbacks (0)

大仙市西仙北で田舎体験  その2

09 秋田県大仙市西仙北で田舎体験
            ~稲刈り&秋の味覚~」                                    ー体力勝負の実践編ー

またまた行って参りました。西仙北へ田舎体験第2段!前回に引き続き、主催者である西仙北グリーン・ツーリズム協議会さま。前回の体験参加者がちらっと口にしていた「きつい…」という言葉。私はこの日まで耳から離れませんでした…。なんと今回は協議会会長の佐々木義実さん直々のご指導のもと、農業体験はじまりです。今回の体験参加者は前回もご一緒したみやちゃんに加え、田口さんです。義実さん、どうぞお手柔らかに…なんて心の声が届くはずもなく、ハードな一日の幕が開けました。


午前中は脱穀機を使って、脱穀(稲こき)を実践。機械に稲を入れる人と藁を縄で縛る人に役割分担しましたが、あまりの稲の量に覚悟を決めたのでした。 ↓この量を午前中に仕上げました!

「この作業が一番楽♪ 」と言う義実さん。楽と思えなかった私(+_+)


→藁の縛り方にコツを覚えた田口さん。義実さんが両手の位置、力の入れ方、しゃがみこむのは×など丁寧に教えてくれました。
途中 休憩をはさみましたが、みんなで午前中に仕上げよう!というわけで各々の仕事へ。その後も黙々と汗を流しましたが、機械の故障で一時中断。。。束の間の休憩時間に私たち、体験参加者は上がった息を整えたのでした…。
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お昼に義実さんの奥さま、京子さんのおいしいカレーや大学芋、のり巻きなどをたっくさんいただきました。(特派員としたことが申し訳ありません。あまりにお腹が減っていたのとご飯にがっつきすぎて写真を撮り損ねました。)特に大学芋は好評で田口さんから「大学院芋だなぁ」という絶賛のお言葉!ごちそうさまでした。
午後は山奥の沢水が流れてくるような奥の奥にある田んぼに移動。いよいよ稲刈りです。コンバインが入りやすいように田んぼの四隅を刈り取らなければなりません。

ここでもカマの使い方、手の位置、姿勢、刈り取った稲の束ね方など基本中の基本から教えていただきました。基本を侮ることなかれ、私は最初 稲を逆手につかんでいましたが、これは稲刈り初心者がよくやってしまうNG行為なんだとか。次々に刈り取らなければならないことを考えると、逆手では作業がはかどらないとのこと。やってみて初めてわかりました。
そして刈り取った稲をはさがけで自然乾燥させます。


↑左から みやちゃん、田口さん、義実さん
昔ながらの手法。お日さまと風に当てた自然乾燥こそが一段と甘くておいしいお米の味を引き出すそうです。手間暇かけることに余念がない義実さんを見ているとお米の安全性や質への強いこだわりが伺い知れました。
一休みしていると、もう4時半。そろそろ別れを惜しむ時間かなぁ、と感傷的になった私が甘かった。「あっ!」と義実さんの声。。。最後の仕事を思いついた声でした…。最後はなんと30キロの米袋の移動!!トラックから指定の場所まではほんの数メートル。それでも ぜぇぜぇ言いながら運んでいたのに、なぜだか途中からみんなおかしくなって笑いながら米袋を運んだのでした。あれはなんだったのでしょう?
 
これが最後の試練。みんなで力を合わせて運びました!
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「秋田百笑村」というもう一つの名をもつ義実さん。ここでの体験は確かにハードでしたが、いつでもどこでも笑いが絶えませんでした。それこそが義実さんのモットー。「農作業の大変さとチームワークの楽しさがたったの一日で分かった」と参加者の田口さんがお話してくれましたが、私も同感です。流した汗はとても清々しいものでした。弱音を吐きそうな場面はありましたが、ぜひぜひまた行きたいです☆あ、あと、これから義実さんの所に体験に行きたいという方!ぜひ「米粉パン」をリクエストしてください。義実さんの腕が鳴りますよ☆ 
→気にならない人はいない!?佐々木家の眉毛犬「りんちゃん」
☆協議会・会員様情報☆彡
「秋田百笑村」 佐々木義実
住所:大仙市大沢郷百笑村一番地 (大仙市大沢郷字椒沢130)
?・FAX:0187-78-1994 
※チェック!義実さんが作ったお米はこちらからもお買い求めいただけます♪→
百笑村のお米                                                                                                                  
                                             以上 県南・けこさんでした。

| 2009年10月18日23:18 | 県南情報 | Trackbacks (0)

農家民宿 重松の家~その2~

 本日は、念願だったきりたんぽ作りのお手伝いのためにお伺いした筈が、しっかり昼ごはんまで御馳走になりました。
 しかも稲荷寿司のごはん詰め、巻き寿司作り、なた漬けの袋詰め…と、思ったよりも盛り沢山な内容となりました(笑)。
 貴重な体験、というよりは普段の食事のお手伝い?という感じ。
 私達秋田の人間にとっては普段の生活の一部を切り取ったような内容でした。そのおかげで、特に苦労もせず、和気藹藹、皆で楽しくお話をしながらの作業となりました(おしゃべりをしながらでも、手は止まりませんでしたよ!)
   ☆…::。。・;゜゜゜;・。。::…☆…::。。・;゜゜゜;・。。::…☆


 昼食は、これまた全て手作りの、竈(かまど)で炊いたごはん、川ガニの味噌汁になすがっこ、ほうれん草のおひたしに新鮮なトマトとサンチュなど。特に、ぬか漬け後に炭火で焼いたさんまは、これまでに食べたことのない香ばしい味わいで、やみつきになりそうでした。
 我が秋田花まるっグリーン・ツーリズム推進協議会の公式ページでも言っておりますが、「是非“心”を休めに来てください。」という佐藤さんご夫妻のあったかい心がしみ渡る一日となりました。
                 以上、県央担当よどぎみでした。
   ☆…::。。・;゜゜゜;・。。::…☆…::。。・;゜゜゜;・。。::…☆
★おまけ★
 

重松の家の庭には色とりどりの植物が咲いていましたが、中でもひときわ存在をアピールしていたのが目にも鮮やかな菊の花。雨あがりの露が、きらきらしていました。

♪花まるっ協議会・会員データ♪
 【重松の家】
  佐藤重博・祐子
  住所 秋田市上新城小又字田中13

  電話&FAX 018-870-2345
  1泊2食 6,000円
  朝食のみ 5,000円
  定員 7名(1日1組のみ)※要予約

| 2009年10月18日20:18 | 県央情報 | Trackbacks (0)

農家民宿 重松の家~その1~

   ☆人生初のきりたんぽ作り☆
                      2009.10.16 雨時々晴れ 
 行ってきました、農家民宿「重松(じゅうまつ)の家」。
 秋田市は上新城、入れども入れども道は続き、家々が連なったところを抜け「小又(おまた)」というところにその民宿はあります。 偶然近くに親友が住んでいるので地図を見ずとも迷わず行くことができましたが、初めて行く方は、「えっ、こんな奥まで行くの?」と、ちょっと焦るかも…。
   ☆…::。。・;゜゜゜;・。。::…☆…::。。・;゜゜゜;・。。::…☆
 



到着するやいなや、「ちょうどごはん、釜で炊くどごろだがら、け!(←おいで)」の言葉に誘われ、さっそく家の裏の小屋へ。 火加減を見ながら待つこと約10分。「お腹すいたべ、栗け(←食べて)」という祐子さん。美味しくいただいた蒸し焼き栗の残骸(皮)も、ポイっと竈(かまど)の中へ(笑)。



 シュー、シューという快活な音と共に、ごはんの甘い香りがしてきました。こちらで収穫された、今年一番の新米です。田んぼは刈り取り途中とのことですが、今日は生憎の雨模様。雨の日ならではの作業ができそうです。さて、できあがったごはんを持って移動?♪
   ☆…::。。・;゜゜゜;・。。::…☆…::。。・;゜゜゜;・。。::…☆
 きりたんぽって、どうやって作るんですか?と、聞く間もなく開始。皆の手さばきを見ながら覚えます。手作りなのに均一な形のきりたんぽが次々と量産され、あっという間に用意したお盆がいっぱいになりました。「置き場がないよ~、ラップ敷いて!」。



 

お次は稲荷寿司。 こちらも、ほかほかのごはんを手際よく詰めていきます。
 

そして、最後は巻き寿司。初めて作るお母さん方もいらっしゃり、ちょっと安堵する私(^^;)これ、簡単そうでなかなか、コツがいるんですよ。力が弱いとボロボロ崩れるし、かといってギュッと押しすぎるとせっかくのお米の粒が潰れてしまう。。。
 

調整が必要でしたが、慣れてくると皆さんうまいもんです。
 

両端を切ったら完成です。おいしそうでしょう。 計算したかのように、ごはんがちょうどなくなりました。さすが!
   ☆…::。。・;゜゜゜;・。。::…☆…::。。・;゜゜゜;・。。::…☆
 その2に続きます! 
 県央担当 よどぎみでした。

| 2009年10月16日18:08 | 県央情報 | Trackbacks (0)

大仙市西仙北で田舎体験 その1

09 秋田県大仙市西仙北で田舎体験
            ~稲刈り&秋の味覚~」                                   ーほのぼの編ー
去る9月19日・20日ー暑い夏に再び戻るような太陽。その一方で心地良い秋風に一息つく晴天の中、大仙市西仙北で開催された田舎体験(私は20日のみ)に参加してまいりました!



私がお世話になったのは伊藤次雄さん、ミツさんご夫妻。はじめまして、なんて挨拶もそっちのけで「まず上がれ~(^^)」とあったかく出迎えてくれました。 
前列:左から次雄さん ミツさん
後列:左から一緒に参加した
    ヒッキー みやちゃん 私
そしていざ畑に出陣!!
まずはじゃがいもの収穫から。
少し収穫の時期が遅れた~
なんてお父さんは言ってたけど、
それはそれは立派なじゃがいもが
次から次に出てくる出てくる。
一緒に体験したヒッキーとみやちゃんと「もうないな、っていう止め時がわかんないよね」なんて話をしながらひたすら掘りました。掘りながらお父さんから衝撃の発言!「じゃがいも嫌いなんだよなぁ」びっくりです(笑)でも「家の母さんはじゃがいも煮るのがうまいからそれは食えるんだよ」なんて言ってました。
☆‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

お昼ごはん。お母さんが作ってくれたカレーといものこ汁をみんなでお皿によそって「いただきます!」トマトとりんごが入ったカレーは甘くてその場にいた全員がおかわり。いものこ汁も田舎ならではでおいしかった♪
そして伊藤家の本業である枝豆『秘伝』を戴きました。見た目つやつや。実はさやからあふれんばかりに大きい。さすが!って言葉は安っぽいくらい…。塩味なくてもいけます!プロの味、ごちそうさまでした。
☆‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
午後は車で移動して枝豆の秘伝が育つ畑へ。端から端まではカメラに収まらないほどの見渡す限りの畑と枝豆の緑。「毎日、今日は実が成っているかと見にくるのが楽しみだ」というお父さん。育った食物はどれもかわいいと顔をほころばしてお話してくれました。
そんな愛情たっぷりの畑の手前には栗の木が堂々と何十本も立っていました。しばし、みんな無言になりつつひたすら栗拾い。
帰り際に栗の木から毬栗を鎌で枝ごと切ってくれて「秋らしく玄関にでも飾って」と粋なお土産をくれました。お父さんの言ったようにそのまま玄関に飾ったよ。どうもありがとう。

最後に収穫した枝豆の選別作業。実がぎっしり詰まっています。お母さんの厳しい目に妥協はありません。
☆‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
一日の体験もあっという間に終了。たった一日…。たった数時間の出会いにも関わらずたくさんの経験とぬくもりをもらいました。何度も「遊びにきてな」と言葉を繰り返してくれたお父さんとお母さん。そして最後に杖をつきながら見送りに出てくれたおばあちゃん。農業体験で食べ物を得ることの大変さを学ぶことができた以上に人のぬくもりに触れることが出来た一日でした。また遊びに行くからね。
☆‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
主催:西仙北グリーン・ツーリズム協議会(佐々木義実会長)
本体験には東京・千葉・神奈川、また県内からも多くの方が参加し、私がお世話になった伊藤さんご夫妻のほか、四農家の皆さんに受入をしていただきました。改めてお礼申し上げます。
西仙北の田舎体験 ー体力勝負の実践編ー につづく            
                     以上 県南担当・けこさんでした。

| 2009年10月16日15:52 | 県南情報 | Trackbacks (0)

あきた、たんぽ、きりたんぽ♪

秋田の秋といえば、そう、きりたんぽ。
きりたんぽといえば、そう、県北部。
「いや、うちほはだまこだ!」
「いものこだ!!」
「納豆汁だっ!!!」という方もいらっしゃるかとは思いま・す・が、
わたくし、県北担当ですので、
この際、きりたんぽを全面に押し出したいと思っております。
ということで、県を北上しながら
きりたんぽ鍋の具材がどれだけ集められるかやってみました。

■ネギ @能代 ねぎっこ村(0185-52-6200)
この時期の能代は、車で走っているだけでネギの匂いがしてきます。
ネギの最盛期は11月上旬ということですが、店頭にはネギがどっさり。

新鮮なネギの見分け方は、
青が鮮やか
白い部分が長い
青と白の境目がくっきりしていること だそうです。
11月からはネギ堀り体験も行われます。

■キノコ @大館田代 たけのこ館(0186-54-6168)
店内には、ヒラタケやムキダケなどたくさんキノコがありました。

白菜や里芋なども豊富で、鍋の材料はほぼそろってしまいます。
すべて新鮮でとってもおいしそうでした♪

■比内地鶏のお肉 @道の駅ひない とっと館(0186-50-7700)
普通の鶏肉でも構わないのですが、ここはこだわって比内地鶏にしてみようと・・・
道の駅ひないの産直施設 とっと館には、
生と冷凍の両方のお肉が豊富にとりそろっているのです。


こちらが、およそ10人前(3360円)の生肉です。生のモツやガラ付きです。
およそ半分の400gパック(1732円)もあります。
さ?て、あとは、メインのきりたんぽを残すのみ。いざ大館へ!

■きりたんぽ @大館 陽気な母さんの店
到着。たんぽくださいな♪
・・・ん?な、な、ない???完売御礼。来るのが遅すぎました。
ほぼ午前中にはなくなってしまう大人気商品。
みなさん、きりたんぽは、たとえそれが夕食の献立であったとしても、
午前中にお出かけして新鮮な具材をそろえることをお勧めします。
ぜひお出かけしてみてください。
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☆ご紹介した、道の駅ひないのレストラン「比内どり」では、
  きりたんぽセットの全国発送も行っているそうです。
  5人前6825円。ご自宅用、ご贈答用にぜひ。
  (0186-55-2200)

                               県北担当 やっつ 

| 2009年10月16日15:19 | 県北情報 | Trackbacks (0)

マタギのふるさとを歩く その2「根子マタギ」

北秋田市阿仁根子集落のほぼ中心部に根子公民館があります。
玄関を入ると、大きなガラス張りの展示スペースに、
カモシカの毛でできた防寒着や錆びた鉄砲、
木のつるで編んだ袋などが所狭しと陳列されています。
根子マタギのシカリだった佐藤富松さんが実際に使った
マタギ道具と装束の数々です。
息子である富久栄さん(82)は、
今は亡き父・富松さんを「おとなしい人であったけれども、
マタギのことや地域のことの掟なんかはとても厳しい人であった。」と話します。
その顔には、父に対する尊敬と誇りがあふれていました。
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富久栄さんは、根子唯一の現役のシカリです。
シカリとは、マタギ言葉で長・リーダーのこと。


モニターツアーの中盤、富久栄さんがマタギ語りを聞かせてくれました。
その話し方はとても穏やかで、
しかし、長年シカリを務めてきたことを感じさせる独特の説得力を含んでいました。
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■1日に4頭!自身最高記録
富久栄さんは、22歳の時に父の跡を継ぎシカリになりました。
自分で1から計画を立て、セコ(獲物を追う人)たちに指示を出し、
無事に狩りが成功した時が一番達成感を感じるのだそうです。
ある時、4人の仲間を連れて山へ入りました。
一頭を追い込み、鉄砲で狙います。
しかし、その弾はクマをしとめることはできず逃がしてしまいました。
手柄なく村へ引き返す富久栄さんたち。
「どうしようか迷いましたけれど、あいつ(クマ)も傷を負っているから、
そう遠くへは逃げられないでしょう。明日もう一度挑戦しよう、ということにしたのです。」
と当時を振り返ります。
次の日猟場へ出かけると、昨日の獲物は難なく仕留めることができました。
その帰り道です。
小熊2頭を連れた親子のクマを仲間が見つけました。
一瞬追うかどうか迷いが頭をよぎります。
しかし、「よし、やってやろう、と。」
マタギとしての血が騒いだ瞬間でした。
一日に4頭。富久栄さんが今までで一番多く狩りをした思い出の日です。
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■マタギとして生きるということ
代々マタギを継承する家系とはいえ、今は昔。
極寒の中獲物を追うこの「マタギ」という仕事を、
イヤだと感じたことはないのかな、と不思議に思い、
失礼を承知で思い切って聞いてみました。
すると、「嫌になったことはないですよ、そういうものだと思ってきたから。」

「山に入ると、30分が10分や15分に感じるくらい集中するんですよ。
寒いとやっぱり大変なんだけれども、クマを追っている時は
打つのが楽しみだから、寒さも忘れてしまいます。」と
マタギの楽しさを頬を緩めながら語ってくれました。
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■マタギ発祥の地
狩りの時期、長く家を空けて猟に出るマタギを、旅マタギといいます。
根子マタギの人たちにはその旅マタギが多く、
遠くは長野や新潟などの山へも出かけていました。
人々は、その土地の人々と交流を深め、米や味噌をもらうかわりに、
クマ肉や胆などを分け合っていたそうです。
そうした中で、マタギの技術もまた伝えられていきました。
中には、地元の女性と結婚する人もいて、
マタギの文化は徐々にその土地にも根付いていったのです。
そうやって伝えられた各地の人たちが根子マタギを
「本家」と呼んで慕ったため、根子は「マタギ発祥の地」と呼ばれています。
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■マタギの知識は人を助ける
最後に、富久栄さんにとってマタギとは?
「趣味もようなものだけれど、場合によっては人助けになることもある。」
以前、蔵王(宮城)で人が遭難した時、地元の警察から連絡がきたことがあったそうです。
地元の人以上に根子マタギが山を熟知していることを、地元の人たちも知っているのです。
「マタギで生計を立てていた時代ではもうないけれど、
歴史あるものだから残していきたいと思いますよ。」と
少しはにかみながらお話してくれたその顔が印象的でした。
                                   県北担当 やっつ

| 2009年10月16日01:03 | 県北情報 | Trackbacks (0)

そばきり長助 3年越しの夢ー

 そばきり長助  
  「
ピンクの花に込めた思い

みなさん、このかわいらしいピンクに染まった花を見てください。これが何のお花かご存知ですか??


正解は「赤そば」のお花です。(高嶺ルビーとも言われるそうです)
9月下旬、このピンクの花が見頃を迎えたときに、角館武家屋敷通りのすぐ側に店を構える「そばきり長助」のご主人・鈴木秀夫さんにお話を伺ってきました。
赤そばは遠くヒマラヤの地が原産地で、そのそばの実を長野県で品種改良したものをご主人は栽培しています。「自分で栽培した粉で赤そばを作りたい!」というご主人。3年間、そのゆるぎない思いをもち続け、今年 念願かなって栽培に取り組み始めることができたそうです。

小雨の降る中、美しく染まったピンクの花を眺めながら「いつか赤そばを仙北市の特産にしたい」とお話してくれました。
そば畑まで自宅から20~30分かかるそうですが、時間を見つけては畑を見に朝に来たり、夕方に来たり…気になって気になって通ってしまうそうです。「子供を育てるのに似てる」とご主人。こだわりの職人の顔と農家の顔を両方兼ねたご主人の表情に赤そばの成功を願わずには居られなくなりました。
この赤そば。花畑を見る楽しみ方と、食す楽しみ方の2通りあると言われているそうです。なるほど、立ち止まって観賞する人もいるほどの見ごたえある花。 そして、そばきり長助では11月中旬から赤そばがお店にお目見えするそうです。11月に今度はお店でご主人と再会です♪
花まるっ協議会・会員情報☆彡
角館地そば「そばきり長助」  住所:秋田県仙北市角館町小人町28-5
                   TEL:0187-55-1722
                   営業時間 11時~15時/18時~20時
                   定休日  毎週火曜日(夜:月、火)
      
以上、県南・けこさんでした。

| 2009年10月13日21:29 | 県南情報 | Trackbacks (0)

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